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大人になってピアノを再開!久しぶりでも実りあるピアノライフにするには?

大人になってピアノを再開することは可能!

子どものとき、かなり早い段階でピアノを投げ出してしまったひとでも、大人の今取り組めば、意外にスムーズに学べることに驚くかもしれません。

大人のほうが学習計画をしっかり立て、適切な環境をそろえて、教本やネット上の助けもしっかり得ることができるため、これが子どものときの吸収力どころでない大きなメリットとなることが多いためです。

何となく感覚で次の曲へ、次の曲へと進んでしまう子どもの時より、きちんと楽譜を読み込み、曲の背景を知った上で弾くこともできます。より正面からピアノ曲に向かい合って楽しむことができ、同じ時間ピアノを弾いていても、昔よりもずっと味わいのあるピアノライフを実感できることが多いです。

大人からピアノをやり直す上で大変なこと

大人になってピアノを再開すると、子どもよりは記憶力の面で衰えており、暗譜に苦労するような場面も多いかもしれません。また、全くやったことのないテクニックには想像以上に修得に時間がかかったり、手を痛めやすかったりすることもあります。

また、すぐ他人の演奏を聴いてしまう大人は、理想形との差で悩むことも多いかもしれません。

適切なピアノ選びと教材設定をしないと、半年後には思ったのと違ったな・・とすぐ撤収することになってしまいかねません。せっかくピアノに再度興味がほんのりと戻ってきたのですから、いまの自分の気持ちをだいじに、焦らず自分にあったやり方を見つけてスタートしましょう。

大人の今だから、楽しみながらしっかり上達できる教材を使おう

ピアノを再開するならと、ちょっとホコリ臭いハノンやツェルニーを引っ張り出してこようとしたあなた、少しお待ちください。

ある程度経験のあるひと向けに、しっかり指の調子を戻しながら、生き生きしたフレーズも楽しめるような教本がいくつかあるんです。

ジャズハノンは、ハノンのフレーズをもとに、全部転調したり装飾を付けたり、きらきらしたジャジーなフレーズとして楽しめるようにした曲集です。

全部通して、バーで弾いても、誰もあのつまらなくてとにかく辛いハノンだとは気づきません。

ツェルニーより音楽性が高くて、よりロマン派寄りの練習曲として海外で人気の、クラーマー練習曲集なんかも、いかがでしょうか?

今からピアノを再開するなら、「単に手を動かしたいわけじゃなくて、興味をもった曲をさらっと弾けるようになりたいんだ」という方もいるでしょう。
このような耳コピ、即興の夢をかなえるには、上記の本がベストです。即実践できる、耳コピできるひとが裏側で考えているコツが覗ける斬新な教本です。

独学しながら、プロにも自分の演奏を聴いてもらおう

ある程度以上、昔ピアノをきちんとやったことのある方にとっては、いまさら先生につきっきりで曲を教えてもらう必要があまり無いことはよくお分かりでしょう。

ここからは、あなた自身がより理想的で楽しい演奏を実現するための、音楽生活のサポーターとなってくれるコーチやコミュニティがあれば十分なのです。

トップクラスのピアニストがコーチになって演奏へのアドバイスや感想、応援を送ってくれる「フォニム」は、2020年に出てきた矢先、すでに会員数日本最大のオンライン音楽レッスンサービスとなっています。

近所の教室の1/3、月額たった4,000円台で、あなたの演奏にパリ音大のピアニスト達から日々メッセージが贈られます。

音楽仲間を得るには、ぜひYouTubeやTwitterに練習の様子をアップすることも習慣にしましょう。

Brandon Hawksleyは、オンラインレッスンと電子ピアノでの練習の過程を1年間毎日2時間動画に記録し続けました。
最終日に総まとめとして出した動画は700万再生を超え、劇的な成長をたたえるコメントであふれています。