さよなら中野
新しいことをはじめると、はじめからガツガツやってしまう節があります。
その癖、飽きたらすぐやめてしまうので、文章書きたい意欲がある今のうちに、たくさん投稿したいのです。
というのも、私は2月から5月終わりまで春休みになっていて、その間いろいろなことがあったので、書きたいことが有り余っているのです。
今回は、タイトル通り中野とさよならしたお話です。
4月、5年続けたアルバイトを辞めなければいけなくなりました。
コロナや、他にもいろいろな事情があり、アルバイトみんな(主婦さんは不明)を解雇することになったそうです。
私はこのバイト先に思い入れがありました。
バイトを始めたのは大学1年生の秋。サークルの先輩の紹介でこのバイト先に入社します。
作業内容は主に軽作業。キャラクターグッズを作っている会社で缶バッジやキーホルダーなどの小物の作成、Tシャツやトートバッグなど布物の刷りなどをしていました。
取り扱っていた作品は、子ども向け作品から流行りの女性向けコンテンツまで様々。中には私の好きな作品もあり、商品を見ながらふふふとなっていました。
たまには、社員さんの雑務を担うこともありました。某大手広告代理店へお使いに行ったり(警備員にとめられてすんなり中に入れなかった)、撮影用の花を買いに行ったり(いい感じの買ってきてっていう無茶振り)、時には好きな作品のグッズの企画案まで書きました。ただのパシリですね。
それでもこの社員さんのお手伝い的な作業は、勉強になるようなことが多かったので好きでした。PhotoshopやIllustratorが使えるようになったり、知らない企業に物怖じせず入れるようになりました。企画書を作成していたということも、就活でESに書けるのでいい経験でした。
なにより、私はバイトの仲間たちが大好きでした。
親身になって人生相談にのってくれる主婦さん、下ネタ好きのにぎやかな主婦さん、アニメが好きでいつも話にのってくれる主婦さん、パッと見ただのクズだけど実は情に厚い先輩、いつも元気でよく遊びに誘ってくれるマジで可愛い先輩、イラストが上手でCDジャケットも描いてくれた同期、初対面からコミュ力全開でラインするほど仲良くなった同期、毎月ディズニーのTodayをくれるおじいちゃん、何かと不幸な話題が尽きない可哀想だけど良い奴な後輩、可愛い顔して下ネタ大好きな同期、酔うと死ぬほどめんどくさくなる後輩、人の話聞かないし絶対遅刻してくるけど憎めなくて面白い先輩、怒ると怖いけど差し入れいっぱいくれる上司、そしてなにより紹介したらバイトに入ってくれた大学の友人、みんなみんな本当に良い人たちでした。
専門に入学したばかりの頃、友達ができなかった私にとって、話を聞いてくれる、面白い話をしてくれるバイトの人たちは心のオアシスでした。
時には飲み会したり、カラオケに行ったり、お家でゲーム会したり、気付いたら大学の友達と何ら変わりのないほどの距離感になってました。
全員バイトを辞めさせられてしまった今、連絡先を知らない人もいたり、もう二度と会えない人もいるのではないか、と思ってしまいます。
バイト先のみんなに話さなければいけないこともあったのに、それすら出来ず仕舞いでした。
またできることなら、ちゃんと最後の出勤の日が決まっていて、ちゃんと社員さんや残るバイトのみんなにお別れの挨拶をして去りたかったです。
そしてなにより、
もうこんなに楽な職場には出会えないだろうなと思いました。
なんてったってお話しながら仕事できるから。仕事中お菓子食べれるし、休憩いっぱいあるし、休む時代わりとかいらないし
みんなで社長の愚痴言ってる時間最高だったな
5年間通った中野。
4月には大通りの両側に生えているたくさんの桜が満開になります。
バイト先の窓から見る桜は本当に綺麗で、毎年楽しみにしていました。
最後にひとつだけ。
早く休業手当ください。
以上
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