物理型と特殊型の両採用についてぐだぐだ話すだけ
この記事は「種族統一Advent Calendar2022」 20日目の記事です。
本記事を読むにあたって
△本記事では、以下の用語及び略語を扱います。
・通常対戦…6350、持ち物及びポケモンの重複なしの対戦。ランクバトルやカジュアルバトルが相当。
・種族統一対戦…6350、同じ図鑑Noのポケモン3~6匹で統一した対戦。リピートボール級が相当。
・H…HP
・A…こうげき
・B…ぼうぎょ
・C…とくこう
・D…とくぼう
・S…すばやさ
△本記事ではダメージ計算結果を記載しますが、とくに断りが無ければ個体値31、レベル50で、性格・ランク・特性等の補正はないものとし、防御側のポケモンはHBD無振り、攻撃側のポケモンはAC252振りで計算します。「ダメージ計算SS for ポケモン ソード&シールド」(Kensuke Hoshikawa)を使用しています。
△本記事は100%筆者の主観で作成しております。読んでいて不快、価値観が合わないという方はブラウザバックせず、黙って最後まで読めください。
△本記事は「対戦で勝つための種族統一」をコンセプトに作成しています。しかし種族統一では、というかポケモン対戦では、どんなポケモンを使おうが、どんな型を使おうか自由なので、本記事は参考にしなくていいです。てかしないでください。
まえがき
どうも、まいゆんと申します。
「誰だてめー!帰れ!」と思う方が大半だと思うので軽く自己紹介を↓
お分かりいただけたでしょうか。「あー、あの人ね!」と、思っていただけたら幸いです。ちなみに私の名前は「まいゆん」ですが、SVのTNは「まいゆんゆん」なので非常に分かりづらいです。申し訳ございません(土下倒立前転)
物理型、特殊型は何を基準に決める?
唐突ですが、通常対戦においてポケモンの型を考えるとき、みなさんは何を基準に「物理型」「特殊型」を決めるでしょうか。大半の方は「ACどちらの種族値が高いか」「物理特殊どちらの技範囲が広いか」を考えるでしょう。
例えばこんなポケモン
サザンドラ
H92 A105 B90 C125 D90 S98
ACともに高い種族値ですが、一般的には特殊型が採用されます(※1)。物理特殊ともに技が豊富ですが、種族値の高い特殊の方が強いというのは明確ですね。
ラプラス
H130 A85 B80 C85 D95 S60
ACともに85と同じですが、こちらも特殊型の採用ケースが多いです(※2)。
タイプ一致の物理氷技が貧弱かつ特殊しかない電気技との相性が良いことが理由と思われます。
ここで通常対戦におけるルールに注目です。通常対戦ではポケモンの重複ができません。つまり物理型と特殊型のどちらかしか採用できず(※3)、サザンドラやラプラスに関しては特殊型が強いため、わざわざ物理型を採用する理由がないということになります。それでも物理技を採用するような型は「変態型」と呼ばれ、その行為は「逆張り」と呼ばれます。(悪いことじゃないよ!)
両者とも多彩な物理技を持っているのにもったいない。。。なにかポケモンの可能性を引き出せる素晴らしいルールはないかなぁ。。。
あっ、種族統一があるじゃないか!!
種族統一なら同じポケモンを6匹まで育成できるので、物理型と特殊型の両方を採用しても何ら問題はありません。むしろ採用する理由しかありません。というわけで長くなりましたがここからが本題です。
種族統一における物理・特殊両採用のメリット
・相手に応じて物理、特殊を使い分けることができる
例)Bが高いクレベースに特殊技、Dが高いヌメルゴンに物理技
・物理メタ、特殊メタを崩せる
例)鉄壁カメックスに特殊技、ド忘れトゲキッスに物理技
・何より意表が突ける
例)リフレクターはったオーロンゲに特殊技
・普段使えない技が使えて楽しい
例)ジガルデのコアパニッシャー(特殊)
相手も種族統一なので物理受けや特殊受けなどさまざまな型を使ってきます。状況に応じて物理・特殊を使い分けられると良さそうですね。しかし、すべてのポケモンが物理・特殊両採用に向いているわけではありません。ここからは、どんなポケモンが向いているのか、向いていないのかを主観100%で紹介させていただきます。
物理・特殊両採用に向いているポケモン
・A、Cともに高いポケモン
例)ジャラランガ
A110、C100
物理技…インファイト、げきりん、じしん、どくづき
特殊技…スケイルノイズ、きあいだま、かえんほうしゃ、ばくおんぱ
種族値が高ければ物理・特殊どちらの型でも文句ないですね。サザンドラ、ドラパルト、ヌメルゴンといったポケモンたちも物理・特殊両採用という点に関しては非常に優秀です。
・多少種族値が低くても技範囲が優秀なポケモン
