#4 横浜駅SF 終わらない工事
終わらないよねー横浜の駅工事
ハマ「はい、はじまりましたー」
マツ「アンドラジオですね」
ハマ「あっそうだ名前が変わったんです」
マツ「我々がね」
ハマ「アンドレディオですね」
マツ「レディオですか? ロゴの感じ見て決めましょう」
ハマ「今日はですね本からですね、気になる本があったので紹介していこうと思います。」
マツ「はい いいですね」
ハマ「この間もお話ししたんだけどJ-WAVEの杏さんのbookbarって番組が好きなんです。お気に入りの本を杏さんと大倉さんが紹介していくって番組でね」
マツ「いいですね」
ハマ「僕もこれ面白いなって本があったのでご紹介させて頂きたいと」
マツ「ファンにおすすめしたいと 笑」
ハマ「これね聴いてる人で知ってる人いると思うけど、横浜駅SFっていうね小説。知ってる?」
マツ「ハマさんから事前に聞いて知りました」
ハマ「それまで知らなかった?」
マツ「全然知らなかったですね」
ハマ「作者はね柞刈湯葉っていうね」
マツ「あっ外国人の方ですか?」
ハマ「いや日本人です。日本人の方ですね 笑」
マツ「びっくりした 笑」
ハマ「横浜駅SFって言うのは横浜駅が無限増殖を続ける生命体であると」
マツ「なるほど」
ハマ「これを聞いてピンとくるのは神奈川県民なんですね」
マツ「あーそうなんですか 笑」
ハマ「ピンと来ない?」
マツ「ピンと来ないけどAKIRA的なかんじで面白そうだなと」
ハマ「なるほど横浜駅が無限増殖を続けるっていうのであるあるわかるわかるって思うのは神奈川県民なんですよ」
マツ「駅ビルがどんどんできてるってこと?」
ハマ「そうなんです。横浜駅ってオレが子供のころからずっと工事してんの」
マツ「あーそうなんだ」
ハマ「いまだに工事してんのよ工事が終わったことがないの」
マツ「予算が潤沢にあるんでしょうね」
ハマ「駅の地下通路作ったり、終わったと思ったら駅ビルを改装し始めたり、また終わったとおもったら駅横のホテルぶっ壊しビルを建てたり」
マツ「一回終わっちゃうと予算引っ張れないから」
ハマ「オレが子供の頃からだからもう30数年ずーっと工事やってんのよ」
マツ「首都高速と同じ感じしますね。いづれタダになるんだって」
本州の99%が横浜駅に支配された
ハマ「それで横浜駅が無限増殖をし始めるんですね。駅が生命体になってしまったと」
マツ「なるほど」
ハマ「本州の99%は横浜駅になっちゃうんです 笑」
マツ「本州って我がニッポンのですか? 笑」
ハマ「はいニッポンの99%は横浜駅です 笑」
マツ「残りの1%が弘前市みたいな」
ハマ「北海道と九州はまだ横浜駅にはなってないんですね」
マツ「じゃああれかは八丈島とか島以外、本州は全部横浜駅ってことなんですね」
ハマ「そう数百年かけて本州を全て覆いつくすまでに横浜駅が成長してきていると」
マツ「なるほど。それは近未来アクションですか?」
ハマ「そうですねSFですからね。ですから我々がいるこの場所も横浜駅なんです 笑」
マツ「なるほど 笑」
ハマ「自分の家だって横浜駅なんですよ 笑」
マツ「せめて屋根で覆ってほしいです」
ハマ「屋根に入ってますよもちろん」
マツ「あーそっち」
ハマ「そうエキナカって言われてます 笑」
マツ「そうかエキナカだもんね」
ハマ「横浜駅の内部はエキナカの人達が住んでる訳ですね。それで体の中に認証端末Suicaが埋め込まれてます 笑」
マツ「それ便利ですね 笑」
ハマ「Suicaが埋め込まれていてだからエキナカの中にいられると」
マツ「あれですよ、あのーSuicaは関東ですよね。本当はですよ。関西に行ったらICOCAとかになるわけだから」
ハマ「うんでも、横浜駅なんです 横浜駅がSuicaなんですからそれはICOCAではないですよ 笑」
マツ「JR東日本ってことですね?」
ハマ「横浜駅です 笑」
キセル同盟vs.横浜駅
ハマ「もちろんエキナカは駅ですから車とか走ってないんです。」
マツ「えっーー!」
ハマ「移動は全部エスカレーターと歩きです」
マツ「エスカレーターは良いですけど歩きはキツイですね」
ハマ「出口は何百とあります」
マツ「そうなると東京駅から上野駅まで間もエキナカだから歩きかエスカレーターってことですか?」
ハマ「ほとんどが歩きなんです」
マツ「キツイなあ 笑」
