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崩壊共通テスト 出題意図等

崩壊webオンリー Beautiful world 3開催記念主催企画、「崩壊共通テスト」の出題意図的何かです。
まだ解いてない方はこちら↓

※崩壊3rd第1部完結まで、崩壊スターレイル最新ストーリーまでの内容を含みます。

全体を通しての傾向

前提としてテストはその性質上、難しくしようと考えればどこまでも難しくすることが可能です。例えば崩壊3rdの問題で「ブローニャの母親の本名」を問うたり、スターレイルで「各仙舟と将軍の名前の組み合わせ」などを問うたり、重箱の隅をつつけば理不尽な程に難しくできます。

通常、試験というものは受験者の資質を測るため解けるかどうか分かれるラインを見極め作問するものですが、今回は事情が違うのでそのような作問は不適当かなと考えました。

今回の崩壊共通テストでは全体を通して「メインストーリー(+3rdであれば主要な漫画作品)を一通り理解していれば、推測である程度解けること」を目指して作問しました。

崩壊3rd編

崩壊3rdはスターレイルや原神などほかのmiHoYo作品と比べて、メインストーリー上で必要な情報をすべて述べるという点が大きな特徴です(後崩壊書や第2部はそうでもないですが)。そのため難しくしようと考えるとかなり難しく、逆に難しくないようにすると一気に簡単になる科目という印象です。

全体の意図の通り(当社比)優しめにバランスをとりつつ、面白さを出すため崩壊3rdでは近年の共通テスト(歴史系)の出題方式を参考に、最新の出題形式をふんだんに取り入れてみました

出題は時代順として前文明史からはじまり、中世・近代史、現代史の順に続きます。

第1問 前文明史

崩壊3rdの大きなメインテーマとして「継承」があります。前文明史から現文明へと引き継がれた数々の「冷たい教科書的な知識(エリシア)」は前文明では力が及ばなかったものの、現文明の崩壊災害への対処には多大な貢献をしています。この節では、現文明と前文明のつながりを概観することをテーマとして作問しました。

問1 主題図から前文明史の根幹を成す融合戦士計画について、当時の葛藤を時系列に結びつけて考察できるかを問いました。

問2 魂鋼、武装人形、カスラナ家・シャニアテ家(聖血)の特異体質など前文明史から引き継いだ技術は多いものの、現文明でも多くの天才が崩壊災害収束のために命を賭けてきたことを忘れてはなりません。そこで第2問では現文明科学者の活躍を問いました。
 HSN-b-46血清はメインストーリーには出てくるもののその背景は漫画で語られています。わたしの一番好きな漫画の一つです。

問3 崩壊災害収束に向けて、前文明も現文明も様々な計画を立ててきました。その中の一つがムーンライトスローン計画で、前文明で開発されたムーンライトスローンの設計図を月で発見したネゲントロピーが計画しました。しかし、律者という特異点を前に力不足であることが露見し、キアナの終焉の力を頼る修正版ムーンライトスローン計画が現在進行中です。

第2問 中世・近代史

前文明史が文明から文明への応援、「正の継承」とすれば、中世・近代史は因縁や確執を生み出した「負の継承」であるといえます。メインストーリー上の関係性を考えるうえで非常に重要な点であることを踏まえて2つ目のテーマに設定しました。

問4 基礎的な用語問題として設定しました。共通テストでよくあるやつです。

問5 第二次崩壊を語る上で雪狼小隊を外すわけにはいきません。ブローニャの母親、カカリアを救ったセシリア、多くの科学者の命を守ったサロメ、フカとオットーのため身を挺して戦った程立雪は救った人数こそ少ないものの、のちのブローニャ・ザイチク、委員長などに世代をつなぎました。

問6 ネゲントロピーと天命本部の対立について問いました。特に最近の共通テストの傾向として「批判的資料の読み合わせ」が問われているとのことで、それを意識した問題となっています。

問7 おなじみの時代配列問題です。オットー大主教の功罪を問いました。現実でもそうですが、配列問題はその人(国)が「やったこと」と「やめたこと」をはっきりさせるのが目的になっていることがしばしばあります。今回でいえば免罪符の発行やカレン・カスラナの処刑がオットー・アポカリプスの「やっていないこと」に当たります。

第3問 現代史

第3問では現代(崩壊災害の収束)について問いました。会話文ではなく、資料やメモ書きから考えるということも共通テストの一つのテーマとなっていることを踏まえ、作問しました。

