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映画レビュー#015 『TENET テネット』(2020年)

劇中の台詞にも「頭で考えるな、感じろ」とあったけど、まさにそれがメッセージで、それを見た瞬間にいろいろ考えるのやめた。
シートに深く腰掛け、目の前のスクリーンで起こることをそのまま受け止めた。Don't think,Feel.もう身も心も委ねるしかないし、それが楽しい。


150分もあった?あっという間だった。
「え?どういうこと?」って途中で考えると振り落とされそうなので、あまり考えすぎず、感じるままに。

もう1〜2回ぐらい観たい。
時間の進み方。順行と逆行。何が起きているんだか全くわからない、とまでは言わないけど、やはりよくわからない。半分も理解できていないかもしれない(パンフレットが充実しているのでオススメ)。
でも、面白かったなー!IMAXスクリーンの迫力ある映像と音響に痺れ、どうやって撮影したんだかわからない、内容もどうなっているのかよくわからない、映画そのものに圧倒される感じ。終わってから笑っちゃったし、ちょっと疲れた。

キャット役のエリザベス・デビッキが美しく。途中からストーリーを追うよりエリザベス・デビッキを見ていたかもしれない。
背が高い、顔小さい、おしゃれ。素敵すぎ。


みんなが当たり前だと思っていること、目の前で起きていることが絶対ではない、ということなのかしら。
TENET=主義・信条・教義は不安定な存在で、それにより歴史も改竄できたり未来も変わったりする、ということなのかしら。


今まで見たことがないようなカーアクションも最高だったし、ボーイング747爆破するのも最高だったな。
トラヴィス・スコットの曲もかっこよかった。サントラもいいですよ。歩きながら聴いてるとなんかゾクゾクする。


この時間の流れ、順行と逆行ってなんだっけなぁって思った時「あぁ『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』みたいなこと?」ってちょっと思ったのは内緒なのだ。

鑑賞日2020年9月19日(劇場)

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