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春愁の季節 ①

「早いものね」と心が囁いた
言われてみれば「うん、早かった。」
また昨日と同じ今日を過ごした
そんなことばっか繰り返してた

成績表が公開され、今年も無事進級が確定した。まずは自分にお疲れさま。そして最後まで見捨てないでくれたゼミの先生ありがとう笑

早いもので大学生活も残り一年。振り返ると色々あった。しかし出来事の渦中にいるときはそれが日常になっていて、毎日が同じことの繰り返しのように感じてしまう。苦しいことも楽しいことも。

少し離れて振り向いたとき、初めて歩いてきた日常が平坦なものじゃなかったと気がつくんだと思う。戻りたくても戻れない、キラキラしてたものだったって。

「憧れ」「理想」とたまに喧嘩をした
どうしても仲良くなれなかった
青さのカケラが行き交うが
やっぱり摘み取ることは出来なかった

人生やり直すぞって心意気と、とにかく穏便に4年間やり過ごしたいって気持ちがごちゃ混ぜのまま突入した大学生活。しっかりした子だと周りから思われたかった。

3年を終えた今現在、全くしっかりしてない笑。周りに助けられてばっかりだし頼りまくっている。そして穏便とは言い難い、壁にぶち当たりながらも楽しい学生生活を謳歌している。

大好きで憧れの先輩達と年齢は追いつき、同じ場所に立っても人として全然追いつけていない。自分の幼さで空回り、沢山迷惑をかけてしまった。悔しい。けど、周りのおかげで自分のペースでゆっくり成長はできている(と思う。)そんな自分も悪くは無いかなって思えるようにはなった。

どネガティブ野郎は人に恵まれた大学生活の中でちょっとずつ前向きになれていると思う。

大嫌いだ
人が大嫌いだ
友達も大嫌いだ
本当は大好きだ

ひとりぼっちになるくらいなら初めから人に期待しない方がいいって思ってた。今も少しはそう思ってる。でも期待したくなるくらい自分の周りにいてくれるみんなが大好きなんだって最近は考えるようになった。

大好きだから期待しちゃって傷ついて。それならそれでいいじゃん。こっちの気が済むまで好きでいて、期待して傷つこう。それで切り替えれるタイミングがきたら次に進めばいいやって。

明日が晴れるならそれでいいや
明日が来るのならそれでいいや
あなたが笑うならなんでもいいや
世界は変わりゆくけどそれだけでいいや

苦い記憶も思い出したくないって思ってた出来事も、時間が経つと思い出という綺麗な箱に納まっていく。

でもそうもいかない記憶もある。夢の中の高校生の私が深夜に叩き起してくることも未だにある。このままで本当に大丈夫だろうかと不安になる日もある。でも今の私は根拠の欠片もないけど大丈夫だよ!って言い聞かせられるくらいには強くなれた。本当にいい大学に入れたなぁと。

卒業まであと1年。その間に就活卒論その他諸々。やることも心配も沢山ある。でも乗り越えられるだけの楽しい記憶を3年間で手にすることができた。お陰様で。

何者かにならないと価値がないって足掻いてた。自分らしくってなんだろう?と。そういうちょっと後ろ向きな部分も全部ひっくるめて私は私なんだって思えるようになった。
この先も私らしく毎日生きて、その中で大切な記憶を拾い集められたらそれで充分幸せだなぁって。欲をいえば、大好きで大切にしたいって思うみんなとの縁が途切れずに細く長く続いていてほしい。

こんな長文を最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
私はMrs. GREEN APPLEの春愁が大好きで、この時期になるとLINEのプロフィールの音楽に設定しています笑
そんな大好きな春愁は毎年聞く度に様々な感情が湧いてきます。1年を振り返ってちょっぴり切なくなる、私にとってそんな曲です。
来年聴く春愁はどんな感情を連れてきてくれるのでしょう?
「春愁の季節②」は2番の歌詞と共に来年の今頃書く予定です笑

ではまた👋

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