自分を自分たらしめている根拠はどこにあるのだろうか?
10月27日に岡山市の蔭凉寺で開催のCultivation program2024 リーディングパフォーマンス『人魚の器官/漂う海馬』に関する情報をお届けします。
今回は出演者の三嶋孝弥さんの公演に向けたコメントとプロフィールをご紹介します。
企画や作品についてはこちらの記事をご覧ください。
河合さんの脚本は「自分を自分たらしめている根拠はどこにあるのだろうか?」という事を考えさせられることが多いです。
私は仕事柄、様々な形の「病気」「老い」「死」に向き合うことがあり、その経験を通して自分なりの思想を構築してきました。
しかし、「人魚の器官」「漂う海馬」は思考の壁を破壊し、私の薄っぺらい思想をぶち壊していきます。
私たちの想像可能な範囲をちょっと逸脱した近未来SF。
少しだけ未来に生きている人物たちが、今の私たちも抱えている普遍的な問いにどのような答えを導き出すのか見守ってほしいです。
そして、河合さんの壮大な問いに、身体表現や声なき声をピックアップすることに長けた桐子さんという演出家がどのようなアンサーを出すのか。
「リーディング」と銘打っていますが、その枠を超えていけると確信しており、とってもワクワクしています。
私個人としては殆どの方がほぼ初対面という環境の中、社会人・学生・ダンサー等、様々なバックグラウンドを持つ方々と、どのような世界観を創り上げることができるのか楽しみです。
この作品たちが何処に連れて行ってくれるのか。
そして、観客の皆さんと一緒にどのような景色を見ることができるのか。
一緒に悩んだり苦しんだり、でも楽しみながら物語の海を泳いでいけたら幸いです。
〈三嶋孝弥プロフィール〉
1988年生まれ、香川県高松市出身。
大学進学を機に演劇を始め、卒業後は社会福祉士・精神保健福祉士として病院や行政機関で勤務しながら創作活動をしている。
役者、脚本、演出、照明、ダンスと多岐に渡り表現方法を模索している。
劇団Conflux、株式劇団マエカブに所属。
《予約フォーム》
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