あなたとわたし

「自分らしく」が流行り。

だが、世間に言いたいことがある。

それも一興。だけど、どれだけ変わろうとしたって変わらない部分が自分らしさなのだから、自分らしくいようとするのはほどほどにしておいた方が良さそうではないか。女になろうと奮闘して5年。私は結局成し遂げていない。例えば「お隣の山田さんがある日気づいたらお向かいの佐藤さんになってました。」少なくとも私は、そんな経験をしたことがない。変えたくたって、変わらないものは変わらないだろう。そこに目を向けても仕方がない。

さて、それはさておき、

私がどんなに異質でも、私はみんなと一緒にいたい。
貴方がどんなに異質でも、私は貴方を受け入れたい。

どれだけ変わろうとしたって、変えられない自己があって、あなたがあなたであることに、果たしてどれだけ救われ、どれだけ苦しんできたか。私はそれを知っている。

貴方を受け入れるなんてこと、なかなか簡単なことではない。だけど、うまく出来ない事実は、必ずしもやらない理由にはならない。

だから貴方を受け入れるために、貴方を受け入れられる私でいるために、私は私が変わっていくことを受け入れ続けられる自己でありたいと思う。


【2024/10/17】

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