新卒2年目社会不適合者のつぶやき | #仕事での気づき

今回、#仕事での気づきというタグを見つけたため、仕事をテーマで書いてみようと思う。はじめにおことわりしておくが、僕はキラキラしたポジティブな話やフレッシュで活力に満ちあふれた「若手らしい」話はできない。いつ抜け出せるかわからない泥沼の中をもがき続けている。
周囲に話す相手もいないので、このNoteを通じて哀しき自分の姿を見ていただければと思う。

僕は今新卒で某大手メーカーに入社し働いている。決して自分の実力で入ったものではなく、たまたま今の会社の商材に興味があり、それが面接官によく映っただけの話である。

入社してからも(僕としては)波乱だと思う。初手の集団研修で浮いて貴重な同期のつながりを獲得できず、配属して数か月で所属するグループが消えて拠点移動を含む転勤。転勤先でもアンバランスな男女比(男性が自分以外に1or2人しかいない)とコロコロ変わるOJT(1年半で7人)に苦戦し、産業医とも面談し精神科に通うことになり、抗うつ剤を飲むことになった。完全に病人である。

ここまで来ても休職しないのは、個人的に「休職したら終わる」と感じているからだ。自分は劣等感の塊のような人間だ。休職してしまうと周囲の人間に差をつけられてしまう。正直同じ部の同期や1年下の後輩にはもうすでに大差をつけられている実感はあるが、休職してしまうとそれが決定づいてしまう。それが恐怖だから、負け戦の癖に病人になっても抗い続けているのだ。一般論としては「休め」となるのだが、休むと二度と帰ってこられない感覚がする。

そして、家庭の事情がある。僕にとって両親は敵でしかない。実は大学時代にも精神的に不安定になった時期があったのだが、両親に相談して「この人たちには自分の意見を言っても無駄だったな」と感じている。結果として今の会社に入っているのは親の助言(というか指示)もあってだが、そこに情というか温かみは一切感じられなかった。本当は休みたかったのだが、どうしても休ませてくれなかった。結果は良かったかもしれないが正直これがきっかけで親と距離を取ろうと決断した側面もある。つまり、親バレは絶対に避けなければならないのだ(●活女子かよ)。

会社員として働き始めて1年半が経とうとしているが、改めて、「自分は会社、というか社会に向いてないんだな」と気づいた。集団生活が苦手でコミュニケーションに難があり、報連相が適切に実施できない。これでは会社員として失格だ。
会社員として向いていないというのはメシに行ったときに直属の上司からもお墨付きをもらっている。「手に職系の方がいいんじゃない?」とは上司の談だ。

ただ、その先が決まっていない。「普通のサラリーマン」を目指すのか、「普通のサラリーマン」から外れていくのか。どっちにしても自分にとっては苦痛を伴う道だと感じている。

普通のサラリーマンを目指すにはコミュニケーションの改善、マルチタスクなどの改善が必要だ。ただ、23年間の蓄積を修正していくには多大な時間とコストがかかるし、おのずと「苦手なこと」に立ち向かう格好となる。苦手なことが得意なこと、あるいはどちらでもないことに必ずしも進化するとは限らないし、逆にもっと苦手なことに化ける可能性もある。そして、マイナスをプラスに逆転してももともと得意な人に追いつく可能性は極めて低い。

一方、得意なことをとことん尖らせて普通のサラリーマンから外れていくにしても、そもそも得意なことが分からない。自分にできることはやろうとしないだけで大体他人にもできると思っている。今自分が持ち合わせているのは吹けば飛ぶような実力と醜いばかりの精神がゆがんだ心と脂肪がついた身体。今の自分にできることは無いに等しい。

誰もいない自由な場所に行きたいと願いながら、今日もオフィスのデスクに座り何もできない無力さと焦燥感に駆られている。一生つきまとわれるのだろうか。後輩や同期たちが先輩に重用されているのが見え、談笑する声が聞こえる。そんな中独り座って作業を続ける。逃げたい。でも逃げたら終わる。周囲を見渡しても自分だけできることが一向に増えない。上司からはやんわり「自分が期待している業務量を下回っている」みたいなことも言われてしまった。実力不足なのは明白だ。実力のない自分に、居場所などないのだ。


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