「死にたい」の正体を暴いたので、勝利を企てる
はじめに
社会人3年目の25歳の冬、なにを食べても味を感じなくなった。
そればかりか、水を飲んでも苦いと感じるようになり、接待で連れて行ってもらった一人3万円の焼肉ですら、ゴムを食べているような感覚だった。
夜になっても眠れず、そのまま朝を迎えることもあった。
42キロあった体重が36キロまで減って、すこしの階段を上るだけでも息が上がった。座るだけでお尻の骨が痛かった。
体だけではなく、頭もおかしかった。
とにかく、頭の中に直接「死んじゃえばよくない~?」と誰かに言われているような気がした。ので、睡眠薬とお酒をちょっと多めに飲んだ。目の前ちかちかして、吐いただけだったけど。
さすがにおかしいな、と思い病院に行ったところ、やはりうつ病だった。
この場所で、うつ病をアピールするためにいままでの経緯を書いたわけではない。
ただ、うつ病ということがわかったことが、その後の自分を変えた。
弱い自分を認めたので、ここがスタートだった。
何者?
ここで自己紹介をする。
・26歳
・最終学歴Fラン大学文学部
・総合職会社員
・関東在住
・独身で、4歳のねことふたりで暮らしている
・戦慄かなのさんが好き
・趣味は読書全般、考えること、アニメ、BL漫画、自炊、投資
・INTJ
本当に普通の人間である。とにかくモブで、得意なことなど何一つない。ホラー映画だと真っ先に死ぬタイプだと思う。
そんな私でも、初対面の人間から必ずといっていいほど言われることがある。
「変わってるね(笑)」
数えるのもやめたくらい、言われ続けている。
ここで重要なのは「(笑)」の部分だ。私はこの「(笑)」を、”あなたと私は相容れませんね。”という線引きのニュアンスで受け取っている。これはあながち、間違っていないとおもう。大抵この言葉をかけてきた人とは、深い人間関係にならないからだ。気持ちは、わかる。だいたいの生き物は”わからない”ことには不安を感じるからだ。なので、そういう人に理解されようとは思わない。単純に、理解してもらうのがめんどくさい。
「死にたい」の正体と、勝つための計画
ここまで読んでくれた方(読んでくれた方はよっぽど変な人だとおもう)は、結局アンタはなにが言いたいんだと思うはずなので、聞いてほしい。
考えに考えた末、ようやく私の「死にたい」の正体がわかってしまった。
「生きる」が”わからない”のだ。
とにかく、理解できていないのだ。
前述したように、わからないことには不安が付きまとう。生きているだけで、不安な状態なのだ。見知らぬ真っ暗な空間にひとりでいるような感覚だ。だから、その空間からとにかく逃げ出したい。これが「死にたい」の正体だ。
これに気が付いたとき、無性に腹が立った。負けず嫌いな性格なので「勝ちたいな」と思った。
このnoteでは、私が「死にたい」をぶっ飛ばすまでの記録とする。
続くかはわからないが、もし誰かの目に留まれば、嬉しい。