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「私を育ててくれた母へ」【母の日/養母への感動の手紙】

伝えたくても伝えられない想いがある。

オトシネマでは、大切な人に向けて書かれた実際のお手紙を俳優(声優)が代読する「ハートフルボイスレター」を配信しております。

ボイスれたー動画用①

さて、今週末5月8日(日)は「母の日」という事で、今週一週間は、お母様に向けて綴られた心のこもったお手紙を代読する「Mother's Dayボイスレター」をお届けいたします。

「私を育ててくれた母へ」

■お手紙送り主:ゆか様(女性)
■朗読:秦真由美(声優/ナレーター)

(※以下Spotifyリンクよりお手紙読み上げ音声のご視聴が可能です)

「私を育ててくれた母へ」

私の父と母が離婚してから、養母になってくれて、育ててくれてありがとう。施設で暮らしていた私を引き取ってくれたお母さんにとても感謝しています。

私は自分だけのママが小さい頃から欲しかったから、お母さんが私を連れて帰ってくれた時、私だけのママだとすごく嬉しかったです。

育ててもらった時は素直になれなくてごめんなさい。特に中学生から高校生まではつんけんして可愛くない娘だったろうなと今となっては思います。

自分の中で、施設に入っていた劣等感みたいな、辛さみたいなものがあって、なんで私だけと思ったことがたくさんあって、お母さんにも辛く当たってしまったことすごく後悔しています。

私が、勉強で息詰まって国公立大学の受験に失敗した時も、私立で行きたい大学があるなら私立に行ったらいいし、国公立大学に行くために浪人してもいいよと受け止めてくれたことが、すごくありがたかったです。

大学生になって、私が夜遊びするようになってどれだけ夜遅くに帰っても、私のご飯を作って置いてくれてあって、すごく温かかったです。

私が結婚すると言った時、泣いて喜んでくれたお母さんの姿が今でも忘れられません。結婚してからも中々妊娠できなくても、ずっと応援してくれてありがとう。妊娠して無事に赤ちゃんが生まれたけど、コロナが始まり、中々顔を見せにいけなくてごめんね。

自分に子供が生まれてから、わざわざ施設にいた私を引き取ってくれたお母さんの凄さがよく分かります。

自分でお腹で育てて、痛い思いして産んだ子でも、育児はすごく大変で時には逃げ出したくなります。

それなのにお母さんは私を一度も見離さなくて、ずっと私を思って叱ってくれたり、褒めてくれたり、たくさん抱きしめてくれました。

そして、たくさんお金をかけて私の将来の選択肢を見いだしてくれました。

私は、そんなお母さんがいたから今自分の子供への接し方や育て方がわかるようになったんだと思います。

中々会えないけど、いつもお母さんの事を想っています。

育ててくれてありがとう。
これからも私の自慢の母、おばあちゃんでいて下さい。

(おわり)

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