ちなみに私の経験はというと…(興味なかったら読み飛ばしてね)
私の作ったものやアルバイトなどをざざっとご紹介する。詳しく気になって下さった方は直接聞いてください。
私は中学,高校と美術部で、絵だけじゃなくてなんでも好きなもの作りなさい、っていうスタンスだったからもちろん絵も描いたし能面も打ったし動画も作ったし2mぐらいの張子の塔とかふ○っしーとかミクストメディアみたいな作品とか色々作った。
能面は艶かしい木彫りの曲面が大好きで高校で作ったのは下手くそだったから死ぬまでに絶対リベンジしたいと思ってる。それまでは死ねない。
大学では工芸専攻で陶芸、ガラス、染め、織、刺繍という幅広い五分野に触れ、どれもすごく楽しかった。全部極めたいと思って二年次のコース選択にとても迷った。が、普段身に付けるものという身近さ、歴史的文化との繋がりに惹かれテキスタイルコースを選択、その中でより大学でしか学べない知識、技術の多いと思った織コースを選択した。
今は人類が繊維と共に歩んできた歴史などを学んで、原毛を染め、糸を手で紡ぎ、織って布にする、という過程を体験し、改めて今自分の着ている服など様々な繊維に対する尊さを噛み締めている。とても貴重な体験をさせて頂いた事に感謝の念が溢れる。
またサークルでは陶芸部と合唱部をやっている。
陶芸部では授業の空きコマに粘土を練って作品を焼いて学祭や外の展示とかで売ったりして、買ってくれる人が沢山いてとっても嬉しかった。売り上げを換算すると当時の弁当屋のバイトよりも時給が良かったのが成功体験である。
合唱部では小さい頃から弾いてたピアノで培った音感(大分薄れちゃったけど)とかを生かして合唱は未経験ながら、周りの力借りつつ頑張って指揮者をやったりして、練習予定の連絡とか外部施設の予約の仕方とかビジネスメールの打ち方とか領収書の書き方とか…何かを表現する、ということ以外でも大切な色んなことを学んだ。
アルバイトは上記でもちょろっと書いたけどお弁当屋さんをやってたのと今は小学生にプログラミングを教えるバイトをしてる。
お弁当屋さんの方が残念ながら閉店してしまったので友人の紹介で小学生にプログラミングを教えるバイトを始めた。私はプログラミングなんてものは人生において触れてこなかったのだが(ちょっとブラインドタッチができるぐらい)これからの時代なんか少しぐらいそういうのわかった方がええやろ!子供も可愛いし!と思い面接に申し込んだのだ。(本当はもうちょっと真剣な思いとかあるよ!)
そこでは学生バイト中心の明るい職場、という今までにない感じのウェイ系のノリを求められ教室の隅の美術部の奴的に生きて来た私は初めは戸惑ったが、共に働く仲間、先輩方への憧れを胸に大変誠にポンコツながらなんとかクビ切られずに済んでいる。このアルバイトでの子供の「できた!」を間近で体験できた事が「人の役に立ちたい」という欲求を満たす経験だったのだ。
また、最近自分の制作の経験や就活に際して職業研究などする中で「世界は人の仕事でできている」というのは本当だな…とひしひし実感する毎日である。でも自分が進んでその社会の歯車になりたいかと言われると??と思う。私はどっちかというと歯車の形考える人とか歯車の油刺す人の方が楽しそうだな〜と思う。