問8 デュランダルさんについて問いました。

問9 理の律者の継承について問いました。私情ですが、姫子、キアナ、デュランダル、リタへとつないだラグナ・ロッドブロックの系譜と理の律者の系譜は本当に大好きです。

問10 他人が書いたメモやコメントをきちんとした知識をもとに批判的に検討するということも最近の共通テストで問われている技能です。それを崩壊史でそれっぽく再現してみたという問題です。

崩壊スターレイル編

崩壊スターレイルは崩壊3rdと異なり、通常の世界観に関する情報や人物・組織の背景知識もメインストーリーで語られることが少ない傾向にあります。そのため、ここを知っていればもっと楽しめるかもという知識が一般に浸透していないことを若干残念がっていたりします。

そのため、崩壊スターレイル編では崩壊3rd編より難しくなることは承知の上で、これまでの、そしてこれからのメインストーリーを進めるうえで参考になりそうな知識を補完するという意図を持って作問しました。(将来のメインストーリーでこれ見たことある!となることを願っています)

第1問 世界観

崩壊スターレイルの世界観に関して問いました。崩壊スターレイル世界の根幹をなすもので、メインストーリー上では幾度となく言及される可能性が高い非常に重要な分野です。

問1 銀河世界における暦について問いました。琥珀紀は現在の銀河世界では多くの星や地域が採用していますが、その定義はかなりあいまいであることが面白いポイントです。
  琥珀紀はIPC影響下で広く使用されているため、IPCの影響が小さいベロブルグ、仙舟同盟ではほかの暦が使用されています。開拓の影響が残る世界では開拓暦が使用されますが、次の目的地「オンパロス」は開拓もたどり着けなかった場所であり、また別の暦が登場するかもしれません。

問2  星核の特徴について聞いたものです。まだ謎多き物質ではありますが、4の隣接する世界に拡散することはメインストーリーでまだ触れられたことがないため、難しめだったかと思います。

問3  星神について問いましたが、同時に仙舟同盟の星神の呼称についても聞いた問題です。特に「補天司命」がクリフォトであることが面白いポイントです。
  通常、司命は「文明の盛衰に関わる」星神とされています。人事不干渉なクリフォトが「嵐」と並んで司命とされるのは不思議な気がしますが、これは仙舟同盟内部で長らくクリフォトを信仰する「補天派」が「帝弓派」より有力であったことの名残です。
  仙舟同盟は内を見れば「仙舟人・弧族・持明族」、「薬王秘伝」、「帝弓派・補天派」など多くの対立軸を持っています。いずれ最後の対立軸もメインストーリーで出てくるかなと考え出題してみました。

第2問 仙舟同盟

第2章幕間が仙舟同盟のお話であったことから、今後も仙舟同盟は深くメインストーリーで関わると考え、仙舟同盟をテーマに一つの大問として作問しました。

問4  地衡司という何でも屋について聞きました。イメージとしては「内務省」で内務全般に関わります。桂乃芬が1章幕間で「普通は地衡司なのに、十王司が出てくるのはおかしい」などたびたび地衡司はメインストーリーでも話題に上るため採用しました。

問5  豊穣の恩恵について問いました。メインストーリーの丹枢の日記から(医学有識者ではないのでちょっと不安ですが)「どんな細胞にも分化できる再生・適応能力」があれば目の移植も進むこと、弧族に関しては「葬儀」を行う文化があることから身体的な寿命という点で引っかかって解けるようにという意図でした。

問6  仙舟同盟の歴史について問いました。この時代配列問題は「仙舟がなぜ不老長寿を求めるようになったか」と「なぜ巡狩の一門に加わったのか」が問題です。前者の答えは「帝が求めたから」であり、後者の答えは「不老長寿が格差を固定化し、貴族と民の間で内乱が相次いだこと」と「魔陰の身」であるということを整理することを意図しています。

第3問 因縁・敵対関係

ピノコニー編では様々な勢力が入り乱れ、思惑が交錯しました。そこでこの節では敵対関係や確執をテーマにし、それぞれの勢力の思惑を明らかにすることを意図して作問しました。

問7  スターピースカンパニーの所業です。リストにしてみるととてもスター”ピース”とは言えないことを繰り返しているのが印象的です。特に有機生命体と無機生命体の確執の元凶ともいえるため、スクリューガム実装の際には焦点があてられるポイントであるかもしれません。

問8  反物質レギオンについて問いました。迷ったときは襲撃を受けたことがあると回答した方が正答できます。どこにでもいます。

問9  天才クラブは模擬宇宙アップデートを通して何度も繰り返しピックアップされる話題です。特に危険人物とされるのは2名、ポルカ・カカムと原始博士です。(まさか幕間でちょうどよく出てくるとは作問時思っていませんでした)

問10 まずい料理です。


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