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「彩食兼備」| 今日のラーメン #1

※このシリーズはオトンの趣味であるラーメン屋開拓の記録を残していくものです。温かい目でお付き合いください。


「才色兼備」という言葉をご存じだろうか?


優れた才能と美しい容姿をもつという意味で、主に女性に向けてもっぱらポジティブに用いられることばである。1人例を挙げるとするとパリ五輪柔道で金メダルを獲得された角田夏実選手がそうだろう。最近は肌やヘルスケアの技術が向上したのか、はたまた遺伝子レベルでの厳選が進んだのか、街行く人々や職場を見渡しても才色兼備な方は多い。

話がそれてしまった。上述した「才色兼備」ということば、食べ物に当てはめてみるとどうだろうか。見た目のりもさることながら、すと味もおいしい。まさに食事として理想形だろう。この記事ではよりごはん色を強めるため、あえて「彩食兼備」という表現をさせていただく。

早速だが、そんな「彩食兼備」なラーメンを紹介させてほしい。

せいめん 未さく 「ざる中華2」 

麺は自家製麺、つけだれ、トッピングすべて素材からこだわった芸術作品のようなざる中華。
麺は期間によって異なっていたようで、オトンが食したのは第4弾の麺。
麺 (2種盛り)
・愛知県西尾市産きぬあかり(黄色いほう)
・北海道産はるゆたか・春よ恋(茶色いほう)

つけだれ
・いりこ醤油(伊吹いりこ×愛知県産たまり醤油) 
・麦みそ山椒カレー(宇和島麦みそ×飛騨山椒×カレースパイス)

トッピング
鶏チャー(名古屋コーチンむね肉)、チャーシュー(田原ポーク肩ロース)
夏野菜(ミニトマト、ズッキーニ)、玉ねぎ、すだち、塩

価格
¥1,500(大盛+¥200)

下手な写真だが見てほしい、この美しさを。ざるに鎮座する麺は涼やかさを醸し出すとともに光り輝いている。そしてトッピングとともに、華やかな色合いを醸し出している。脇を固めるは2種のつけだれ。王道を行く醤油の黒と独創性あふれるカレーの黄色。見ているだけで食欲をそそってくる。味変のすだちと塩もいい味を出している。この1枚からさまざまなを感じられる。

いざ実。まずは黄色のきぬあかりをいりこ醤油に絡めて。美味い。平打ちの麺はのどごしがよく、品種の名前の通り絹のようにするりと入る。また、いりこ醤油はいりこの風味がしっかりと効いており、どっしりとした唸るような重厚感を感じる。

はるゆたか/春よ恋×カレーだれはどうだろうか。これも美味い。こちらは歯ごたえがしっかりとしており、ざる麺特有の締まった感じを堪能できる。また、つけだれもカレー○○あるあるのカレーの主張が強すぎることもなく、きちんと麦みその甘味や飛騨山椒の香り高さを感じられる。

次はタッグを組みかえてみる。きぬあかり×カレーの黄色連合。すごい、ハズレがない。こういう組み合わせる系統のメニューは1個イマイチな組み合わせが存在するのが往々にしてあるのだが、これまた美味。きぬあかりの甘味とカレーだれの甘味が相乗効果を生み出す。

はるゆたか/春よ恋×いりこ醤油。本日の優勝。はるゆたか/春よ恋の道産子タッグの麺のコシに、どっしりとしたいりこ醤油が合わさることにより、噛むたびに小麦といりこのうまみを堪能できる。最優秀タッグをあげたい。
複雑さはなく良い意味でまっすぐに唸らせてくるのは反則だ。さながら球児の火の玉ストレートである。

総括

目で楽しめる彩りに加え、食すことで味覚も満足させられる。まさに

「彩食兼備」。


お店の情報

せいめん 未さく (インスタ)
〒484-0083
愛知県犬山市犬山東古券312-2
営業時間:10:30~15:00(L.O.14:30)
※下記URLでの予約または当日の記帳での受付制。

※車の場合は周辺コインパーキング利用のこと。協賛はなし。

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