「世界で一番大切な娘ちゃんへ」【最愛の娘への手紙】
伝えたくても伝えられない想いがある。
オトシネマでは、大切な人に向けて書かれた実際のお手紙を声優が代読する「ハートフルボイスレター」💌を配信しております。
本日は、とあるお母さまから、大切な娘さんに綴られた愛のお手紙をご紹介させて頂きます。
「世界で一番大切な娘ちゃんへ」
■お手紙送り主:vvrinmavv 様(埼玉県/30代女性)
■代読:梅本 奈己峰(声優/ナレーター)
■イラスト:TATASUMIRE
(※以下Spotifyリンクよりお手紙読み上げ音声のご視聴が可能です。)
「世界で一番大切な娘ちゃんへ」
赤ちゃんの頃、もっと大切に育ててあげられなくてごめんね。
ママはおばあちゃんに大切にしてもらえなかったんだ。
だからママは、おばあちゃんが好きじゃないの。
あなたが生まれてきたときも、ママがおばあちゃんが好きじゃない様に、あなたもきっとママの事を好きになるはずがないって思いながら育てきた。
だから必要最低限のお世話しかしないで、あなたに笑顔を向けてあげることも出来なかったんだ。
だけどあなたが4 か月の時、柱に足をぶつけて「ママ~」って泣いたよね。
あの時にもしかしたらあなたはママの事好きでいてくれてるのかなって思った。
生後半年くらいから喋れなくても、あなたの態度でママの事が好きなんだって分かるようになってきたの。
もう1 歳過ぎた頃には、あなたにメロメロだったんだよ!
この前ちょっと喧嘩しちゃったから、試した質問したけどあなたはケロッとした顔で答えたね。
「ママに冷たくされても平気なの?」
「うん。あたし、修行したから。」
その言葉を聞いた時
【あぁ、あなたは私の所に来るべくして来てくれたんだな】
って納得したよ。
そしてこの前は、幼稚園生活最後のお弁当だったね。
普段はキャラ弁にしないけど、幼稚園生活最後のお弁当は、キャラ弁にしてみたんだ。
大好きなあなたに喜んでほしくて、初めてのキャラ弁作ってみたけど、あんまり上手にできなくてごめんね。
でもお弁当を食べて帰ってきたとき、お弁当にお手紙をつけてくれたね。
まだあなたは字が書けないのに、お友達や先生に教えてもらいながら、
【ままへおべんとうありがとう】
って頑張って書いてくれたのすごいうれしかったよ。
今日、小学生の姿のあなたを見送ることができてママは幸せだよ。
生まれてきてくれてありがとう。
ずっとずっと愛してるよ。
ママより。