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鉄道輸送が活況に?

WSJ記事で目に留まるものがあった。タイトルは『コロナで中国の鉄道輸送が活況、一帯一路に追い風 − 航空・海上輸送の寸断や価格高騰が背景 −』である。

なんでも参照記事によれば、中国国家鉄路集団の4月の輸送回数は前年同月比47%増の976回だった模様。コロナ禍によって航空・海上輸送に縛りが設けられ、鉄道輸送可能な貨物は鉄道で・・・という形で増加したのが背景とみられている。

ウォーレンバフェット氏も自身が保有していた航空会社の株式を売却するなど、航空業界の先行きは安泰とは言い難いものだ。加えて、豪華客船内での集団感染の一件により、海上業界に対してもイメージが悪い。もちろん、消費者向けのBtoC事業についていえることであって、法人向けのBtoBサービスは決してこの限りではないと考える。

加えて鉄道輸送にも限界がある。よって今回のコロナ禍で一時的に鉄道輸送が増えることはあっても、これが恒常的なもの、物流業界を劇的に変化させるようなものではないだろう。どちらかというと、省人化・自動化へ加速する動きは今後さらに多くなってくるはずなので、そこには注目していたい。

参照記事:ウォール・ストリート・ジャーナル