「わたしの大切なあなたへ」【夫に向けた愛の手紙】
伝えたくても伝えられない想いがある。
オトシネマでは、大切な人に向けて書かれた実際のお手紙を声優が代読する「ハートフルボイスレター」💌を配信しております。
本日は、4月22日(金)「良い夫婦の日」という事で、とある女性から夫である男性に向けて綴られた愛のお手紙をご紹介させて頂きます。
「わたしの大切なあなたへ」
■お手紙送り主:misoichi様(長野県/30代女性)
■朗読:山﨑るい(声優/ナレーター)
■イラスト:TATASUMIRE
(※以下Spotifyリンクよりお手紙読み上げ音声のご視聴が可能です。)
「わたしの大切なあなたへ」
あなたと出会ってから、早いもので15年の年月が過ぎました。
大学生の頃に初めて会った時はとてもぶっきらぼうで、メールのアドレスすら教えてくれませんでしたね。
でも、サークル活動の中で同じ係を担当するようになってから、たくさん話すようになり、実は純粋で照れ屋、そして話がとても合う人だということが分かりました。
気が付けば係の連絡以外のメールが増え、いつの間にか毎日メールをするようになりましたね。
そんなあなたから告白されて、わたしはとても嬉しかったです。
付き合ってからは、喧嘩やすれ違いもありましたが、あなたと過ごす日々はとても楽しく、充実した大学生活を送ることが出来ました。
勉強に支障が出ることもなく、お互いに国家試験に向けて切磋琢磨できましたね。
卒業後は長野県と愛知県という遠距離になってしまいましたが、仕事で疲れていてもあなたは毎日メールをしてくれたので、あまり寂しくはありませんでした。
週末にはできるだけ一緒にお出かけをし、たくさん旅行にも出掛けましたね。
そしていよいよプロポーズ!
あなたから貰った愛の手紙に、とても感動して泣いてしまいました。
「しあわせにするよ」ではなく、「一緒にしあわせになろう!」という言葉がとてもあなたらしく、とても嬉しかったです。
結婚してからあなたと毎日会ってお話しできて、一緒にご飯を食べられる日々が、わたしにとってなにより幸せなことです。
こどもにも恵まれ、パパとして全力で遊んでくれたり、なんでも嫌がらずに率先してお世話してくれる姿勢に、「あなたが夫で、この子たちの父親で本当に良かった」と心から感じています。
こどもが生まれてからも、わたしのことを変わらず愛し、大切にしてくれることもとても嬉しいです。
あなたの為なら、あなたが喜ぶ顔が見られるのであれば、わたしは何でも出来ます。あなたのお友達やあなたを大切に育てて下さったご両親も、大切にしたいと思うようになりました。
これから先、こどもたちもどんどん大きくなり、子育てで大変なこともあるでしょう。
でも、あなたと二人だったらきっと大丈夫。二人で一緒に乗り越えていきましょう。
そして子どもたちが無事にわたしたちのもとから飛び立ったとき、またふたりで生活ができることを、今からとても楽しみにしています。
子どもたちには言えませんけどね。
わたしの大切なあなた。あなたと出会って、結婚できて本当に良かった。
ふたりで一緒に、これからもしあわせに暮らしていきましょう。