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ドライフラワーみたいな恋をした。
ちょっと振り返ってみたりもしてみようか。
題名は、「ドライフラワーみたいな恋をした。」とかにする?
怒られちゃうかな。
付き合いだしたのは2年前の9月。
幼なじみだった彼と3年ぶり位にあった。
同じくらいだった身長が伸びていて、私より10センチくらい高くなっていた。高いって感じは付き合っててもそんなにしなかったけど。
「俺にしとけよ。俺じゃダメ?、俺でいいならこっちのほっぺにキスしてよ。」
キザだなぁと思った。「なにそれ、ドラマでしかみたことないや、まぁ、そんなのは小学生のころから変わらないし。」と思って、彼の好意はなんとなく小学生のころから長い間感じていたから、付き合うことにした。19歳、秋。幼馴染の彼氏ができた。まさか、あの日の告白も、鈍感なフリをして傷つけたであろうに、また言ってきてくれるとは思わなかったからビックリしたのと嬉しかったのと。
そこからともだちにも「最近、幸せそうだね!」と言われる日々が続いた。本当に幸せ。「私、大切にされてる!」って思った。
だって、今まで長い間一緒にいた人が彼氏になって、私の無理しやすい性格も付き合い始めからなんとなくわかってくれていて、楽だった。仕事終わり少ししか会えないのに1時間半かけて来てくれた。エスカレーターに乗る時は必ず下になる方に乗ってくれた。別れ際今生の別れみたいに泣く私を苦笑いしつつも撫でて、ハグして泣き止ませてから帰ってくれた。
付き合った記念に鴨シーに行った。「元彼と行ったとこの上書き保存だ!」って言ってノリノリで運転してくれた。隣で歌っても、うるさいとか言われなかった。
魚の水槽見ながら、「変な事言うけど、帰りはお寿司食べたいね」と言ったら、彼は笑って「この魚おろして食べるとおいしいんだよ」ってお調子気味に返してきて、私、また笑った。クラゲのところで2人の写真をとりたかったけど、先客がいて、撮りづらくて、シャチのショーを見てからもどってこようということになった。移動した頃には会場には人が集まってて、本当は前の方で見たかったけど立ち見して、なぜかあのとき、アイスをたべてた気がする。震えるくらい寒かったのに。「見える?」「大丈夫?」ってなんども気にかけてくれた。
しばらくして、お揃いのネックレスをくれた。
私って結構お揃い、嬉しいタイプだから毎日つけた。彼が「あれ、今日つけてないの?なんで?」と不安がるから、毎日つけた。
付き合って初めてのクリスマス、彼は車検が終わっていなかったけど、代車でむかえにきてくれて、私は地元に帰った。夜からお出かけして、イルミネーション見ようって話してたけどいい所がなくて、1時間探し回った。あぁ、これは私は車に乗っていただけで、彼が探してくれていた。それでも、駐車場の木がちまっとイルミネーションされているような所しか見つからなくて、2人で苦笑いした。
「こんなとこでごめんね」と気まずそうだったけど、一生懸命探してくれたのわかってたし、お出かけ自体嬉しかったから「大丈夫、嬉しい」と返した。そのあと、名前は忘れたけど中古品の販売とクレーンゲー厶が半々で営業してるみたいなお店に連れて行ってくれて、クレーンゲームした。私はポッキーの箱が撮りたかったけど何度も挑戦するうちに5000円を溶かしそうになって、諦めた。途中、彼が車に乗っていた高い靴を中古で売り払っていた。戻ってきて彼もクレーンゲームしてたけど、たしか何も取れてない。「楽しかったー」って家まで送ってもらった。着いた時にはとっくに深夜2時をすぎていて、さすがに母に怒られた。
実家暮らしをしていた時には夜遊びなんて以ての外だったし、そもそもしなかったから、これが私の実家での初めての夜遊び。この頃から祖母の具合が悪くて、おばあちゃん子の私は毎日泣いていたけど、そんな私も励ましてくれていた。
そして、年明け。祖母が亡くなった。大泣きした。電話越しに励ましてくれた。
