ZINE FEST東京に行ってきました!!
noteでいろんな方の記事を読むようになって、よく目に入るようになってきた単語の一つが「ZINE(ジン)」でした。
余談ですが最初「ZINE(ジーン)」って読んでました。感動してどうすんの。
「ZINE」とは何ぞやといつも通りGoogle先生にお尋ねしたのを要約すると、
・個人もしくは小規模なグループが自主制作する冊子
・作者の主張や表現が色濃く反映されているもの
・市販ではなく直接販売が基本
ということでした。
広義に解釈すると同人誌もこの中に入るようです。
じゃあなんで「同人誌」って言わないんだろ??
一次創作や情報系、解説系、エッセイなどコミティアで販売されているものなんてまるっと「ZINE」に含まれるじゃん。
規模の違いなどもあるかとは思いますが、コミティアとわざわざすみ分けしてまで開催される「ZINE FEST」とは何なのだ…!!?
まあネット検索するよりも実際に見る方が早いじゃろ。
ということで浅草で開催された「ZINE FEST東京」に行ってきました!!
今回は500組700名が出展する過去最大規模だそう。
ということは、だ…10年間コミケに通い続けた人混み対策と買い物術を活かせるかもしれない…!
今回は初一般参加ということと、あくまで「「ZINE」ってなぁに?」の探求のために行くのでお財布の紐は固く絞っていかねばな!と会場入りしました。
お、思ってたより広ぉ…!!
ワンフロア「東京流通センター」の半分くらいあるんじゃないの…⁉
5F,6Fの2フロア開催だったので「過去最大規模」なのには間違いないと思われます。
出展数もさながら、一般参加の方もたくさん!「かろうじて通行できるコミティアくらい」って言って通じますか?笑
エネルギーから生まれる熱気で会場内が暑いくらい!当日結構寒かったのでマフラー巻いてたんですが熱気で暑くなり早々に外しました。
FEST会場をまずは一周
まずは会場内を一周!「ZINEとはなんぞや」を学んでいきます。
直前までのイメージとしては、なんか、分厚い情報系とかエッセイとかいっぱい並んでるのかな、と思ってたのですが個人的に一番多かったかな、と感じたのは「グッズ」でした。
ステッカー、アクリルキーホルダー、缶バッジ、ポスターカード…などなど。
漫画出展だからグッズも併売、とかではなく写真集出してる方が写真を使ったキーホルダー出されてたり、グッズだけでも既に多種多様!会場がカラフルに見える!
あとはTシャツ、キャップなどのアパレルもありましたし、デスクマット販売されてる方もいらっしゃいました。
あれ、ZINE…ZINEとは…??
本を手に取る
グッズに夢中になってから我に返り、これはZINEを実際に手に取ってみなければなるまい、ということでサンプルを出してらっしゃるスペースさんで何点か試読。
というかほとんどの出展者さんがサンプル本展示してくれてました!
タイトルには惹かれるけど中身分からないし…という杞憂を取り払ってくれる心遣い。
しかもサンプル本を手に取るだけでとっても喜んでくださる。
購入に至らなくても、読んでくれてありがとうございます!と仰ってくださる出展者さんが多かったです。なんという神対応…!✨
あとはお名刺やポートフォリオの二次元バーコード置いてらっしゃる方が多かったです。特にお名刺はいただけるものならもらっておくのが吉!
出展者さん方の活動が本当に幅広いので、あとで「どこの出展者さんだったっけ~!」「気になってた方どなただったけ~!」を防げます!
あとお名刺だけで可愛いデザインもたくさんあるので、名刺集めも楽しめますね♪
事前のイメージにあった「情報系やエッセイが多いのでは」という点ですが、逆に少ないくらいのイメージでした。
美術系アートワークや絵本、小説、詩集、短歌、写真集などなど…どちらかというとアート系が多かった気がします。
冊子だけでも、分厚い小説本からお手製のホッチキス止め本、豆本もあったりと装丁も豊富。
キャンバスアート出展されてた方がいらっしゃったのには度肝を抜かれました。ZINE FEST…フリーダム!
ガチャガチャフィーバー
次に多かった、というか目立ったのがガチャガチャが置いてあること。
FEST側で準備してるとかじゃないんです、出展者さんが出展品としてガチャガチャ用意してるんです。
ガチャガチャの筐体ってそんなに簡単に手に入るの…⁉
…と思ったら結構手軽に手に入るんですね。
じゃなくてガチャガチャと中身の景品用意したんですか…!!?
この部分に「スペースに来てくれる方に楽しんでもらおう」という出展者さんの心持ちを感じました。
参加者の年齢層
以前行った「文学フリマ」ではお若い方からご年配の方まで年齢層は幅広かったんですが、今回は「大学生から子育て世代の方」の年齢層が多かった気がします。
↓文学フリマの感想はこちら。
大学の卒業制作の過程とか、実際にゼミで制作されたものを展示されている方もいらっしゃいましたし、子育てエッセイや、お子様自作の初絵本!なんて素敵なものもありました。
何より、出展者も参加者も小さなお子様連れが意外といらっしゃった。
ベビーカー押しながらスペース周られてたり、出展者さんの後ろにお子様がいらっしゃったり笑と、結構意外な年齢層だな~と思ってました。
自分もそうなんですが、仕事であるとか、子育てであるとか、なんかそういう色々なものに一区切りがついて、やってみたいことをやってみよう!というのがこのくらいの年齢になっているのかな~と自分に重ねたりもしてました。
ただ、あくまで年齢層的に多いかな、というだけなのでやっぱりご年配の方もいらっしゃいましたし…あるスペースのイケオジお二方とは話が弾んでしまいました笑
改めて、「ZINE」とは
今回自分がもっとも色濃く感じたZINEとは、「自分の好きなもの・ことを自分の手でカタチにしたもの」でした。
一応「冊子」とは定義されていますが、「冊子形式」に固執しなくても、どんな形式でもいい。冊子でもグッズでもアパレルでもなんでもいい。
自分が好きだったり、キレイだと思ったり、逆に真っ黒でどろどろしたものを出してみたって構わない。
自分がカタチにしたいことを作り出して、他の人と共有してみませんか?
…と、そういうものだと感じました。
実際、ZINE FESTでは出展者さんと来場者さんのコミュニケーションが活発で、出展者さんが自分が作成したものを詳しく紹介してたり、来場者さんも詳しく中身を聞いてたりと、お話が盛り上がってるところが多かったです。
「コミュニケーションが活発」という点は文学フリマでも感じましたが、瞬発力としてはZINE FESTの方が熱が高いように感じました。
ということで「初めてZINEに触れてみた」ZINE FEST東京でした!
初入場だし、お目当ての作品や出展者さまがいたわけでもなかったけれど、めっちゃくちゃ楽しかったです!!
何かを作りたい・書きたい方の熱と感覚に触れて、新発見したり共感したり、自分の中身が更新される感じがありました。
…これは、note記事を読んでいるのと似ているところがあると思います。
お財布の紐ですか?中身すっからかんにして帰りました。