データで勝てないのでオカルトで対抗する話
みなさん、競馬楽しんでますか?
私は楽しんでます。基本的に中央競馬しかやらないので、週末が近づくといつもドキドキです。しかしながら毎週苦戦しまくってもいるので、いやなドキドキだったりもします。
今週末の宝塚記念で春開催も一区切り。G1だけを楽しむ人にはしばらくのお休みが、穴党の方々には荒れる夏競馬の時期がやってきます。
私なんかは夏競馬大好きなので、7月以降も毎週変わらず馬券を買って楽しむわけですが、それは単純に荒れるだけでなく、東京や京都が苦手だからっていうのもあります。
函館とか福島とか小倉とかの方が、何が来るかわからないおもしろさがあって好きなんですよね。だからといってローカル開催が得意というわけではないんですけど。そもそも競馬が得意じゃないんですけど。好きなだけです。下手の横好き。
で、私みたいな穴党はもちろん負けまくっているのですが、やっぱり穴馬を、高額配当の馬券を当てたいと思ってそれを買っているので、基本的に負けるのは仕方ないのかとも思います。十分楽しんでるしね。いいんですよ。身持ちを崩さない程度に楽しむなら。
ただ、やっぱり勝ちたい。
で、勝つには当てないといけない。それも安い配当では焼け石に水なので、10万馬券100万馬券クラスの超配当を当てて一気にプラスにしたい。それがぶっちゃけた本音です。
しかし予算には限りがありますし、普通の人なら毎週10万も20万もつぎ込めないと思います。なんかSNS見てると1レースに10万とかぶち込んでる人いっぱいいますけど、み、みなさんお金持ちですね。競馬なんかする必要ないのでは…?
WIN5とか当てられたらいいのですけど、もちろんそうそううまくいきません。私は馬券を買い始めて3年になりますが、WIN5は一度も当てたことがないです。普段は買ってないのもありますが。たまーに買って当たるなら苦労はしないんよ。
というわけでそういう人間が狙う高額配当馬券は、やっぱり3連単や3連複になりますよね。万馬券くらいなら数撃ちゃ当たりますが、1万円くらいの配当では100回馬券を買えば終わりです。なのでやはり10万100万といった大荒れ馬券を当てなければいけません。どうすればいいのか。
断っておきますが、この記事は「こうすれば当たる」という話ではありません。そんなのわかったら苦労はしない。
ただ、理屈を捨てるのも一つの手ではないか? と、思ったりはします。
最近競馬ファンのみなさんの馬券購入が大変お上手で、穴馬だと思っていた馬がめちゃくちゃ人気したりして、全然おいしくないですよね。
これは昔に比べて情報が手に入りやすく、データなどに裏打ちされたある種の根拠がある馬券は、多くの人が狙えるようになっているためだと思います。
もちろんすべてがそうだとは言いませんが、穴馬が穴馬になりづらい気がします。
でも、荒れるレースはあります。
それを意識的に拾うことはできないでしょうか。
たとえば先週、6/15(土)の函館1R。14.テキーラワルツというブービー15番人気の馬が2着に好走しました。この馬は過去最高が6着で、掲示板にすら載ったことがなかったので、正直これを拾うのは非常に難しいと思うのですが、前走の京都芝1200mのタイムがそこまで悪くなかったので、私はたまたまワイドを拾いました(76.4倍)。
でもこのタイムによる根拠は後付けで、本当は狙っていた2頭軸が15-16だっただけです。で、3連複で流すときに「14-15-16の連番が来たらおもしろいかも」なんていう根拠以前の考えで買った馬だったわけです(14はクビ差の4着だったので、もう少しで3連複取れたレースでした)
同じ考え方で11.ポリトナリティーという馬も買ってました。こちらは「11-15-16で一の位が足し算だな」という理由です。理屈ゼロ(ただ、こっちは過去新潟で14番人気2着に好走したことがあるので、またどこかで穴開けないかなーと狙っていた馬ではあります)。
結果的にポリトナリティーは10着だったので大外れでしたが、まあまあこういう無根拠で買うということを私は普通にします。オカルトですね。でも、14.テキーラワルツは実際に来たわけですから、無根拠でも当たるときは当たる。
同じように、6/16(日)の函館1R。私がSNSでときどきつぶやく「天才・角田大河」というワードが炸裂したレースでした。大河くん騎乗の12番人気、4.ゴルトヴェーレが前目で粘って3着に入ったために、なかなかに荒れたレースになりました(4番がらみの馬券は複勝31.7倍、ワイド168.3倍、125.1倍、3連複986.4倍、3連単3674.4倍)。
さすがに買えなかったのですけど、着順が3→1→4だったので「足し算馬券やんけ…」と思った次第です。これもオカルトですね。
でも、これを理屈で取れる人、いるんでしょうか? ゴルトヴェーレは新馬戦で4着に入った実績がありますけど、それは東京芝2000mのことですし、なんなら9頭立ての4着でしたし、唯一ダートで走ったレースは中山1800mで12着惨敗でしたし、考えれば考えるほど買えない。もしこれを当てた人がおりましたら、どういう根拠で買ったのか説明してほしい。
私が買うとして、買える根拠があるとしたら「天才・角田大河」。これしかありません。根拠か? 私が大河くん好きなだけでは?
(ただ、この日の函館2Rでゴルトヴェーレの新馬戦で6着だったヘキルリという馬が勝ち上がりましたし、7着だったローランドもすでに勝ち上がっており、ゴルトヴェーレが4着だった新馬戦9頭のうち4頭が勝ち上がりを決めたことになります。実はそんなに悪くないレベルの新馬戦だったのかもしれません。今さらわかっても遅いんですが)
でも理屈じゃ買えない馬を買うことで、データに対抗するというのはわりとありな話なんじゃないかと思うのです。データや理屈で戦っても、その他大勢の競馬ファンと同じ思考なわけですから、それだと大きな当たりは得られない。いっそオカルトやジンクスに頼るというのは、ありなんじゃないかと思います。
つまりですね、
いや、これは過去の自分を乗り越えるという乾先輩の決意表明でもあるので、ここ自体はめちゃくちゃ熱いコマなんですけどね。
とにかく、みなさんがデータで戦うなら、私は非データで抗ってみたいという話です。
別にオカルトを信奉するって話じゃなくてですね。基本的にはデータで戦っていいと思うんですよ。乾先輩もデータを完全に捨てたわけじゃないですし、むしろ根拠があった方が的中率は上がるはず。
でもそれだとテキーラワルツやゴルトヴェーレはなかなか拾えない。
一発で逆転できるような大穴馬を拾うには、根拠レスで挑むのもありなんじゃないかという話でした。
そんなところ狙うなよって正論もありますが、俺はそういうのがほしいんだよ。買い間違いでも何でもいいから急に5000万とか当たんねえかな(こんにちは、クズです)
夏競馬はいろいろ荒れやすいですからね。6/8(日)の函館12Rとかすごかったですからね(3連単9934.8倍)。ああいうのを理屈で当てるのはまあ難しいので、夏競馬のどこかで凄いのを当てたいですね。がんばります。