そんなこんなありながら、私、就活真っ最中。迷えるリクルートスーツ。ってかんじ。初めて喧嘩した。就職を考えてる場所が地元から4時間かかる場所になって、「なんでそんな遠いとこにいくの。」って怒られた。いや、就職したいと思える園がそこだったのと、あまり地元には帰りたいとは思えないという話をしたら「じゃあこっちで同棲しようよ、だからこっちで探して」って言ってきた。「同棲は私もしたいけど、私の気持ちはどうでもよくて、就職先まで君が決めるの?」と反発してしまった。なんでその就職先がいいのか、どうして地元に帰りたくないのか、5年勤めれば奨学金返済がなくなること、私の過去も「絶対に言わないで欲しい」前置きの元、話したら、電話口で、「もういいよ、わかったから。5年だよ。5年経ったら辞めてこっちきて結婚するよ。」と諦めた口調で言われた。全然嬉しくない結婚宣言だったけど、「ほんとにいいんだね?」と何度も確認して、私は地元から4時間かかる就職先に内定をもらった。
ここら辺の時期から避妊してくれなくなって、生理が来なくて、心細くて友達に妊娠検査薬の確認を手伝ってもらった。避妊してくれないのは、クズがすることってわかってたけど、友達に彼のことクズって思われたくなくて、ゴムが破れたって嘘ついた。本当に心が痛かった。自分を大切にすることを諦めて、そんな自分が辛かった。気づかないフリをしてすごく迷惑をかけた。本当にごめんって今も思う。初めは「ストレスなんじゃない?」って言ってたのが1週間も経てば「ごめん、俺のせいで。」って病み始めて、なんでそっちが病んでんの?とも思ったけど、言わないでいた。生理が来たら「よかったー」と言われた。確かに私も安堵だったけど、今思えば、全然良くない。彼も私も最低だった。
「二度としないから」と言っていたけど、そのあと、5回くらいこういうことがあった。毎回、彼も、私も最低だなと思っていた。通常の思考回路で考えれば、この時から大切になどされていなかったのに、「彼は私をわかってくれるから」と思って一緒にいた。この年、成人式の年だったから、彼と一緒に行って看板の前で写真を撮った。しばらく、彼のホーム画面はその画像でうれしかった。
2月。誕生日に今度はお揃いの指輪をくれた。指輪は毎日つけた。嬉しかったから手紙でお礼を伝えたら、泣きながら喜んでくれた。
でも、この頃2回目の喧嘩をした。毎日寝落ち電話をしていたカップルだった私たち。私が友達といると知っている時にも、毎回毎回寝落ち電話をかけてくる彼だったり、毎回毎回返信速度を求めてスタ爆してくる彼が嫌だった。しまいには高校の友達と遊んだ時にも、合流してきて、その日の夜のLINEでわたしが痺れをきらした。確かに電話は嬉しい。会えるのも嬉しい。だけど、なんで人が友達といる時に彼氏からの電話にでなけりゃならないのか?友達からしてみれば、ただの「知らない人」でなんの接点もない「男のひと」なのに、そんなの2人で会うって約束してたのに急に知らん人がひょこって飛び入り参加してくるようなものだよ。高校の友達のときなんて、まんまそれじゃん。それに、友達と目を見て話したい時にLINEなんて打ってられないよ。私だって、友達との時間は、友達と、大事に過ごしたいよと思って、気持ちが溢れ出してしまった。LINEで言い合った後、電話でもこんな会話をしたのを覚えてる。
呼出音がなりやむと「はい?」と不機嫌な彼の声。
「友達と楽しんでいる時に私から電話かかってきたらどう?」と自分なりの怒り口調で聞く私。
「え、べつに。普通にでるけど。」あっけらかんと答える彼。
「私は、嫌だよ。私は、友達と話してる時は友達と話したいし、楽しみたいよ。」声が震えてしまっていたと思う。
「でもこっちは心配じゃん。」
「伝えてるじゃん、いつも。この日は誰と遊ぶとか、何してくるとか。」
「こっちは元カノに浮気されてるからさ。不安なんだよ。」
なんで一緒にするの?と思う。「不安なのはわかるけど、なにそれ、ショックだよ。私、君の元カノじゃないよ。一緒の人じゃないんだよ。」
「それはごめん。」と諦めたように返ってくる。
「とにかく、君は私にされても嫌じゃないかもしれないけど、私は、友達と遊んでる時に電話されたり、同一の知り合いでもないのに合流されたりは嫌だよ。」泣いてしまった。
「ごめんって。」
宥めるような言い方に「なにそれ。」と返してしまったのも、よく覚えてる。「だからごめんって言ってんじゃん。もう。」と彼もイライラしだして、話し合い終了。
