「音のきづき」東京ビエンナーレ2020/2021より
東京ビエンナーレ2020/2021 長谷川逸子さんのインスタレーションを訪問しました。
大きな部屋の中に6つの小さいエリア(パオ)が用意されていて、それぞれ異なる音が流れていたり無音だったり、パオの中に吸音材があったりなかったり。6つのパオを渡り歩いて、音の聞こえ方の違いを聴く作品。
・・・いや、音だけじゃなく空間の違いを感じる作品、と言うのが正しいんじゃないかと思います。
空間を仕切ったり仕上げたりすることで、その中の音環境は決まります。でも同時に、音環境もその空間の印象を決めている。それを体感できる作品でした。
音環境計画とか音響設計と言うと音だけデザインしているように思われがちですが、本当は空間を構成するたくさんの要素の1つとして音環境をデザインしています。
そんなことに改めて気付き、また、建築を設計する方にそのことを気付いてほしいなあと思った1日でした。
展示は2021年8月29日まで。
ぜひ体感してみてください。
東京ビエンナーレ2020/2021 「音のきづき」
https://tb2020.jp/project/awareness-of-the-sound/
関連note記事https://note.com/tokyobiennale/n/nf22589f7f9b3
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