生命を繋ぐ

近親の一回忌に参列した際、供養の後にお坊さんの仰ったことが心に刺さったので記しておきたい。

●お花、香り、お供え、参列者の心による供養、それらを先祖に伝えることが坊主の仕事。
●生前は色々な経験があっただろうが、一回忌などには先祖の良かったところを思い出してあげる。良かったところを見本にして生きていく。それで心が広くなる。
●先祖は子孫たちを見ていてくれる。先祖に向かって願いを唱えると、それを一番応援してくれる。

こんな感じやったかな。遺族の未来に寄り添った話をしてて素敵やなと思った。副住職とのことやったけど、同い年かそれよりも下くらいの見た目で、若いのにすごいなぁと思った。

先祖に願いを唱えるというは、決して他力本願ではなくて、それを念ずることで自分自身に改めて言い聞かせることやったり、自分の記憶により強い印象を与えることに意義があるかと思う。
死は避けられないこと(苦諦)やから、大事なのはそれをどう捉えるか。死をただちに悲観的に捉えるのではなくて、あるがままを受け入れて、先祖の命を自分の未来の生命に繋げる。
改めて仏教は希望のある教えやと思った。

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