そんなんだったけど、この後はまぁまぁ何となくで調整しつつ上手くやれてたと思う。それでも連絡は頻繁すぎてちょっと、私、辛かったけど。
3月。わたし、短大卒業。
卒業式に彼氏とプリクラ撮ってる子とかいて、もしかしたら来てくれるかな、来てくれたら幸せなんだけどなって思っちゃってたけど、「仕事だから、行けないや」って。期待に終わる。
ただ、袴の写真は「かわいい、かわいい」とっても褒めてくれた。それだけで満足していた。
4月、わたし、就職。ストレスで生理が遅れて、どっちか分からなくて、今度は同期に迷惑をかけた。同期にも同じように嘘をついた。「二度としない」はもう既に守られていなかったし、諦めていたけど、そんな彼じゃなくて、そんな自分がまた嫌いになった。嘘をつける自分がこの時も1番酷くて1番嫌いだった。いつも流されてばっかりで「ダメだ、自信ない」ってなった。誰にも話さなかったし、彼は気付かぬふりをしてたのか、本当に気づかなかったのか、知らないけど。
メンタル、ボロボロ。労働環境だけをみたらブラックで、慣れるまで毎日ヘトヘト。免許がないので1時間半かけて、通勤。でも駅前にある喫茶店が気になってて、彼と行こうと思って楽しみに1ヶ月頑張った。
5月。デートで喫茶店に行く。彼と会う前にルンルンで憧れだったウルフカットにした。「可愛いね」と褒めてくれた。喫茶店では彼がスパゲティを頼んで、半分こした。メロンソーダフロートを2種類頼んでのみ合いっこした。有名人のサインが沢山あるだけあって、店内は混んでいて、それだからかすごく狭く感じた。そんな中のみ合いっこするのはなんかイチャついたカップルって注目されちゃうんじゃないかって、ちょっと恥ずかしかった。
そこからはしばらくお家デートが続いた。
ある日のお家デートは、夕食に歩いて25分の道頓堀に行って二人で食べた。「もんじゃ焼きって見た目で諦めちゃう人おおいけどね」って言いながら。帰り道にお酒の自動販売機を発見して、「なにもなくても買えるのかな?」って話になって、お金を入れてみたら普通に買えてしまって、350mlの氷結をわたしだけ、飲みながら帰った。なんだかとっても酔っ払ってしまって、その日は帰ってそのまま寝た。
そういえば、このころ、花火大会も一緒に行った。彼も産まれて初めての浴衣で来て、「歩きづら!」って言ってたけど、すごくかっこよく感じて花火よりたくさん写真を撮ってしまった。
9月頃、マザー牧場に行った。久々のちゃんとしたデート。彼はずっと喫煙所を探してた。私が動物目的で動くのに反して、彼は喫煙所を探していた。ずっと眠そうで、面倒くさそうで、「ヤニ切れした、やっぱヤニ入れないと動かないからさ〜」という彼に、私は内心呆れていたけどまぁ、そういうものなんだな、君は喫煙所を探さないと楽しく回れないのね、と思って、「なにそれ笑、じゃあ喫煙所さがそ!」と返した。園内をぐるっと一周しただけで、デートは終わってしまったけど、入口の方で買って食べたベーコンと、もう閉店時間のさしかかったフードコートで買ったアイスクリームだけは、正義だった。だって美味しかったんだもん。
12月。仕事の都合が合わなくて、クリスマスには会えなかった。年越しも私は職場で迎えたけど、0時0分になった丁度に彼が「あけおめ」って送ってくれていて、きっと去年彼が最後にした行動は私への送信欄に「あけおめ」と打ったこと?ひょっとして。と思ってうれしかった。
そこからは、またお家デート。
私たちが最後にちゃんとデートに行ったのは、4月。小さな遊園地。遊園地に行く前に、お腹がすいてしまって、廃校になった小学校を道の駅にした所によった。どこも混んでいて、とりあえずスムージーだけ買って飲んだ。ちっちゃい椅子と机があって、座ってみたら手紙交換してた小学校時代に戻ったみたいで、懐かしくなった。お風呂や泊まれる場所もあったから、「今度は泊まりたいねまたこよう。」って言い合った。廊下の途中に恋みくじがあって、2人で引いたら彼は末吉で、私は大吉で「え、正反対だね、付き合ってるなら一緒じゃないとね!」って笑った。
