【50.バイエルを弾こう♪】原書番号2番第5変奏〜第8変奏
今回の記事で取り扱いますのは、左手(片手のみ)の練習です。テーマから第5変奏までの曲は左手が3番、2番、1番の指だけを使用して演奏できる曲の練習となっております。そして次に第6変奏から第8変奏では左手のみですが、5本の指を使用して演奏する曲になっております。同じ音なのに使用する指が違うということが起こります。小さなお子様が初めの頃に、或いは大人の方であっても、ピアノ初心者の方などで、「1番と書いてあるからドだよね」「5番と書いてあるからソだよね」(右手のドレミファソの練習の時の話です)という言い方をされる方がおられます。この考え方はある一定程度の期間ならば条件付きで正しいということができますが、この考え方を永遠に続けていくことはできません。
以前に【ポジションという考え方】という記事を投稿しておりますが、例えば右手のドの音を1番で弾き始めるポジションがCポジションですよというようなお話をいたしました。これは1番をドの位置に置いて順番に2番、3番、4番、5番と弾いていけばドレミファソになるというものです。しかしこれを少しずらして1番をソの位置に置いてみるとどうなるでしょうか?1番の音はソですが、2番、3番、4番、5番の音はそれぞれラシドレになります。
図にしてみました。初級以上の方であれば、問題なく理解できると思いますが、初心者の方にとって1番=ドではないということは少し衝撃かもしれません。
(少し大袈裟でしたね😅)
その場所では、ドの音を1番で弾く
この考え方が正解なのではないかと思います。「楽譜上のたまたまそこに書かれてある音符をたまたまその指で演奏する」という具合に考えていただけると「1番だからド」という発想にはならないと思います。
右手の場合1番=ド、5番=ソ
という方程式が成立してしまっては、指遣いが変わってきた時に(ポジションが変化した時に)柔軟な対応ができなくなってしまいます。もちろん練習曲がどんどん進んできますとそんなことは当然でしょというくらい当たり前のこととして捉えられると思いますが、初心者のうちに十分に注意しておきましょう。
バイエル原書番号2番 第5変奏〜第8変奏の動画
🎹2番第5変奏(19:55)
🎹2番第6変奏(18:14)
🎹2番第7変奏(15:36)
🎹2番第8変奏(19:57)
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※ 次回の【バイエルを弾こう】のシリーズでは原書番号3番〜7番までを投稿の予定です。
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