酔いに任せて

私は酔いに任せてnoteにログインした汚い大人である

仕事を終えて街を死んだ目で歩いたら24時間営業の居酒屋を見つけてしまい光に吸い寄せられる虫のようにフラフラとそこへ入ってしまった

いつもは尻目に通り過ぎるだけなのに。

女1人23時過ぎに入店すると隣のおじちゃんがすかさず話かけてきて、俺はいつもごろごろしているから五郎だ!と自己紹介してくれた

酔っ払っいの相手は気楽だ
適当なことを言っておけばケラケラ笑ってくれる
口から出た適当なことを喋りまくったら五郎は大声で笑ってくれた

私の対人スキルは完全に風俗で培われているから、急に話しかけられても対応できてしまう

五郎は、夜遅くに飲みに来るというアウトローな一面を見せていながらも、一言喋ったらちゃんとマスクをつけてくれて、人というのは多面性を持ち合わせているのだな、と思った

五郎はいわゆるゲラで、何を言っても笑ってくれた

しかし私はこんなことがしたくて居酒屋に入ったわけではないし、終電の時間もあったのですぐにおいとました。滞在時間15分といったところであろうか。

こんなことがしたかったわけではないと言いながら、誰かとしゃべりたかったから、直帰せず、居酒屋に寄ってみたのかもしれない

少しだけ、楽しかった



おわり



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