遊園地で全アトラクションを網羅する計画。彼はまた「ヤニ、ヤニ」と言っていたけど、残念ながら喫煙所はなかったのでその状態のまま全アトラクションを網羅して貰うことになる。観覧車、昔は私の方が怖がって彼にいじられてたのに、彼の方が怖がるようになって、下しか向けていなかったので、盛大にいじってやった。しかも2回、乗ってやった。でも、夕日に照らされた彼の顔が綺麗で写真を撮ったら、それはそれは綺麗な写真が撮れて嬉しかったので、感動はそちらにとられてしまった。
7月。今世紀一、大きい喧嘩をした。
一ヶ月前から約束していたお家デート2日前。彼から「車検終わらなかったらいけんかも。」とLINE。
一ヶ月前から、約束してたよね? の気持ち。
ワクワクしながら準備してたんだけどな。 の気持ち。
でも車検そんなにかかるもんならしょうがない?の気持ち。
前は代車でもきてくれたじゃん? の気持ち。
混ざったら絶対不味そうな気持ちの材料たちがグッチャグチャにまぜ合わさってできた、私の気持ち。大荒れ模様。台風完成。
「私、大切にされてないじゃんね。」と心に雫が落ちてきたみたいに、唐突に口にでた独り言。
大泣きした。
「いけんかも」って言われて、私は薄らな期待をしたままその日を迎えた。それまでそのことに対する連絡は全くなし。私も聞くのが怖かったから、聞かなかったけど。眠れなかった。毎日彼からしてきて、出なければ心配されて怒ってきていた電話も、このころには私からかけるようになっていた。連絡をしても、彼はすぐ寝てしまってつまらなかった。当日の夕方くらいまで待ったけどなんの連絡もなくて、「今日来れるの?」のLINE。期待。
「車検終わってない」の返信。期待の消失。
「どっちか分からなくて連絡待ってたんだよ。」
そうしたら、電話がかかってきて。
「言ったじゃん行けないかもって。」
「「かも」って期待するじゃん。行けないなら行けないって言ってよ。」
「代車ないからしょうがないじゃん。」
「え。なんで?代車、初めはあったじゃん。なくても、初めの2.3回は電車で来てくれてたじゃん。それでも慣れてないけど大丈夫、会えるんだもんって言ってくれてたじゃん」と思ってしまった。そのまま、声に出てしまってた。
そうしたら、「こんな彼氏でごめん、別れる?」と言ってくるもんだから「別れるとか別れないとかのお話をしてるんじゃないよ。」と突き放す。
そうしたら、大きいため息と小声の「めんどくせぇ…」が聞こえた後に、「じゃあいいよ、今日、行くから話そ。」と諦めた感じの声。
「いいよ、来なくて。来たくないなら来なくていいよ。車ないんでしょ。」会いたかったけど、なんだかもう会いたくなくて泣いてしまった。
「行くから、話そ別れるか別れないか。」私、そういう話したいんじゃないよ。と思いながら泣きながら待つ。
彼は、車で来た。代車じゃなくて、自分の車で。
話し合い。「別れる?」と聞く彼に「私は別れるか、別れないかの前に今日のことについて話し合いたいんだよ。」と返すと、「それはもう終わった話でしょ。」といわれた。全然終わってないよと思ったけど彼の中では終わってるらしくて。「正直疲れたんだよ、支えてくの俺じゃない方がおときにとっていいのかな。とか思うし、最近仕事のシフトも送ってくれないじゃん。仕事始まった時と終わった時のLINEも全然してくれないし。パパ(彼側)だって心配してんのに。」
あ、このひと、結局自分か。と思った。
あ、このひと、私をなにかの盾にしようとしてる。と思った。
「じゃあ、もういいよ。私もしんどい。」と言ってしまったら、「別れたい?」と泣きそうな目で行ってくる。「そんな目、しないでよ。君が別れたいんでしょ。」と思った。
「別れたいなら、別れたいっていいなよ。私にその答えを求めようとすんな。」さすがにイラついて、強い言葉が出てしまった。
「別れよっか?」そんな曖昧な言葉を言ったあと彼は、「1年半?ありがとうございました。」と言った。「別れたら死ぬ」そう言っていた彼が、部屋を出ていこうとするその瞬間、彼の顔が母と重なった。精神状態が悪かった母が「死んでやるから!」とどこかに死にに行こうとして、必死に足にしがみついた私が孵化してしまった。気づけば、彼の手を掴んで「行かないで、私が悪いとこ治すから。」って言っていた。そうしたら、彼が抱きしめてくれて「わかった。俺もごめん。」って彼も泣いていた。彼がソーシャルゲームアプリを入れたのを私は知っていたけど、実は彼がSNSで裏垢の女の子をたくさんフォローしてるのを知っていたけど、私は彼の涙を信じたかった。その夜、コンビニに行ったら、彼がマニュアル車をオートマの発進方法で発信させようとして、「間違えたわ笑」と言っているのを見て、仕事も自転車で行ってるってあんなに言ってたなぁ、あぁ、代車、本当はあったなと思ったけど特に突っ込まずにいた。信じていたかったから。その夜も彼は避妊をしてくれなかった。その夜も私は彼に流された。
