母の日
こんにちは。音です。
ちょっと忘れていてしまったシリーズ
今日は何の日(昨日です、ごめんなさい)
母の日でしたね。
祝日でも何でもないけど、
毎年、街にはカーネーションが並んで、
温かい気持ちになります。
そこで、せっかくの機会と、
母の日とはいったい何なのか調べてみました。
母の日について
母の日は、毎年5月の第2日曜日。すなわち、5月8日から14日までの間になります。
5月の第2日曜日を母の日としている国は実は多くあります。アメリカや中国、カナダ、ドイツ、フィンランドなどです。
その他、イギリスでは四節句(協会の復活祭前に行われる40日の悔悛の聖句)の第2日曜日、フランスでは5月の最終日曜日、ロシアでは3月8日を母の日としています。
日本の母の日は、「日々の家事や仕事を頑張る母の苦労を労い、カーネーションやプレゼントを、感謝の気持ちを込めて贈る日」とされています。
母の日の起源
母の日の起源は世界中に諸説ありますが、日本の母の日の起源となっているのは、アメリカの母の日といわれています。
アメリカに住む、アン・ジャービスは社会活動家で、平和を願うボランティア活動(「Mothers Day Work Club」)に取り組んでいました。南北戦争中も、戦場で負傷した兵士たちを敵味方関係なく手当をし、敵対することを止めようと『母の友情の日』という平和活動を行ったそうです。
女性の社会的価値が低い時代に、そうした活動を率先して行っていたアンの姿は、多くの人の心を動かし、アメリカの平和に大きく貢献しました。
1905年5月にアンが亡くなった後、母の平和活動に感銘を受けていた娘のアンナが、亡き母の追悼をすために教会で集会を開き、その際、参加者に白いカーネーションを配りました。
アンナの母親への尊敬の気持ちや平和に対する思いが、人々から共感を呼び、この活動がアメリカに広まります。
そして、1910年(明治43年)にアンナの故郷であるウェストバージニア州の知事が、5月の第2日曜日を母の日とする宣言をし、更に、1914年(大正3年)にアメリカ議会で正式に5月の第2日曜日が母の日と制定されました。
日本の母の日
日本で母の日が始まったのは明治の末頃で、アメリカからキリスト教を通じて伝わったと言われています。1915年(大正4年)には、国内の教会で母の日のイベントが開催されています。
そして、1931年(昭和6年)、大日本婦人連合が結成されると、香淳皇后(昭和天皇の皇后)の誕生日である3月6日を母の日としました。しかし、当時はそこまで浸透した文化ではなく、国民にはあまり知られていませんでした。
日本国内で、母の日の知名度が上がったきっかけは、1937年(昭和12年)5月に、森永製菓株式会社が開催した『森永母の日大会』というイベントだったと言われています。
このイベントで、20万人の母親を無料で遊園地に招待し、これがメディアに大きく取り上げられ、母の日が広く知られることになりました。
カーネーションを贈る由来
母の日にカーネーションを贈るきっかけになったのは、先述のアンナさんのお話にもありましたが、それ以外にも考えられそうです。
カーネーションの花言葉
カーネーションの花言葉は、「無垢で深い愛」です。花に思いを込める風習は、17世紀頃、トルコかヨーロッパに伝わったと言われています。
また、カーネーションは色により意味が異なります。
赤 「母への愛」「真実の愛」
白 「尊敬」「私の愛は生きています」
ピンク 「感謝」「女性の愛」
紫 「気品」「誇り」
黄色 「嫉妬」「軽蔑」
母の日に、これほどにも古い歴史が知りませんでした。
母の日に限らず、感謝を伝えられる、そんな母のような人になりたい。
と思います(綺麗に締めます)。
2023.05.14.