ハマ「お金持ってるひとはエレベーターとか乗るみたいなんだけど」
マツ「それって有料?」
ハマ「有料」
マツ「セグウェイとかどうですかね?セグウェイだったら別にいいかな。あとローラーシューズね」
ハマ「だから基本的にエキナカに住んでる人たちは遠出はしないんです。でもその生活に満足してる。」
マツ「なるほど」
ハマ「エキナカの人達は無理に駅の外に出ようと思わないんです」
マツ「駅の外って北海道とかって事ですか?」
ハマ「で駅の外っていうのがあるんです。実は」
マツ「本州の中に?」
ハマ「はい。エキナカで出るゴミありますよね。あれを捨てるシェルターみたいのがあるんです」
マツ「なるほどね」
ハマ「そこに駅の外に住んでる人達もいるんです。」
マツ「やっぱあるんだ」
ハマ「Suicaを持てない人達」
マツ「ヒエラルキーがあるんですね」
ハマ「Suicaを持てない人達がエキナカに入ることは出来ないんですね。」
マツ「ええ」
ハマ「Suicaが無いですから」
マツ「普通いまの駅だとSuicaなくても駅に入れますよね」
ハマ「もう切符とか無いんです」
マツ「近未来だから」
ハマ「駅の外の人達が発掘をしたんです。何を発掘したかと言うと18切符を発掘したんです」
マツ「あー18切符ね3回位乗れる」
ハマ「はい昔の18切符を発掘したんです。エキソトのひとがね」
マツ「なるほど」
ハマ「そのエキソトと人達のなかでエキナカに反発する組織がいるんです」
マツ「やっぱいるんだ」
ハマ「それがキセル同盟って言う 笑」
マツ「それメチャメチャ面白そうですね!笑」
ハマ「キセル同盟のリーダーを探してくれと頼まれるのが主人公の若い青年なんです」
マツ「エキナカにいる主人公で正義感のある人って事ですか?」
ハマ「主人公はエキソトの住人なわけです」
マツ「えっ主人公ってエキソトの住人?」
ハマ「エキソトの老人に18切符を渡されてエキナカにいるキセル同盟のリーダーに会いに行ってくれと。有効期限は5日間です」
マツ「めっちゃ面白そうですねー」
ハマ「エキナカにはJR九州とJR北海道の工作員がエキナカには潜んでいるんですね。 笑」
マツ「工作員って敵ではないんですよね?」
ハマ「敵ですよ。横浜駅がどんどん北海道とか九州に侵攻しようとしてる訳ですから」
マツ「それを拒んでるってこと」
ハマ「そのスパイがエキナカにいるんです」
マツ「へー面白そう。本当のことがまずあってそこから広めていくっていうのがスゴイですね」
ハマ「そうだねそこから物語にしていくって興味そそるポイントがいっぱいあるでしょ?」
柞刈湯葉さんってどんな人
ハマ「これはね投稿サイトのカクヨムっていうね小説の投稿サイトがあるんですけど第一回カクヨムweb小説コンテスト SF部門大賞を受賞」
マツ「プロの作家さんじゃないいんだもともとは」
ハマ「もともとはね。びっくりなんだけどツイッターあるじゃないですか」
マツ「えー」
ハマ「この人がツイッターで小説をつぶやいていたんだって」
マツ「えっ勝手に?」
ハマ「うん勝手に。横浜駅は生命体であるとかねツイートしてたんだってそのツイート自体が小説になっていくんだって。それをまとめたものをカクヨムで投稿したらしい」
マツ「へー」
ハマ「それがSF大賞を獲ってカドカワから小説デビュー。あと本職があるんですよ」
マツ「あるんですか?」
ハマ「大学の教員なんだって」
マツ「あーじゃあ知識も地位もある人なんだ」
ハマ「兼業作家らしい。この人小説以外でもwebアプリを作っていて、上司にバレずにツイッターができるアプリ ボスキタっていうね 笑」
マツ「名前があれですね、小林製薬の薬の名前みたい 笑」
ハマ「仕事中にパソコンいじるでしょ、パソコンの画面はGoogleで検索しているような画面らしい、Googleで何か検索してるんだなって見えるけど内容がツイッター。ツイッターがGoogleの検索画面のように写る」
マツ「我々よりの感じの人なんですね 笑」
ハマ「ぽっと出じゃないんだねー 」
マツ「それはぽっと出じゃないですよー」
ハマ「ぜひ読んでみたくなりましたか?」
マツ「明日買います!笑」
ハマ「今日はそんなところでじゃあエンディングまっさんで」
マツ「細野晴臣さんの三時の子守歌です」
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