羽衣伝説について(前編)
こんにちは「おともたび」三保松原編の制作チームメンバーの、駿河湾のぞむです。
突然ですがみなさん、羽衣伝説って知っていますか?
え?なんとなくは知っているけど、詳しくは知らない?
・・・ですよね!
そんな方も「はごろもフーズ」は知っているんじゃないでしょうか?
そう、シーチキンで有名なあの「はごろもフーズ」です。
はごろもフーズは、ここ静岡県に本社がある、静岡県が誇る大企業。
「シーチキン」のネーミングを編み出し、日本で消費されるツナ缶の実に50%以上を生産しています。
さらに、静岡にある「いなば食品」「ホテイフーズ」などもツナ缶の大手メーカーで、なんと日本で消費されるツナ缶の95%以上が静岡県、それも清水区で生産されているそうです。
すごくないですか静岡?
あなたの家にあるツナ缶、それ静岡で作ってますよ!
まだあります。ツナマヨおにぎりって、セブンでもローソンでもファミマでも、堂々の売り上げ1位、おにぎり界の不動の横ヅナなんです!
すごくないですか静岡?
先週あなたが食べたツナマヨおにぎりのツナ、それ静岡で作ってますよ!
そんな日本のツナ界をひっぱる「はごろもフーズ」、1969年に
「後藤物産缶詰株式会社」から社名変更して現在の名前になりました。
名前の由来はもちろん、ここ静岡県三保松原に伝わる「羽衣伝説」。
幸福をもたらす天女の「はごろも」が平和と繁栄のシンボルにふさわしいということで社名に採用されました。
さあ、そろそろ「羽衣伝説」に興味が湧いてきましたね?
それではいよいよ、ここ三保松原に伝わる「羽衣伝説」をお届けします!
あ、せっかくなので、三保松原の文化施設「みほしるべ」内で限定販売中の
トイレットペーパーに描かれた漫画でご覧ください。
【「みほしるべ」内で限定販売中のトイレットペーパー】
― 三保松原に伝わる「羽衣伝説」 ―
― おわり ―
いいお話ですね!
じんわりと心温まる、人間と天女の交流です。
ヒューマニズムが溢れています。
ところが・・・・・
この素晴らしいお話に、水をさす輩(やから)がいるようなのです。
調べてみると、実はこの羽衣伝説は、ここ三保松原以外にも、滋賀県長浜市、京都府京丹後市、鳥取県東伯郡ほか、日本のあちこちに、同じような話が伝わる地域が存在しているのです!
どういうこと?
私たちの羽衣伝説がパクられた?
聞けば、どの地域も古くからの伝承らしいのです。
どの地域も「羽衣伝説発祥の地」を主張して譲りません。
でも、同じ羽衣伝説があちこちに残っているって、おかしくないですか?
混乱するし、みなさんのためにも一か所にまとめたほうがいいと思うんです。
ここはやはり「はごろもフーズ」がある静岡県が、羽衣伝説の舞台ということにしましょう。
ツナ缶シェア1位ですし、もう「はごろもフーズ伝説」で良いくらいです。
静岡県民を代表して、強く主張したいと思います。
ここ三保松原だけが「羽衣伝説」の聖地であると!
でもちょっと気になります。ほかの地域の「羽衣伝説」はどんなお話なのか・・・・
どうせ大したことないお話に決まっているけれど、我々静岡の「羽衣伝説」の正しさ、素晴らしさを証明するために、詳しく調べてみました!
ということで、後編に続きます!
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