#3 絵を描く。 一瞬、ジャイアンにハマる
凸凹発達の息子8歳。
言葉の壁が厚い彼にとって、絵を描くことは、表現ツールの1つになっています。
毎日A4コピー用紙にせっせとしたためる絵の数々。
先週1週間程、お茶の間アニメキャラクターにハマっていたので、その絵を展覧します。
You Tubeを見てゲラゲラ笑う息子。
どうやら、
「コラー!たけしぃ!!」
「ゴメンよ〜母ちゃん」
のフレーズにハマってしまった様子です。
食事中も登校中もお風呂でもトイレでもどこでも
堪えきれない笑いを漏らしながら
「ジャイアンだねぇ !笑!」
と頭の中で展開されるシーンを思い出してご機嫌です。
さてさて。
そんな事は知らぬ父。
お風呂のドアを開けた瞬間、
突然息子が言い放つ。
息子:「コラー!!たけしぃ!」
父: 「え?何?なんで??」
もちろん名前は"たけし"ではありません。
なんとも絶妙なタイミングで、感情込めて台詞調で言い放ったものだから
まるでコントのようでした。
あまりに私のツボに入ったので、これから夫の事を"たけし"と呼ぶ事にしようかな と考えてニヤニヤしながら食事の仕度をしました。
さて、夕食の時間です。
息子:「ねえねえ母ちゃん〜」
自ら母ちゃんと呼んで自分の話しをするようになったのは、つい最近の一年前位だったかなぁ。
こどもに名前(?)を呼ばれるのって、本当に嬉しい。
ようやく、少しのやり取りが叶うようになってきたもんなぁ。
なんて、染み染み嬉しさを噛みしめていた。
そして応える。
私 「なぁに?」
息子「ねえねえ母ちゃん。
えー!!すっげぇだいこんあし」
私 「…?…!?」
息子「母ちゃん、大根足だねぇ」
私 「何で大根足なの?」
息子「母ちゃん、大根足だ。好きだねえ。
大根足。」→ニコニコの笑顔。
まさかの"大根足"連呼に
夫 「(爆笑)」
私 「失礼な言葉だから他の人には
言わないよ。」
と、あくまで優しく諭しました。
どうやら、
ジャイアンが母ちゃんに向かって
「えー!すっげぇ大根足!」と言う台詞があるようです。
不快だと諭すのも、即効性はないため、
数日の間、「母ちゃん、えーすっげぇ大根足」のフレーズを聞かされ続けた私。
まぁ大根足に関して否定も肯定しませんよ…。それに、精々短いブームだろうから聞き流しますわ。
ただ、悪いことに
この時期は 大根 が旬です。
スーパーにも大根足、学校で収穫し持ち帰る野菜も大根足、当然食卓のおかずも大根足と。
もちろん、本人も「だいこんあし食べる!」となりますよね。
大根足の概念を理解させるのは難しそうです。
いや。
好ましくない言葉は極力スルーで忘れてもらうのもありかもしれません。
そして、ジャイアンが母ちゃんから大根でお尻を叩かれるシーンが最高に面白いらしく、笑いが止まりません。
息子「大根でお尻叩くよ!いいよ!やる!」
と、やる気満々で冷蔵庫から大根を出し、自分のお尻にポンポンと優しく大根を押し付けているのでした。
未完成のようですが、これ以上描く気はないようです。
あんなに大笑いしてハマっていたのに、
描いた絵は、たった1枚のコレだけです。
今回のブームの終わりは早かったなぁ。
うるさかった大根足に
ちょっぴり淋しい気分になった次第です。
ではでは。