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第25話シリーズ艶熟の理 「音のない記号」に宿る艶熟の理
熟女の魅力をお伝えする「艶熟の理」(えんじゅくのことわり)シリーズ。
今はなき熟女店の先駆け【熟癒】の「@店番」ブログアーカイブから厳選してご紹介したいと思います。
こんにちは。
熟女の襟足に垂れ下がった、切り忘れの値札を誰よりも優しい目で見つめる@店番です。
さっそく参ります。
たとえば寒〜い冬のある日、2人の女性とデートをしたとします。
一方はギャル。
そして、もう一方は我らが熟女。
灰色の空から冬の木枯らし。
風に舞う落ち葉が木枯らしの存在を視覚化してくれる。
それにしても寒い、、、
コートの襟を立てながら楽しむ冬のデート。
その夜、デートの余韻も冷めやらぬまま机に向かいます。
@店番には大切な仕事があるのです。
白衣に着替えると仕事モードの厳しい男の顔に変わります。
ギャル58回
熟女 58回
奇しくも同数でした。
いったい何を集計したか気になることでありましょう。
実を申しますと、デート相手のギャルと熟女が
「寒い」
と言った回数を集計していたのでした。
真冬のデートですから、無意識に「寒い」という言葉が口から出でしまうものです。
その回数を漏らすことなく正確に記録していたのです。
そしてさらに解析は高度で科学的なものへと進んでまいります。
ここで、店番がMITマサチューセッツ工科大学と共同開発した技術により会話と感情を文字化しました。
ギャル「寒い」 58回
熟女 「寒い」 28回に加えて「寒い?」 30回 合計58回
実に興味深い解析結果が科学的に導き出されました。
お気付きでしょうか。
なんと、熟女の「寒い」という言葉の半数以上にはハテナマークが付いていたのです!
つまり
「寒い」
ではなくて
「寒い?」
だったのです!
自分の状態や気持ちのみを主張していたギャルとは対照的に、熟女はなんと私を気遣ってくれていたのです!
自分だって28回寒いと言ってしまうほど辛い状態なのに、何と2回多い30回も@店番の心配をしてくれていたのです。
この音声では拾えないハテナマークという記号に「艶熟の理」は宿っていたのです。
これは「寒い」に限ったことではないのです。
デート中の様々な言葉にハテナマークが隠れているのです。「おいしい?」「楽しい?」…
そして、夜になると「きも◯い…?」
イケマセン!
泣きそうです。
自分が辛いと思ったからこそ、一緒にいる相手も辛いのではないか?
もし、辛いなら何かできることはないか?
なんという慈悲深さ!
年齢を重ねた女性に宿る本能的な愛はデートを終えても店番の心を温め続けているのでした。
しかし、感傷に浸っている暇はありませぬ。店番は今夜も「艶熟の理」を探しに街へ出かけます。
最後までお付き合いいただき本当にありがとうございました。