例)クチート
A85、C55
物理技…じゃれつく、アイアンヘッド、サイコファング、3色キバ
特殊技…ラスターカノン、ヘドロばくだん、だいもんじ、れいとうビーム、シャドーボール
ルカリオ(B70、D70)に対してクチートの「ほのおのキバ」が52.4~62.0%、「だいもんじ」が68.9~81.3%なので、ほのお技を採用するならば特殊の方が強そうですね。また、物理にはない技範囲(くさ、ゴーストetc…)が特殊技にはあるので、十分特殊型採用のメリットがあります。
・A、Cどちらも低くて同じくらいのポケモン
例)ドヒドイデ
A63、C53
物理技…アクアブレイク、ダストシュート、しっぺがえし、ミサイルばり
特殊技…ハイドロポンプ、ねっとう、ベノムショック、ふぶき、たたりめ
A、Cどちらも低ければ潔く物理型と特殊型を両採用できますね。ドヒドイデの場合は物理、特殊ともに技も優秀なので両採用のメリットがあります。
・変化技が優秀なポケモン
例)ポットデス
A65、C134
物理技…ゴーストダイブ、ふいうち、ギガインパクト
特殊技…シャドーボール、ギガドレイン、アシストパワー
Aが低く技範囲が微妙で一見強くなさそうな物理型。しかし最強技「からをやぶる」でAを二段階上昇させることでそれなりの火力を得ることができるのです。また最新作SVでは「テラバースト」を覚えるため範囲補完も可能です。「ふいうち」の火力が上がるのが地味にうれしい。
・威力の高い技を持つポケモン
例)ニンフィア(フェアリースキン)
A65、C110
物理技…とっておき、からげんき、じたばた、でんこうせっか
特殊技…ハイパーボイス、サイコショック、シャドーボール
ルカリオ(B70、D70)に対してスキン補正込みの「ハイパーボイス」が75.1~89.6%、最大威力の「からげんき」と「とっておき」が85.5~101.3%、同じく最大威力の「じたばた」が122.0~143.4%となっており、条件さえ整えば、特殊技よりも物理技の方が火力が出せるようになっています(※4)。またAに努力値を振ることで「でんこうせっか」の火力がまあまあうれしいので十分物理・特殊両採用のメリットがあります。
物理・特殊両採用に向いていないポケモン
・A、Cのどちらかが低すぎるポケモン
例)ダゲキ
A120、C30
物理技…インファイト、3色パンチ、じしん、がんせきふうじ
特殊技…きあいだま、くさむすび、いびき
レジスチル(B150、D150)に対してダゲキの「インファイト」が90.3~108.3%、「きあいだま」が42.5~51.6%であり、圧倒的に物理の方がダメージが多いですね。もちろん特殊の「きあいだま」を採用するメリットはありますが、火力が低いことから交代などで対策がされやすく、汎用性の観点からも物理型を採用する方がお得となっています。
・A、Cどちらかの技範囲が絶望的なポケモン
例)デカヌチャン
A75、C70
物理技…じゃれつく、デカハンマー、はたきおとす、アイスハンマー
特殊技…てっていこうせん、ラスターカノン、ドレインキッス、テラバースト
「C70あれば特殊型もいけるよね!」と考えていた時期が私にもありました。ところが有用そうな特殊技は上記の4つのみ。。。「ドレインキッスで耐久できるくね?」とも考えましたが、耐久やCを上げる手段に乏しく、種族統一パにおいて特殊型の採用は諦めざるを得ませんでした。
ちなみに特殊デカヌを育成するとしたらこんな感じでしょうか。。。鋼、炎への打点として地面テラバーストを入れるのが良さそうです。知らんけど。
持ち物:こだわりメガネ
性格:おくびょうorひかえめ
努力値:H4、CS252
技:てっていこうせん、ラスターカノン、ドレインキッス、テラバースト
テラスタイプ:じめん
あとがき
本記事では物理型・特殊型の両採用に向いてるポケモン、向いていないポケモンを例とともに紹介させていただきましたが、所詮筆者の主観と偏見によって作られた記事であり、物理・特殊両採用に向いていないとしてきたポケモンも使い方と型次第では十分活躍できるかもしれないので、あまり真に受けないでください。まいゆんって人はこんな考え方をしてるんだな~程度に思っていただけたら幸いです。
最後に、物理型と特殊型をバリバリ混ぜた構築を2つほど簡単に紹介させていただきます。ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
6分の4物理型のニンフィア統一
1.とっておきのニンフィア
わざ:まもる、とっておき
特性:フェアリースキン
性格:いじっぱり
持ち物:せいれいプレート
努力値:HA252、S4
初手守って「とっておき」をするだけ。「あくび」などを警戒してくる相手によ~く刺さる。
