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この持ち合わせた身体をいかに扱うのか
10月27日に岡山市の蔭凉寺で開催のCultivation program2024 リーディングパフォーマンス『人魚の器官/漂う海馬』に関する情報をお届けします。
今回は出演者の武内浩一さんの公演に向けたコメントとプロフィールをご紹介します。
企画や作品についてはこちらの記事をご覧ください。
本公演は、SFミステリーでありながら、現実の地続きの中にあるように感じます。現在、人為的なモノがもたらしているであろう気候変動や様々な事象が、本当にあり得る可能性をもリアルに感じさせられます。
老化が病気として捉えられている社会の中で、我々がとる選択。先がわからないからこそ、湧き上がる不安、そして、期待。人は、何を判断材料とし決断を及ぼすのか。その時に起こる感情と人間同士のやり取り。
この抽象的世界観の中で、桐子カヲル氏による演出によって、新たな形に具現化されたように感じます。
今回はリーディングパフォーマンスという形式で発表されていますが、台本を読むという領域では無いです。読むという中にも様々感情があり、表情があります。
そして、読まないという、″間 ”とでもいいましょうか、その間には実は色々な事象が同時に起きているとも言えます。今回は身体表現を用い試みることで作品強度を増し、空間トータルで作品世界に没頭、味わえることを目指します。身体表現という呼び名には様々要素が含まれます。踊りと捉えることもあれば、行為動作表情などもあるのかもしれません。この持ち合わせた身体をいかに扱うのかも、この公演においてとても見どころと言えるのではないでしょうか。
私は、粘菌男という役を演じるわけですが、呼び名からも何者なのか、捉え所が無い生き物を表現します。出演する人材それぞれにバックグラウンドがあるわけで、今まで生きてきて現在があり、未来がある。その中で培われた考え方や思いがあるから、その発言行動になっていくという時間軸をも感じて頂けたらと思います。
この度はお寺という、場での公演です。その場が持つ空間エネルギーの中で表現することにも意味深い気がしております。
一回公演であります。贅沢な瞬間芸術を味わいお越しくださりますこと心より感謝しております。
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〈武内浩一プロフィール〉
ダンサー・振付家
岡山県出身。2005年より踊り始め、演劇・アフリカンパーカッション・映画・CM等様々な表現活動経歴も持つ。文化庁、NPO法人DANCEBOX主催国内ダンス留学@神戸3期ダンサーコース修了。三浦宏之主催ダンスプログラム3年半所属。
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《予約フォーム》
https://docs.google.com/forms/d/1VB9AKPJxtDETXWRF7HibdrgC4pfRYRzGg6S0JNeYK9c/edit