長かった青春が終わりを告げた


青春とは?
その答えは人の数ほど存在すると思います。

私にとって飛鳥ちゃんを応援していた時間は間違いなく青春そのものでした。





卒業コンサート

その前にまずは飛鳥ちゃんの卒業コンサートに行ってきた感想を長くなりますが少しだけ書きます。
飛鳥ちゃんを応援して約10年、遂にこの日が来たんだなぁと不思議な気持ちでした。
「大好きな推しメンが卒業する、その卒業ライブに行く」
正直ずっと実感がありませんでした。
日程が決まっても当日になっても実感はなく、会場に入って大きなモニターに飛鳥ちゃんの名前が映し出されているのを見て今日は飛鳥ちゃんを送り出す日なんだなと少しだけ実感しました。
泣くのを堪えながらライブが始まるのを待っていたけど、無理でした。始まる前から結構涙目でした(笑)
マネージャーさんたちからのコメントが今日の影ナレだったんだとOvertureが始まって気づきました。

涙を流すより笑って終わりたい、楽しいライブにしたい
そんな飛鳥ちゃんの願い通りライブは終始楽しかったです。
飛鳥ちゃんが参加した過去のユニット曲、初期の頃の曲、思い出の曲など、その当時のことを思い出しながら今の飛鳥ちゃんの姿を見ていました。
メンバーも変わって当時とは全然違う景色がそこにはあったけど、大好きな飛鳥ちゃんは変わらず大好きなままの存在でした。

大好きな飛鳥ちゃんのダンスを堪能できるソロダンスのパートがあったり扇風機で全力のあ〜〜〜が言えたりとにかく最高でした。
お顔が小さくてスタイルも良い飛鳥ちゃんの長いすらっとした腕がしなやかに舞う姿や髪の毛の揺れまで振り付けかと思うような飛鳥ちゃんにしか出来ない魅せ方、華のある人だなとつくづく思いました。

しんみりする隙間もないくらい楽しいライブで途中卒コンであることを忘れてしまいそうになりました。
あっという間にライブも終盤になり最後に披露した飛鳥ちゃんラストシングル、ラストセンターのここにはないもの。
大好きなこの曲、この曲を踊る飛鳥ちゃん、しっかりと目に焼き付けました。

アンコール、シンプルだけど豪華な白いドレスで登場した飛鳥ちゃん。飛鳥ちゃんらしいデザインで似合っていてとっても綺麗でした。
綺麗すぎてこのまま時間が止まれば良いのにと本気で思いました。
最後の挨拶、今までのこと自分のこと飛鳥ちゃんの言葉で伝えてくれたけどそれ以上に終始後輩たちへの愛が大きな飛鳥ちゃんでした。
加入した頃はお姉さんメンバーに可愛がられてなんだかんだ甘えててツンデレで素直じゃない可愛い飛鳥ちゃんだったけど、今ではたくさんの後輩に憧れられるアイドルになり可愛がられていた飛鳥ちゃんが後輩を可愛がっていてあの頃とは全てが大きく変わっていて感慨深かったです。

今までの卒コンなら初日のようにこのあと卒業曲のソロを歌うはずですが、2日目の飛鳥ちゃんが歌ったのは硬い殻のように抱きしめたいでした。
個人的な話ですが、卒コンが開催されると知って1番聴きたかった曲はこれでした。初日にセトリに入らず最終日も最後まで歌われず、このまま一生聴けないのかなと少し残念な気持ちでいたのでここで披露されたことに驚きと嬉しさと色んな気持ちが溢れて号泣でした。飛鳥ちゃんにとってもこの曲は大切な曲だったんだなと知れてそれだけで幸せでした。ここに来て飛鳥ちゃんが卒業するという現実が急に押し寄せて嫌というほど実感しました。もう本当にずびずび泣いていました。泣きすぎて飛鳥ちゃんがどんな表情で歌ってたかとか歌い方とかほぼ覚えていません。勿体無いことをしたと後悔しています。とにかく聴こえてくる歌声と歌詞に涙が止まりませんでした。ずびずび。
メンバー、ファン、特にお母さんのことを思い浮かべて歌いますという曲振りで始まりました。
公開された頃初めて聴いたときは、飛鳥ちゃんは繊細で儚いから例えどんなことがあっても私たちファンが硬い殻のように飛鳥ちゃんのことを守りたいと思っていたけど、飛鳥ちゃんにとってはお母さんのことを想って歌いたい曲だったし、今の状況で聴くこの曲は飛鳥ちゃん自身が硬い殻になってこれからの乃木坂の後輩たちを抱きしめて守っていくようにも聴こえました。
守らなくちゃとこちらが勝手に思っていた飛鳥ちゃんは実はそんなに弱くなくて気づけば守る側にもなっていたんだなと。
(そもそもただのファンが守るとかそんなこと思うのは烏滸がましい話ですが、気持ち的にということで…)
大好きな曲が大切な曲になりました。