2.空元気なニンフィア
わざ:からげんき、ねがいごと、あくび、まもる
特性:フェアリースキン
性格:いじっぱり
持ち物:かえんだま
努力値:HA252、S4
攻撃技は「からげんき」のみ。なぜなら火傷して物理技の威力が半減だから。「あくび」で交代を促せば交代先に威力140の「からげんき」をぶちこめる。種族統一は対面構築か展開構築が基本なので相手の戦術を崩すことが可能。
3.起死回生のニンフィア
わざ:アイアンテール、じたばた、あなをほる、こらえる
特性:フェアリースキン
性格:ようき
持ち物:カムラのみ
努力値:AS252、H4
HP1で耐えて威力200の「じたばた」をする。「こらえる」とカムラのみとの相性もよく、Sを1段階あげることで115族まで抜かすことができる。剣盾ランクマ環境で猛威を振るっていたジャラランガに対して290.6~346.6%のダメージを与えることができ、防音で無効化される「ハイパーボイス」よりも有効である。
4.物理に命を懸けたニンフィア
わざ:でんこうせっか、のしかかり、にどげり、あなをほる
特性:フェアリースキン
性格:いじっぱり
持ち物:いのちのたま
努力値:HA252、S4
ごく普通の物理アタッカー。「でんこうせっか」の火力が高く、SVに追加されたら環境を壊すであろうジャラランガに対して86.6~104.0%のダメージを与える。
5.魔法ショタニンフィア
わざ:マジカルリーフ、マジカルフレイム、ウェザーボール、ムーンフォース
特性:メロメロボディ
性格:ずぶとい
持ち物:アッキのみ
努力値:HB252、D4
ニンフィアはBが低めなので物理で攻められることがしばしば。ならば物理特化で受けてやろうじゃないか。ついでにメロメロになってくれたらラッキー。あえてオスにしてみた。
6.姑息なスカーフ脳筋ニンフィア
わざ:ハイパーボイス、はかいこうせん、サイコショック、マジカルフレイム
特性:フェアリースキン
性格:おくびょう
持ち物:こだわりスカーフ
努力値:CS252、H4
「ハイパーボイス」連打するだけで強い。USUMでは強すぎて禁止級にされていたジャラランガの上から「はかいこうせん」で352.0~416.0%のダメージを与えることができる。
ガチガチ両刀ドラパルト統一(8世代向け)
1.のろいのにのろくないドラパルト
わざ:まもる、ねむる、かなしばり、のろい
特性:のろわれボディ
性格:ずぶとい
持ち物:カゴのみ
努力値:HB252、D4
初手「まもる」で効果抜群の技を防ぐ。「かなしばり」でその技を出せなくすれば安全に「のろい」をすることができる。
2.調子にのったドラパルト
わざ:りゅうせいぐん、ドラゴンアロー、シャドーボール、ねっとう
特性:すりぬけ
性格:やんちゃ
持ち物:こだわりスカーフ
努力値:H252、A124、S132
素早さが高いからってS132しか振ってない。相手にあわせて「りゅうせいぐん」と「ドラゴンアロー」を使い分ける。どうしようもない相手は「ねっとう」で焼く。
3.ずっとドラパルトのターン
わざ:りゅうのまい、ドラゴンアロー、かなしばり、みがわり
特性:クリアボディ
性格:ようき
持ち物:たべのこし
努力値:H252、B172、S84
高い素早さから「みがわり」で相手の攻撃を防ぐ。かなしばりでその技を封じて安全に「りゅうのまい」を積む。結構完封できる。
4.フェアリー撲滅カタパルト
わざ:りゅうのまい、ゴーストダイブ、はがねのつばさ、でんじは
特性:すりぬけ
性格:いじっぱり
持ち物:ロゼルのみ
努力値:AS252、B4
ロゼルのみでフェアリー技を一回受けつつ「りゅうのまい」を積む。フェアリー打点の「はがねのつばさ」と「ゴーストダイブ」でフェアリーを叩き潰す。
5.神調整脳筋ドラパルト
わざ:ゴーストダイブ、そらをとぶ、かみなり、だいもんじ
特性:すりぬけ
性格:ゆうかん
持ち物:じゃくてんほけん
努力値:H252、A84、D172
サーナイト、アシレーヌクラスの「ムーンフォース」を耐える調整。素早さ下降補正だがだいたい上をとっている。ダイマックス前提の型なのでSVで型変更をしなければならない。
6.ダイマなしじゃ生きていけないドラパルト
わざ:りゅうのはどう、だいもんじ、かみなり、ソーラービーム
特性:すりぬけ
性格:ひかえめ
持ち物:いのちのたま
努力値:CS252、H4
命中不安、溜め技、命中不安、溜め技、命中不安。ダイマありきの型。
※1、※2 ポケモンHOME技使用率より
※3 両刀は例外
※4 「はかいこうせん」は反動技だから実質威力75だよね
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