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ナイク・サタム展

村内の筬島(おさしま)にある砂澤ビッキアトリエ3モアでは、現在ナイク・サタム展が開催されています。(8月4日まで)

この、ナイク・サタムさんは音威子府には深い関わりがあり、1980年に来日すると、音威子府の豊かな自然に魅せられ、2年間在住。のちに音威子府を離れてからも毎年のように訪れて、地元の芸術・創作のサークルと交流をもったとのことです。
専門はゴブラン織り、そこには絵画のような物語性を帯びた雰囲気にあふれています。

ナイク・サタムさんの作品は、音威子府村の村長室や村内の天塩川温泉、北海道立近代美術館などにも展示されていますが、実は学校にも展示されています。

題名は「会いたい!」(DESIRE!)
吹き抜けのホールに飾られていますが、大きさが伝わるでしょうか

都会に暮らす父親と離れ離れになった少女が困難を乗り越え会いに行くところ、意地悪な雨雲が道をどろんこにし、川を増水させてじゃまします。
それを見ていた太陽が、雨雲を吹き飛ばしている…というストーリーだそう。なんとも不思議な雰囲気をもった作品です。

ゴブラン織りは花柄やボタニカルなデザインなどがよく知られていますが、その技法を絵画のように昇華させて表現するところが興味深いですね。

アトリエ3モアの展示、ぜひ行ってみてはいかがでしょうか。
砂澤ビッキの常設の作品群もとても楽しいですよ。

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