「サイダー飲みながら泣いて」
初夏の午後
息を切らしての帰り道
2年半付き合った彼氏が
まだ浮気相手と関係切れてなくて
たった今自販機で買ったサイダー
いつもならしないのに一気飲みした
誰にも言えない感情を言葉を
炭酸の刺激とともに胸に飲み込む
私は飲めば飲むほど涙が出て
飲んだ分が全部涙に変わったようだ
サイダー飲みながら泣いて
たっぷり涙の瞳に映るのは
綺麗な夕暮れ前の三色の空
まだ泣きながらも私は
自転車を漕ぎだして家路につく
泣き所である自分の部屋へと戻るため
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