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ミュージカル9to5のS席が3階で驚いた話

ミュージカル9to5をオリックス劇場で観てまいりました。
とっても楽しいミュージカルで、大満足しました。
感想は、こちら
舞台感想 ミュージカル 9to5|おとぼけ男爵

でもね、席種に驚いたんですよ。
そして、今後のミュージカルの座席設定に一抹の不安を感じました。

私は、主に宝塚歌劇を観劇します。
宝塚大劇場の座席はSS席からB席まであって、プログラムにも明確にその区分が示されています。

SS席 194席 全体の8%くらい
S席 1408席(一階 1063席 二階 345席)55%くらい
A席 475席(一階 286席 二階 189席)19%くらい
B席 473席(二階のみ)18%くらい
合計2550席
価格は
SS席 12500円
S席 8800円
A席 5500円
B席 3500円 B席17列は2000円

でも、宝塚歌劇は大変良心的ですので、外部ミュージカルを宝塚と比較することはできないと思います。

たとえば以前観劇した京都劇場。
こちらは941席と席数が多くないこともあったのでしょう、私が観た作品は全席同一価格。
それで、最後列だったからかなりがっかりしたのですが、これは最初から全席同一価格ということがわかっているので、仕方がないといえば仕方がない。
ちなみに、その時の感想はこちら
舞台感想 エリザベス・アーデンVSヘレナ・ルビンスタイン|おとぼけ男爵

それでも、劇団四季が京都劇場でやっていた時は、同一価格ではなかったように思うのですけれどね……

でも、主催者が全席同一価格として販売しているのだから、自分の運の悪さを呪うしかないです。
それは、仕方がない。

さて、そこで、今回のオリックス劇場ですよ。
オリックス劇場は2400席ある大きな劇場ですから、同一価格ってことはないですわね。
ほらね、チラシにもS席、A席、B席とある。

外部ミュージカルで、各劇場の席種が明示されているのを見たことがないんですよね。
だから、これは想像するしかない。
一階 1255席
二階 383席
三階 762席
じゃあ、S席は一階と二階前方
A席は二階後方と三階前方
B席は三階後方かな?って想像するわけです。

まさか、まさか、S席が三階だとは思わなかったのですが……
手にしたチケットは、三階 それもサイド!!!!
があーーーーーーーーん!!!!

キョードー大阪の強気の態度に驚きを隠せません。

恐らく、チラシにS席 A席 B席と書かれているが、ほとんどがS席でA席とB席はちょっとしかない可能性が大!!!
想像ですが、三階にS席を設定するなら、おそらくA席、B席は全体の10%未満で、80%以上がS席設定ですね。

三階は高いですよ。遠いですよ。
キャストが3センチくらいに見えます。オペラでやっとお顔の表情が見える。オペラなしでは、お顔の表情の変化を観ることは難しいです。

三階の1列目は手すりで視界が遮られるせいか、全部空けてありました。
さすがに手すりで舞台が見えない席をS席ということができなかったのでしょうね。

しかし、こういう座席設定は、普通なのでしょかね。
確かに、オリックス劇場のイベント情報を見ておりますと、同一料金結構あるんですよね。アイドルとかバンドとか、音楽系アーティストのコンサートだと同一価格も当たりまえなのでしょうかね。

そのアーティストと同じ空間にいるだけで良い!
どんな席でもチケットが手に入るだけでありがたい!
そんなファンで劇場を満杯にできるアーティストなら、席種を作る必要なんてないって話なのでしょうか?

宝塚歌劇の席種設定に慣れていたので、外部のこの強気設定に愕然としてしまいました。
宝塚って本当に良心的だ。ありがたい。

宝塚OG出演のミュージカルなら、宝塚ファンも来るだろうし、おっとり宝塚ファンならS席を買うだろうし、ま、場所が三階でもええって驚いて、それでもおとなしく観るだろう……
そんな風に思われている?
外部興行の闇を感じる出来事でございました。




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