あ、別に私は大切じゃないねっていう滴が心に雨のように降り注いでいたけど、無視した。彼を信じたかったから。
8月。花火大会は一緒に行けなかった。
こちらの花火大会の日にちの話になって「いこうかな?」と言っていたから、今までの彼なら来てくれるんじゃないかと淡く期待して仕事から帰ったけど、彼は来ていなくて、建物の端から花火が見える駐車場の車の中で嗚咽しながら泣いた。涙で滲んで人生で見た中で1番大きいであろう花火が全然綺麗に見えなかった。LINEで「花火、見たかったよ。」と言ったみたら、「ごめん、行けなくて」
「こんな彼氏でごめんな」ってかえってきて、逆に腹が立った。その夜、そのことでちょっとだけ喧嘩した。「来ないんだったら、期待させるようなことしないで。」と言ったら「ごめんて、この話はお終いね」と言われた。話し合いができなかった。話し合いを続けようとしても、「終わった話でしょ」「なんでそんなつまらない話すんの」って言われて、笑って誤魔化した。
私からLINEをすることも増えた。
彼からLINEをしてくることが減った。
私から電話をすることが増えた。
彼から電話をしてくることが減った。
会う度に「私、大切にされてないじゃん」があった。
会う度に「私、この人と結婚していいのかな」があった。
別れた日の2.3日前の0:00すぎ、その日もなかなか電話がかかって来ないから、電話をかけたら通話中で「後輩と話してるからまってて。」と言われた。
朝は8時起きなのに、3時まで待ったけど、連絡がなくて。まだ電話してるのかなと思ってコールを鳴らしたらコールがなった。終わったら連絡してくれるんじゃないの、待っててって言ったじゃん。と思って泣いてしまっていたら、彼が電話にでた。「あ?」と寝起きの不機嫌そうな声。
このひと、私の事、忘れてたな。と思った。
このひと、私の事、忘れられるんだ。と思った。そうしたら全然泣きやめなくて。
「ちっ!なんで泣いてんの…めんどくせぇな。」プツッって向こうから電話が切れた。泣いた。泣いたよ。心に「私大切にされてないじゃん」が土砂降りだった。心が氾濫して土砂崩れになった。
別れたいよ、別れたい。このままは辛い。
でもこれでいいのかな?ほんとに別れるのが正解?
このひと、今までの人と一緒にしちゃっていいの?
嘘だよね?嘘って言ってよ。嘘がいいよ。
初めの方は幸せだったな、もうもどれない?
初めの頃の彼が大好きだったなぁ。
とりあえず傷ついたことを伝えたら、「一人の時間ちょうだい」と言われた。勇気をだして私から別れ話を振ってみたけど「夜にこんな話しするのはやめよう」って切り上げられた。
一人の時間は2.3日って言ってたけど、待っても連絡はなくて、私はその間に色んな友達に電話をかけて話を聞いてもらって、前回のブログに書いた祖母の言葉を思い出して。
友達も「あなたのこと、大事だよ。」と毎回伝えてくれる友達ばかりだから、私を大事にしてくれない人と一緒にいても一生辛いなと思って、別れる決心をした。揺らぎそうだったから、後戻り出来ないように友達にも母親にも「別れるから」と連絡した。嗚咽しながら打った「私ももうしんどい。荷物送るから住所教えて。」
「そっか。わかった。」と返信が来て、住所が送られてきた。合鍵は、ちゃんと包んで捨てて欲しいこと、いままでありがとうって伝えておしまい。荷物も最近送ったし、SNSは彼に恋人ができた時にお祝いする余裕は私にはきっとないし、戻ってしまいそうなのと、嫌な思いをしたくなかったから、「たまにはLINEしてな。」と言われたけど、ブロックして、消した。
さよなら、2年間の恋愛。今のところ、お前が1番、楽しくて、辛くて、長寿な恋愛だったよ。
枯れてしまって見えなくなっても綺麗にね、花壇の土の肥料になって、次の花を助けてやってほしいと思うよ。