中国の「人情」
みなさん、こんにちは!大家好!
Otomo です。
本日は、中国人の人情について紹介しようと思います。みなさん、中国は人情にあふれている国だという話を聞いたことがあるでしょうか?聞いたことがある方も、聞いたことがない方も、僕のブログを読んで、僕が感じた中国人の人情が少しでも皆さんに伝われば幸いです。
食堂での人情①
この記事のサムネイル写真として使用しているもの、これは麻辣香鍋(マーラーシャングオ)という中国の四川地方を代表する鍋料理です。僕が中国に留学に来てから、食堂で一番食べている料理になります。疲れた日には、ご飯を2杯頼んで、爆食いするのが楽しみの1つとなっています。野菜の重量によって値段が決まるシステム、値段をどうすれば抑えられるのか、研究に研究を重ねた結果、重量感のある豆腐やトマトは選ばず、野菜やキノコ類ばかりを選ぶようになりました。鍋の値段が、120〜160円ほど、ご飯は茶碗1杯が10円です。この日は、140円夕食でした。
そして、この食堂が大好きな理由は、安価で健康的な食事が食べられることに加えて、もう一つ、人情溢れるおばちゃんがいることです。食堂に通い始めて3日目、おばちゃんに「我要一碗米饭🍚(ご飯を1つください)」と言ったところ、「给你🍚(あげるよ!)」と言われました。ピークタイムのスピード感ある食堂では、「どうして、無料でくれるのか?」と聞き返す時間すらなく、ありがたくいただきました。そして次の日、お礼にと、日本のお菓子を渡しに行きがてら、再び麻辣香鍋を注文し、「我要一碗米饭🍚(ご飯を1つください)」というと、いつものおばちゃんが再び、「给你🍚(あげるよ!)」と言い、ご飯を無料でくれました。日本のお菓子を渡した際に喜ぶ顔を見られたことが本当に嬉しかったです!それからというもの、ご飯担当がいつものおばちゃんの時は、無料でご飯をくれるようになりました。これが食堂的に良いのか、悪いのかは置いておいて、ご飯を無料にしてくれることはもちろん嬉しいのですが、そんなことよりもこんなにも中国語が流暢に話せない留学生に優しくしてくれることがとても嬉しいです。
食堂での人情②
先ほどとは、違う食堂でのお話になります。僕が、麻辣香鍋の次に大好きな料理が鍋包肉(ゴーボーロー)です。鍋包肉とは、中国吉林省の料理で、2度揚げした豚モモ肉を甘酸っぱいタレで絡めたものです、日本料理では、油淋鶏に近いものです。いつものように鍋包肉を注文しにいくと、「你又来了(また来たの!)」と話しかけられました。僕は、まだこのおばちゃんのことを認識しておらず、僕のことを覚えてくれていることに本当に驚きました。それからというもの、注文しに行く度に、ニコッと笑いながら、元気な声で「你好!(こんにちは!)」と話しかけてくれるのが印象的です。今では、そのおばちゃんが鍋包肉担当でない時には、おばちゃんがいるコーナーに行って、鍋包肉ではないものを注文するくらい大ファンです笑笑
食堂での人情③
食堂のおばちゃんエピソードが2つ続きましたが、3つ目は、食堂での面白い出来事になります。いつものように、麻辣香鍋を食べていると、知らない中国人のおばちゃんたちに、隣の席は空いているか聞かれ、空いているよと答えました。すると、おばちゃんたちが、「你是高中生吗?(高校生?)」「你是中国人吗?(中国人?)」と聞かれ、どちらも「不是(違うよ)」と答えました。が、中国に来てから、高校生と思われたことも中国人と思われたこともなかったので、めちゃくちゃ驚きましたし、面白かったです。そして、別れ際、おばちゃんたちが持っていた、ポケットいっぱいのみかんとナツメをいただきました笑。日本では、滅多にない経験で今になって思いだしても、本当に面白いです。
おわりに
①の人情エピソードが少し長くなってしまいましたが、以上、中国に来て1ヶ月半の僕が感じた食堂でのエピソードです。異国の地で過ごす留学生にとって、日常で感じる優しさには敏感になるのかもしれないですが、それでも中国には人情に溢れた人がたくさんいます。
中国に来て、初の作文のテーマが「中国に来る前と来た後で、中国に対しての考え方が変わった点」でした。そして僕の作文のタイトルが「中国人的热情(中国人の人情)」です!というくらい、中国人の人情が大好きです。ぜひ、皆さんも中国に来て、人情を感じて欲しいです!!!
最後まで読んでいただきありがとうございました!どうぞ、また会いましょう!
再见!