4年ぶりの大人の遠足
コロナ前まで、高校時代の同級生三人と毎年「大人の遠足」を楽しんでいました。
高校時代その三人は美術部で、私は部員でもないのに美術部に入り浸っていた部外者でした。でも、美術部顧問はおおらかな先生で、美術部の合宿にも参加した覚えがあります。部員でもないくせに……なんて言う人のいないおおらかで、優しい時代だったなあ~
合宿は、世話好きな先生の知人が営む民宿で、世話好きなおばちゃんが、色々美味しいものを出してくださいました。
昼間スケッチ、夜作品講評という美術部合宿で私は一体何を描いたのか?
まるで覚えがありませんが、随分楽しい合宿だった記憶だけがあります。
そんな青春の記憶を共有できる友人の存在って貴重です。
だから、年に一度の遠足はとても楽しみだったのですが、コロナ禍ではそれも叶わず、4年ぶりにやっと再開することができました。
紅葉を楽しみたいが、オーバーツーリズムの波に飲み込まれたくない。
そういう難しい要求にピッタリな行き先を見つけ出す能力を持つ一人が「大原野神社」を提案。
なるほど、知る人ぞ知る紅葉の穴場っぽい! さすが!!
まずは、京都駅周辺でランチを食べてから~
でも、京都駅は人が多いんじゃない~ どこにする?
穴場レストランを見つけ出す能力を持つ一人が「AWA DINING COLLET」を提案。
京都劇場の7階にこんなレストランがあるなんて、知りませんでした。
駅ビルが完成したのは1997年だからもう、30年近く前なのにこんな広場があるなんて知らなかった~ 京都駅は何度も利用していたけれど、驚き~ 京都タワーがこんな目の前に見えるのね~ 街角ピアノも設置されていて、ピアノを弾いている人もいる~ 植物も植えられていて、ムラサキシキブの実が美しい~
お店はこちら
2700円のランチはこちら
90分でお店を出なければいけないのですが、丁度食べ終わるのが75分くらいでしたから、それほどせわしい感じはしませんでした。
JRで桂川に行って、市バスで西竹の里町に行きました。
降りたところは住宅地。駅や大きなイオンができたのもわかります。住宅地が広がっています。
でも、住宅地を抜け出ると、畑が広がり、山が見えます。
日本の原風景のようなのどかな景色が広がります。
遠足らしくなってきました~
まずは、大原野神社の近くにあるお店の「草餅」をお土産に買います。
売っている時期が限られているらしいので「幻の草餅だとか……」
持って帰って食べたら、昔懐かしいような手作り感あふれる草餅で、美味でした。そのまま食べても、焼いて食べても美味しかったな。
お店はこちら
大原野神社では、七五三や結婚式の撮影があちこちで行われていました。
最近は、公園や神社などに行くと結婚式の撮影している人多いですね。
新郎新婦総モデル時代ですね。
私の時代は、豪華な台紙に二人並んだ堅苦しい写真が貼られていましたが、今は自然な感じで雑誌の1ページのような写真が仕上がるんだろうな。
大原野神社は、春日大社の分霊を祀るので、手水舎も狛犬も鹿。
紫式部の愛した地でもあるそうです。紅葉の名所と言われるだけあって、美しいです。
大原野神社のあとは、近くにある勝持寺へ。西行法師にゆかりのある寺で、法師が植えた桜があり、花の寺と呼ばれるようです。
薬師如来像や金剛力士像などの重要文化財や、日光、月光菩薩や十二神将像など見ごたえのある仏像が瑠璃光殿にあります。
こちらの紅葉も美しかったです。
帰りは、南春日町から阪急バスでJRの向日町駅まで行って、カフェでお茶。
お喋りに花を咲かせた後、帰路につきました。
久しぶりの友人との大人の遠足は、心地よい疲れを感じる楽しい一日でした。