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【音楽】私的洋楽ランキング_クラッシックロック

本日は、本職のデザインではなく洋楽についてです。

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とうとう洋楽界の最後の扉、オアシス再結成で湧く洋楽ファンですね(ちょっとこの話題も古くなってしまいましたが)。

わたしの高校時代は、お洒落な男女はオアシスのCDを貸し借りしていたような印象でございました。わたしはといえば「まぁオアシス、はいはい」と横目で見ていた訳ではございますが、それでもあの時期はラジオから毎日のようにオアシスか流れており(関西では当時802の勢いはちょっとしたものでした)、オアシスの流行っているものは大体聴いていたような感じです。

オアシスをじっくりと聴いたのは解散後とかになります。今になってみると「なんで当時真剣に聴かなかったのか」と後悔をしています。時代の空気にバッチリの楽曲は、その時代に聴くとより一層その力を感じ入ることができるように思います。時代と音楽はその場限りだから素晴らしいのでしょうね(良いこと言えた風になってしまいました)。

と前置きのお話は置いておくとして、洋楽ざっくりテーマのベスト5をいくつかしてみたいと思います。

◎クラシックロック・アルバム賞

【5位】
「ザ・グリーン・アルバム」
ウィーザー(weezer)

ウィーザーでは、このアルバムがわたしが聴き続けたアルバムです。こちらは、完全にウィーザーファンからしたら、一番じゃないでしょ!という方もかなりおられると思いますが、わたしはこれなんですね(時期的な問題もあるのか、買ってしまって聴き続けたからなのか)。

しかし聴きました、聴きすぎました。専門学校のヤンチャな男の子が『グリーンはクソっしょ!』と言っていたのが思い出されます。「目の前にいる年上のそのメガネ男性は、その“クソ”を聴きづづけていますよ」と心で呟きました。こちらも初期より少し歪みや生々しさが減り、聴きやすい感じでしょうか。それにしても、これだけポップなのに泣きそうになるのは、どういうことでしょうか。

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【4位】
「オーケイ・コンピューター(OK Computer)」
レディオベッド(Radiohead)

レディオベッドは良くも悪くも、もう高校時代の我々(団塊世代の子ども)の気分を作ってくれました。あのムードは世紀末的な思想にもマッチしたんでしょうね。

『ロック?』『レディヘちゃうか』で“わかるロック少年”が出来上がるような感じさえありました。

そんなことは全部置いておいても『KID A(キッド・エー)』『OK Computer(オーケイコンピューター)』はもう他の追随を許さない圧巻のクオリティでビシビシと感性を刺激しました。当時の音楽雑誌において2枚の掲載率は圧倒的だったように思います。はじめて一人暮らしをした小さな部屋で聴いたのが記憶にございます。(くらいっ!)

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【3位】
「メイン・ストリートのならず者(Exile on Main St.)」
ザ・ローリング・ストーンズ(The Rolling Stones)

ストーンズかっこいいですよね。賛否あるのかとかはわからないですが、最近のニューシングル『Angry』最高じゃなかったですか。80歳に踊らされるって、ブルースとロックの悪魔はどんなけなんだ!と歓喜いたしました。

こちらは名盤と言われるなかから、数少ない買えるCDのなかで選び抜いたものです。ただ、わたしの高校時代に『ブリッジズ・トゥ・バビロン_BRIDGES TO BABYLON』というアルバムが出ていまして、こちらも買ってよく聴きました。

近年調べたら「ここでちょっとストーンズの評価が落ちた」「駄作」とかまったく評判のよくないアルバムらしいのですが、わたしのストーンズの入口なのです。話せる人間がいないのでこのアルバムを好きな方がいるのかはわからないのですが、わたしは大好きです。

一曲目『FLIP THE SWITCH』曲のイントロを樽に漬け込んでおけば、いいロックな松前漬けができるに違いありません(吃驚する程一文字もうまく言えていないですね)。誰かこのイントロが好きな方と「いいよね!」とだけ言い合いたいぐらいです。

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【2位】
「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band)」
ザ・ビートルズ(The Beatles)

ビートルズが1位でもよいのですが。昔は「このアルバムが一番であり、それは、その一瞬のプレーの生々しさが真空パックされているから」みたいな感じで、『ラバー・ソウル』なんかを挙げている音楽評論家やミュージシャンなどが多かったような気もするんですが。わたしは学生時代はそんなにCDに使えるお小遣いがなく(また言ってる!)悩みに悩みんで雑誌を確認したりして自分に合いそうな「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band)」を選んだ訳です。

