水見式ロボット診断
ちょうど1年ほど前「オグラーのロボット欲求五段階説」を提唱しました。
これはロボットに情熱をかける人々の特徴を分類するために、段階ごとにその要求が変化する、という仮説を示したものです。
この仮説だとどうしてもピラミッドの上にある欲求が崇高であり、低い位置の欲求に情熱を捧げる人々が低いステージであるという決めつけが見え隠れしていました。
それぞれのステージに良し悪しはなく、あくまでタイプを表すものではないでしょうか?
そこで小林らがRSJ2024ランチョンセミナーにて発表した、水見式ロボット診断を紹介します。
これは某能力バトル漫画に着想を得た、ロボットに情熱を捧げる人々のタイプを分類するものです。
オリジナル(?)のように自動で判断する方法はないので自分でどれか考えてみてください。
この図はRSJ2024で発表したものとは若干異なります。より幾何学的関係が意味を持つように変更してあります。
強化系 パワードスーツ系。アイアンマン作りたい派。
変化系 どんなロボットかじゃなくて社会を変革するインパクトを求める派
具現化系 形あるロボットを生み出したい派。オリジナルロボットや構築に意味を見出す派
特質系 最強
放心系 アカデミックに心奪われ、論文、世界初を生み出したい派
操作系 ロボット動かせれば満足。プログラムだけでもオッケー派
以上6系統に分類します。
対角にあるものは相反し、近くにあるものは似たような特性が配置されています。
水見式ロボット診断図では欲求発達説は取り入れず、あくまで特性として人々をとらえます。
みなさんは何系統でしょうか?私は操作系、変化系でしょうか。