中国は想像していたよりもずっと素敵な国だった。
時刻は23時。浦東国際空港。
フライトが深夜2時なので、しっかりと時間を持て余している。
ということで、今回の中国渡航についてまとめようと思い、久しぶりにnoteを開いています。
さて。
3月26-29日、中国の寧波というところで研修をしてきました。
私の所属する研究室で毎年の恒例行事となっている、デザイン文化研修というやつです。
これがまあ、ハードだったのだけど。
それは後々書くことにして、中国に初めて来て感じたことを、忘れないうちに書き留めることにします。
「私は私の感じた世界を信じて生きたい」
4日間全体を通して思うのは、これ。
ひどく当たり前のことなのだけれど、この4日間で、この言葉に生が宿った感覚を覚えました。
なんとなく、日本で生きていると、中国という国に対して良くないイメージを持ってしまいがちな気がしています。
明確な理由は分からないけれど。
恥ずかしながら、私もその1人でした。
図々しくて、マナーが悪くて…そんな勝手なイメージを持っていました。
今思えば、自分自身の中には1ミリの根拠も存在していなかったのにね。
私には今、中国からの留学生の友達がいます。
彼女は友達想いで、いつも周りを気にかけてくれる、とっても心優しい人。
彼女と仲良くなったお陰で、それまで私の中に存在していた中国のイメージは、だいぶひっくり返されていました。
そんなわけで、中国という国に興味を持つようにはなっていた。
だけど、そうは言っても、街中で出会う人たちを見ては「きっと大多数は、やっぱり…」なんて思ってしまっている自分がいたのも事実なのです。
「中国の人って、あったかい」
今回、中国に来て気がついたこと。
謙虚な日本文化の中にいるから、中国の人が図々しく見えてしまっているだけだった。
中国に来てみたら、それがむしろ中国の人の強みなんだと思いました。
誰とでもすぐに打ち解けては談笑してる人たちを見て、なんとも言えないあったかい気持ちになりました。
その場に居合わせたみんなが家族みたいな、そんな感じがしました。
圧倒的マジョリティの中では、マイノリティが中心化の力によって排除されていく。
まさにその構造なのだと思いました。
私自身も、いつも多様性を認めたかったはずなのに、心のどこかでは認めきれていなかったのかもしれないですね。
正直、政治とか経済とかの事はよく分からないけれど、私の感じた「あったかい」気持ちは、少なくとも嘘ではない。人が素敵な国だった。
それって、すごく魅力的な事だと思っています。
もちろん、たった4日間で、たった1人の「ワタシ」が感じたリアルなのだから、これが世界のリアルではないと思います。
でも、私は私の感じた世界を信じて生きたい。
無知って、悲しい。
もっと知りたい。もっと出会いたい。
人を知ると、文化を知りたくなる。
文化を知ると、世界が知りたくなる。
そんな気がしています。
だからやっぱり、私はじっとしていられない。
どんな出会いがあるだろう。
どんな気づきがあるだろう。
さて、次はどこへ行こうかな。
(2枚目の写真は、通りすがりの現地のおっちゃんが声をかけてくれて、撮ってくれました。この場を借りて、ありがとう。おっちゃん。)
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