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大人のLD(学習障害)をテーマにした取り組み「おとなLDラボ」とは

「ひとりひとりが過ごしやすい社会をともにつくる」をミッションに活動するLedesone(レデソン)は18歳以上のLD(学習障害)当事者の困りごとを起点とした課題解決を目指す取り組みとして「大人のLDプロジェクト」を2024年5月に開始して、現在は「おとなLDラボ」という名称で活動をしています。

この記事では「おとなLDラボ」の設立背景や取り組みについてご紹介します。

「大人のLD(学習障害)」に関する課題と設立背景

LDは、特に読み書きや計算といった学習における困難さが特徴的な発達障害の一つです。

「読字障害(読みづらい)」「書字障害(手書きがしづらい)」「算数障害(数の概念が理解しづらい)」のイメージ画像
LD(学習障害)の3つの特徴

これまで、LDに関する取り組みは主に子供を対象としたものが中心でした。しかし、18歳以上の大人のLD当事者も日常生活や仕事において学習面で多くの困難に直面しています。それにもかかわらず、大人のLDに関する情報や支援は限られており、当事者が集い、情報交換などを行うコミュニティもほとんど存在しません。

なぜ「大人」にフォーカスしているのか?①見過ごされることが多い②当事者コミュニティの欠如③職場や日常生活等での環境整備

Ledesoneでは、代表のTenをはじめとして、社内外にLD当事者がいます。Ten自身もLD(主に書字障害)当事者であり、これまで講演やインタビューを通じて、自身の経験を共有してきました。そうした活動を通して、大人のLDに関する認知を広めていくため「おとなLDラボ」を立ち上げました。

これまでの取り組み事例

総務省の調査事業にLD当事者として参加

大人のLDを知ってもらうためのイベント開催

LD当事者を交えた企業研修の企画・実施

おとなLDラボの今後の取り組み

LD(学習障害)をはじめとする「読み」、「書き」、「数字理解」に関する情報収集や発信、企業・自治体との取り組みを通じて困りごとの解決につながる環境づくりを目指していきます。

又、LD当事者や似た特性を持つ人たちが、経験を共有し、助け合うためのコミュニティ作りにも取り組んでいきます。

LD(学習障害)をはじめとする「読み」、「書き」、「数字理解」に関する困りごとを起点とした課題解決を目指す取り組み「LDに関する情報収集と情報発信」「企業や自治体等と連携した取り組み」「18歳以上のLD当事者のコミュニティ・繋がり」

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