で、結論から言うとわたしにぴったりでした。どういったところかと言いますと、音が多重で録音されたりとデザインされていて、そこに意図的な偶然性を内包したような生音が加わっています(イメージです)。そして音の空間がクリアに広い感じで、聴き心地としては新しい音の雰囲気がする、そういった音質はわたし好みのようでした。

因みにこのアルバムを挙げていたのは、ミュージシャンでは高橋幸宏さんぐらいしか思い浮かばないです。

でも、という程のことはないのですが、ビートルズのシングル(なってたかな?)となると『ハローグッバイ(Hello, Goodbye)』ですね。歌詞、最高じゃないですか。あんなに感動した歌詞は後にも先のもないです。そして『ストロベリー・フィールズ・フォーエヴァー(Strawberry Fields Forever)』ですかね。

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【1位】ザ・ビーチボーイズ
ペット・サウンズ(Pet Sounds)

楽曲の魔法的な音楽の神秘性が詰りに詰まった音たち、というニュアンスでザ・ビーチ・ボーイズがなんだかんだで一番としました。

ビートルズでもいいですけどね。でもなんだかんだ聴いてきましたが、このアルバムが神がかった何かを音から感じるロックミュージックの最高峰だと勝手に思っています。『サーフズ・アップ』も奥の奥まで素晴らしいです(今このアルバムを聴く感じではないですが、こちらも傑作だです)。ビーチボーイズについては、色んな方々がきっと解説されているので、ここで語る必要もないかと思います。

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わたしの新しい洋楽の扉を開いたのは、BECKの音でした。アルバム『ルーザー』『オディレイ』が新しい洋楽の音となりました。

クラッシックなものだとパンクになりますが、ザ・クラッシュはベスト盤をテープで聴いていて、高校時代に木炭画の絵画教室を少し習っていた教室にはじめて行くときに聴いていた記憶が何故か鮮明にあります。パンクなのにクラッシュはなんであんなに聴いていられるのか、ですね。

あとは、お洒落なお店ではスペシャルズとジャック・ジョンソンですかね。スペシャルズはよく聴きました。ジャケの白黒のコントラスト、クール過ぎてくらくらしますね。

スティービーワンダーもほぼ一枚を聴き続けたんですが『インナーヴィジョンズ(Innervisions) 』ですね。洗練されたかっこよい音でした。

ニール・ヤングだと『After The Gold Rush』ボブ・ディランは後にブームが来てボックスセットを買いますが『追憶のハイウェイ61』。LIKE A ROLLING STONEは何度リピートしたことか。ここまででわかることは「音楽的にわかりやすい趣味傾向」ということかもしれません。

それと、あとスライ (Sly & the Family Stone) も聴いていました。わたしは一枚『Fresh(フレッシュ)』を聴きつづけた人です。近年、スライのドキュメンタリーを観て思うことが多すぎて、観なければよかったかと思いました(爆)

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付け足しのような話。わたしの個人的洋楽体験のはじまりはマイケル・ジャクソンです。小1のとき、家族で10ヶ月程アメリカにおり、そこで乗っていたぼろぼろAudi(アウディ)。車内のカセットはほぼ2択でマイケルと陽気なディズニーでした。何故若干堅い両親があの騒音のような2枚を聴いていたのかは不明です。わたしがたまに調子に乗るのはマイケルの音楽が血肉となっているからかもしれません。「ふぉー」ですからね。

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余談ですが、我々のAudi(アウディ)は120キロ前後で行き交うハイウェイで『ぷす』という音ともに道のど真ん中で急停車したり、ある雨の日にスリップして一回転半して道のガードレールに突っ込み大破しました。その先は完全に崖だったので、我々家族はツイていたと思われます。

父の職場の方々は我々家族が日本に帰国する際「さよならパーティ」を開いてくださり、このぼろぼろな『Audi(アウディ)の歌』を作って披露してくれました。参加者みんな大爆笑でございました。一応付け加えておきますと、この車が例外でありAudi(アウディ)は最高級の車です。

余談もあり長くなりまして、他の洋楽ランキングを考えておりましたが、またそれは別の機会に。。お付き合い、ありがとうございました!

聴いてきたアーティストを書きます。
(聴きそびれたなぁと思っているのは「U2」「ザ・スミス」「Led Zeppelin」「ポール・サイモン」「デヴィッド・ボウイ」とかですかね)

ドクタージョン、ザ・バンド、バッファロースプリングフィールド、ビリージョエル、クイーン、REM、パールジャム、グリーンデイ、ザ・フー、ソニック・ユース、ニコ、ヴェルヴェット・アンダーグラウンド・アンド・ニコ、AC/DC、ノラ・ジョーンズ、パティ・スミス、ウィルコ。。

聴いてきたアーティスト


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