ひとつひとつ、丁寧に。最後の作業を〜街のクッキー屋が作る3年保存クッキー「おともクッキー」完成への道のり⑨〜
埼玉県北本市のクッキー屋「クル」の店主ナオです。
ここでは、街の小さなクッキー屋が長期保存可能なクッキー
「おともクッキー」を開発していくプロセスを包み隠さず記しています。
クッキーを焼く作業は前田食品さんにお願いできても、保存可能な状態にするために缶に詰めなければいけません。
完全に思考停止していた私に、前田食品さんを通してご紹介いただいた浜松の「くるみ共同作業所」さんに缶の巻締をお願いできることになりました。
それにしても、私がこんな感じでよく形にすることができたな・・・
と怖くなっています。苦笑
くるみ共同作業所さんは、障がい者の就労、自立支援を行なっている施設です。
私が伺った時も企業から依頼されたという様々な作業にあたっておられました。
私が伺った時は、缶に詰める作業を3人で、巻締の作業をひとりが担当していました。
中に詰めた重さが間違えていないか、一つ一つ計量してくれています。
とにかく作業が的確で素早くて、実は私がバスの乗り継ぎの関係などで到着が遅れ
、私の到着の前に作業が終わってしまいそうだったので待ってくれていました。笑
この時は作業の様子は見られませんでしたが、表面のパッケージを貼る作業もお願いしています。とても綺麗に仕上がっていますのでお手に取って見てみてください!
製品として完成する最後の作業を、こうやって丁寧に仕上げてもらっているのを拝見し、ほっとしたのと喜びとで胸がいっぱいになりました。
大切に繋げてきた「おともクッキー」。
前田食品さんに丁寧に作っていただき、
くるみ共同作業所さんに的確に仕上げていただいて。
世の中には、長期保存のできるクッキーはたくさんあるし、
大量生産すればもっと安く、たくさん売ることもできる。
でも、
「私はこれがいい」
と言っていただけるかたがいるような気がする。
ここまでのプロセスを見ていて、
「おともクッキー」を前田食品さん、くるみ共同作業所さんにお願いするのは決まっていたのかも?
そんなふうにも感じさせてもらいました。
「おひとつどうぞ!」と作業されている方から出来立てのポンせんべいいただきました!嬉しかった〜。
くるみ共同作業所さん、担当してくださっている高田さん、ありがとうございました!