そんなわけでずびずびのまま終えた卒コンだったけどゴンドラで捌けるとき丁度羽が生えたように見えるセットで上空へと羽ばたく飛鳥ちゃんを見て私の推しメンは本物の天使だったんだなと思い知りました。

最後の1期生、乃木坂のエース、飛鳥ちゃんには背負わざるを得ない肩書きが多すぎたと思うけど、最後は飛鳥ちゃんが望む形で送り出せたのならば嬉しいです。


青春の終わり

社会人になった今も変わらないですが学生時代は今より頭の中はアイドル一色で特に乃木坂に、飛鳥ちゃんに夢中でした。
昔から人付き合いや何事も上手に出来ない私にとってアイドルは心の支えでした。
どんなに嫌なことがあっても上手くいかなくても失敗ばかりの毎日でもアイドルを見れば笑顔になるし心が折れそうなときも曲を聴いたり歌ったりして自分を鼓舞していたしライブに行くためなら勉強も頑張れたし会うためなら知らない場所にもひとりで行くし、とにかく乃木坂は自分の中でなんだって頑張れる原動力でした。
初めて握手会に行ったときのことは今でもよく覚えていて大切な思い出です。初めて近くで見た飛鳥ちゃんは本当にお顔が小さくてお人形さんみたいでこの世にこんなに可愛い子が存在するんだと衝撃を受けました。
全然上手に話せなかったけどきらきらの目で真っ直ぐに見つめてくれて笑ってくれた飛鳥ちゃんは本物の天使でした。
それから好きが加速して拗らてからの握手会では飛鳥ちゃんを目の前にするとその可愛さに圧倒されて何も言葉が出ずに笑われて終わる時もありました。
やらかしたと自己反省会開くことも多々ありましたが飛鳥ちゃんのことを応援しているファンはここにもちゃんといるんだって思ってもらえたらそれはそれで良いかとよく分からない自論で謎のポジティブ思考でした。
しばらくすると規模も大きくなり長蛇の列が出来るようになった頃には握手会に行くことを諦めてしまったので飛鳥ちゃんと最後にお話出来たのはもう何年も前のことになるんだなと今振り返るとそんな思い出も懐かしくなりました。


選抜とアンダーの狭間で頑張る飛鳥ちゃんを応援しているときが1番アイドルを応援している実感が強くてすごく楽しかったです。
こんなに可愛くて魅力的なのにどうしてと思うこともあればテレビで飛鳥ちゃんの姿を見つけてははしゃいでいました。そんな時間がとても楽しかったです。
個人的にアンダーが好きなのも飛鳥ちゃんがアンダーを経験して選抜に選ばれてセンターにもなって、と駆け上がる姿を見ていたので夢のある場所だと思っているからです。


"アイドル"という存在が大好きな私は他にも色々応援していて純粋に10年間飛鳥ちゃんだけを追いかけていた訳ではないけど、生涯1番の推しメンは間違いなく齋藤飛鳥ちゃんでした。
アイドルになってくれてありがとう。
もっと見てられないほど泣いてるかと思ったけど思ったよりは平気でただただライブを楽しんでいました。その理由は上手く言葉に出来ないけどあんなに飛鳥ちゃんがいないと生きていけないと思ってた頃と比べると私も飛鳥ちゃんのおかげで少しは気持ちが強くなれてたのかな?とか思ったりしました。

飛鳥ちゃんに夢中になってる時間はまさに私の青春そのものでした。
私の青春を彩ってくれた飛鳥ちゃんには感謝の気持ちでいっぱいです。
こうして無事に私の青春は終わりを告げました。
11年間アイドルでいてくれてありがとう。
たくさんの夢を見せてくれてありがとう。

卒業おめでとう。



最後に飛鳥ちゃんらしくて好きだった挨拶を。
「お前らの誰かの嫁が飛鳥になるかもしれませんね!"俺の嫁"ですね!」
………………飛鳥しか


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