アイディちゃんはタイプ9
オートマタアイディが4w5か9w1か?という問題。
私は9w1ではないかと考える。
キャラの説明には以下のように書かれている。
まわりの空気に合わせちゃう性格で、自分の感情をあまり出さないの。本当はもっと自分を伝えたいんだって♡
そして、もう一つ鍵となるのがこの漫画のセリフ。
https://www.konami.com/amusement/ac/otoca/manga.html#!no14
「ワタシ、ジブンがナイカラ…」
「デモ チョットオキニイリ」
そして、このような発言もある。
ここからアイディがなぜタイプ4ではなくタイプ9か説明していこうと思います!
アイディの説明から読み解く
「周りの空気に合わせちゃう性格」
→これは主にタイプ6、タイプ9に当てはまる。
「自分の感情をあまり出さない」
→ここで遊離型のタイプ9であることが分かる。
タイプ6は追従・反応型であるため、権威に従うものの、不従順な者や権力者に相応しくない者に対して反発を行う。
しかしアイディにはそれが一切見られない。アイディは自我を主張することがない。
それに、タイプ6は団体主義であるが、アイディは完全なる個人主義者である。
もしアイディがタイプ6であるならば、ルシ子が危険に晒された時に身を持って戦うだろう。そのような性格だとはとても思えない。
「本当はもっと自分を伝えたい」
→こう書かれている割に、タイプ4のような葛藤や自己憐憫がアイディには見られない。むしろそれらを避けているとさえ捉えられる。
アイディからは自我の探索というものが見られない。いつもルシ子の言いなりになってばかりである。
タイプ4であるならば、自分をコントロールするルシ子に対して反発の念を抱くだろう。しかし、アイディは反発しないどころかそのようなルシ子を慕っているのだ。
ワタシ、ジブンがナイカラ…
おそらく、タイプ4であれば「自分が無い」とは言わないだろう。
それはタイプ4の“根本的恐れ”に値するものである。
タイプ4は「自分が無い」ことを恐れる。
そのため、自分らしさを作り出そうとするのだ。
アイディにはそれが見られない。
自分が無いということを軽々と発言する。そこに不満は感じられない。
周囲に馴染むために自我を抑えるのはタイプ9の特徴だ。
デモ チョットオキニイリ
「“ちょっと”お気に入り」と言うのがとてもタイプ9らしい(一応タイプ5でも当てはまるがアイディがタイプ5はあり得ないので置いておく)。
タイプ4は好き嫌いが激しい。自己イメージに対する強いこだわりから、「これは好き」「これは嫌い」とはっきりしている。
それは外部からの反応でブレない強さだ。
アイディは「“ちょっと”お気に入り」と言っていることから、それが思い入れのあるものでない事が分かる。
おそらくアイディは自分の好き嫌いをはっきり認識できないのだろう。
ルシ子サマがスキなモノはワタシもスキデス
キタコレ!The タイプ9の発言だ!!!
タイプ9は“分離と消失”を恐れとする。
では何と分離し何と消失するのを恐れるのか?
タイプ9は特定の人やものと自分を同化させ安心を得る。
このアイディの発言がまさにこれだ。
アイディは自分をルシ子と同化させることにより自我を保っている。
そして、その後に「ダイタイは…タブン…」と続く。
やはりアイディは自分の感情を上手く認識できないのだ。
タイプ4であればオンリーワンを求めるので他人と一緒は嫌う。
アイディはルシ子と一緒であることで安心感を得つつ、「自分を表現したい」と願っているのだ。
ルシ子と同化した自分を変えようとしないまま、心の中で唯一性について願っているのだ。
アイディはそれを願うだけであり、行動に移さない。
これがタイプ9の「怠惰」であり「理想主義」であるのだ。
おそらくアイディは「自我を表現する」という理想化された世界を望むだけで満足している。だからいつまでも自立せずにルシ子に慕い続けるのだ。
以上のことから、アイディはタイプ4ではない。タイプ9(9w1)である。