日記
夜は3時まで寝付けず、朝は目覚ましをかけずにいたら午前11時30分頃目覚めた。ホットコーヒーを淹れ飲み干したが気分がすっきりせず、そのまま横になっているとまた眠ってしまったようで起きたら午後4時だった。この睡眠リズムはどうにかしたい。
今日は図書館に本を借りに行く用事と諸々の買い物をする必要があり、図書館の閉館時間である18時には間に合うように家を出なければならなかった。だが布団から出るのが億劫で、横になったままベッドから床に手を伸ばしニンテンドースイッチを掴んだ。そのまま暫くマリパでミニゲームをしていたが、17時15分頃ようやく観念し、服を着替えて家を出た。図書館の閉館時間には間に合った。
図書館ではトルストイの『アンナ・カレーニナ』の一巻と三島由紀夫の短編小説集を一冊、合計二冊借りた。アンナ・カレーニナに関しては、実は確実に読もうと思い先に新潮社訳の上中下巻をAmazonにて購入していたのだが、訳者には申し訳ないが死ぬほど訳が読みづらかった。口コミを見、またkindleでサンプルをダウンロードして読む限り光文社古典新訳の方が読みやすかったのでそちらを借りてきた。買った新潮訳の3巻はタオルや頭痛薬の箱やらと同じように汚い部屋の床に転がっている。売るのも面倒なので多分捨てると思う。こういう金の使い方は本当にやめたい。
その後、暫く時間があったため、駅に隣接しているショッピングフロアをうろうろしていた。図書館に行った後なのに本屋に行く。「人は話し方が9割」という本と「人は聞き方が9割」という本が並んで積まれていた。同じ著者のようだが、タイトルを決める時に双方に矛盾を感じなかったのか気になる。流石に私でさえどっちだよ、と思う。
タイトルが事実であれば、私はこの本を読まなかった場合9割は損をしそう人間ではあるのだが、矛盾したタイトルを平然と付けるレベルの著者に話し方や聞き方に関して難癖付けられるのは癪だ。なんだか滑稽だったのでとりあえず写真だけ撮ってその場を去った。写真を見て改めて気付いたのだが、1分で〜、と言った大袈裟なサブタイトルは、もしこれが健康食品や化粧品だとしたら景表法に抵触しそうなものである。本であれば許されるらしい。
本屋の悪口は無限に思いつくのでまた折に触れて書こうと思う。
次は花屋を通りかかった。チューリップとフリージアとスイートピーが並んでいるのを見ると春の訪れを感じる。都会の植物は私の育った北国よりも早く季節を知らせてくれる。久々に玄関で花でも飾ろうという気持ちになった。赤と橙に近いコーラルピンクのチューリップが気に入り3本買った。990円だった。確か小銭が大量にあったはずだと思い、百円玉10枚で精算しようとしたところ、小銭入れに入っているのは百円玉8枚と五十円玉が2枚で、990円には足りないことに、トレイに百円玉を全て並べてから気付いた。「千円札でお願いします」と言ったが死ぬほど恥ずかしかった。
どうでもいいが、春の花のうちスイートピーは絶対買わないようにしている。クソ嫌いだった高校の担任が卒業式の時に「門出」という花言葉と共にこの花を一輪ずつ生徒に押し付けてきた忌まわしい記憶が蘇るからだ。こいつが教え子の晴れ舞台であるはずの卒業式後のHRで自分の結婚報告をしたのは未だに同級生との間での語り草(勿論悪い意味で)となっている。また、花屋をよく見かける場所に住むようになってから気づいたのだが、スイートピー一輪は他の花と比べて安価だ。「門出」という花言葉だから贈ったというのは表向きの理由で、実際のところは花代をケチっただけなのではないかと最近は疑っている。
後は一人でカラオケに行った。「夜に駆ける」が難しくて全然歌えなくて悲しかった。
終わり。