40秒で支度しな!支度ができるとチャンスを掴む?【ミニマリスト】
お出掛けの時、あなたはどれくらいの時間で出発できるようになりますか?
40秒で支度はできますか?
このセリフは天空の城ラピュタの登場人物であるドーラのお馴染みのセリフですよね。
それくらい急を要している、早くししな!という意味で使われていました。
パズーはリュックを背負ってあっという間の乗船。
40秒もかかったかしら?と思うほど鮮やかに出発して物語は進んでいきました。
現実ではここまで鮮やかに出発できる方は少ないのではないでしょうか?
そんな私もあれはアニメの中だから出来るんだろうなとぼんやり考えていた1人です。
過去の私が40秒で支度しな!なんて言われても実際出発できるようになるまで1時間くらいはかかっていたと思います。だって…
まだ朝ご飯の片付けが終わってない。
まだ子どもたちの準備も終わっていない。
まだお家の片付けが終わっていない。
まだお洗濯物は畳まずに干したまま。
まだパジャマから着替えることも、歯を磨くことも、もちろんメイクだって終わっていません。
パズーなんて心の隅っこの自分でも忘れてしまうくらいの場所に追いやって、これじゃあ何時に出発できるか分からないよ〜!と焦り嘆いていました。
パズーのように出来るだけ鮮やかに軽やかにお出掛けしたい。
でもそんなの無理だよと否定して悲しく虚しい想いに浸っていました。
過去そんな状態だった私が、最近両親にこう誘われました。
「美味しい海鮮丼を食べに行かないかい?」
そこはお昼前には満席になる有名店。
住んでいる場所からは車で2時間近くかかるので出来るだけ早く出発したい。
行きたいなら準備出来次第家に来てほしいと言われました。
実家とわが家は目と鼻の先より少し離れたくらいなので移動には時間がかかりません。
幼稚園組を見送った私は早速家に戻って準備をしました。
以前は何をやったらいいの?
えーと、あれしてころして…あれを準備をして…でも時間がないから全部放り出して…いややっぱりやめておこうかな…なんて思っていたかもしれません。
でも今の私はお家はすでに片付いた状態。
バッグに必要な物だけを詰めて。
最後にもう一度全体を確認して、戸締まりをしてお家を出ることが出来ました。
流石に40秒は難しかったですが、3分とかからず出発出来るようになったのです。
以前はそんなことが出来なかったのに、どうして出来るのようになったの?
そう思う方も多いのではないでしょうか。
私自身もなんでだろう?と思ったので、ここで私の朝のルーティンについて少し振り返って考えてみたいと思います。
私の起床時間は5時30分です。
朝起きてお釜のご飯を火にかけキッチンの窓を開けます。
大きな鍋にお水を入れて火にかけます。
朝はパンとおかずとミロと果物の場合が多いです。
日によってご飯だったり、おかずの増減があります。
家族分の水筒を準備します。私の水筒もここで準備します。
お湯が沸くので保温ポットに移し替えたり、紅茶を作ったりしています。
お弁当は作り置き・冷食・卵焼きなど、その時の冷蔵庫と相談しながら作っています。
早く作り終わった時は洗濯物を静かに畳んでいます。
これらの準備を進めていると6時10分のアラームと共に家族が起きてきます。
末っ子はまだお手伝いが必要です。夫さんがいる時はお願いしていますが出張で不在のは私が全て担当します。
着替えをしたり、準備されている物をそれぞれの鞄にしまったりしています。
6時20分頃に家族みんなで朝ご飯です。
この時間までに朝ご飯・お弁当に水筒・それぞれの着替えが終わっています。
30分ほど家族で談笑しながら朝ご飯を食べます。
私も紅茶をゆっくりと飲む時間を確保するようにしています。
朝ご飯が終わると家族は身支度を整えます。
わが家では身支度が終わってから遊ぶというルールがあり、子どもたちはまず身支度を整えることが習慣化しています。
その間に私は子どもたちの内服介助・テーブルの片付け・食器洗い・テーブル下の掃除機かけ(パン屑がいっぱい)・ゴミをまとめる・上2人の髪を整える、などの家事を行なっています。
夫さんは7時頃に出勤するのでゴミ出しをお願いします。
洗面所が空いてから自分の身だしなみを整えます。
残っている洗濯物を畳む・階段と2階の掃除機をかける・お布団を整える・子どもたちの出発前の準備を手伝う、をやっているうちに幼稚園組が出発の時間になります。
長女に戸締りをお願いして7時50分頃に幼稚園組と一緒に家を出ます。
もちろん家族の体調によってはうまくいかない時もあります。
夜間眠れていない・朝機嫌が悪い・鼻血が出た・トイレに失敗した・これ食べたくない・お着替えしない・子どもの喧嘩、などなど…
ですがこの日々のルーティーンがある程度決まっていることによって動きに迷いがなくなっているのは確かだと思います。
色々はあっても子どもたちがもっと小さかった時に比べると自分のことは自分でできるようになったこともとても大きいです。
何より、物が少なく動きの妨げになっていないことが時間の短縮に繋がっているのではないかと考えました。
さて実家へと辿り着いた私は父の運転する車に乗り込み颯爽と出発して車で約2時間。
お目当てのお店へと無事に辿り着き、新鮮で大ぶりな海鮮にありつけたのでした。
本当に美味しかったな〜。
ここまで変われたのはやはり物を厳選したことが大きかったと思っています。
たくさんないので迷わないし悩まない。
この時間がいかに大きかったのかをひしひしと感じます。
身軽になることでこんなにたくさんのメリットを感じました。
今回のように美味しい海鮮をいただけたり。
行きたかった場所に連れて行ってもらえたり。
並ばずにお昼ご飯やお買い物ができたり。
短い時間でもたくさんの楽しい時間を過ごせたり。
すぐに出掛けられるというのは本当にメリットばかりです。
40秒で支度しな!
確かにハードルは高いのかもしれません。
ですがそれくらい身軽に行動できるようになると世界はとても軽やかにぐんぐんと広がっていくのかなと感じます。
物という重りはなるべく手放して。
どうかみなさんにもこの軽やかさを手に入れてほしいなと思います。