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2021.8.2「言語化の躁」

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詩で包まれたサンドイッチを買った。めちゃくちゃおいしかった。

三谷幸喜が還暦を迎えた記念の(まずこれが全然受け入れられていない)、三谷作品に縁のある役者へのインタビュー記事を読んだ。その面子が完全に「信頼」だったのでかなり良かった。
しかもそのインタビューの中で「今夜、宇宙の片隅で」「合言葉は勇気」「HR」といった、知名度は低いがめちゃくちゃ凄い作品がきちんと取り上げられていたので最高だった。
このあたりの作品について世界が言及することって数年に一度だと思っていたからびっくりした。一週間「HR」を見続け昨日から「今夜、宇宙の片隅で」を見直し始めた自分、流れが来てるな。

「今夜、宇宙の片隅で」はしっかりと恋愛ドラマをやっている。恋愛ドラマには基本的に興味がないのだが、この作品に関しては何度も見てしまう。シナリオも古本で買った。
見れば見るほど無駄な部分が一切なく、完璧に作りこまれた作品であることがわかる。笑いに振った作品だとどうしても勢いで生まれたものが存在するので、綻びのようなものはある程度存在する(それも含めて作品になっている)。しかしこの作品は笑いが中心ではなく、人間模様を描くことに重点を置いているので、とにかく細部まで丁寧に作られていると感じる。
ラヴェルの譜面を見ている時の感覚に近いかもしれない。一切無駄なところがない、その場の勢いで書いた部分が見つからない、精密機械のように作りこまれた作品。
あー最後まで見直してしまった。やっぱりすごいなこの作品.......。シナリオと見比べつつもう一周したい。
「アパートの鍵貸します」のオマージュとしてもあまりにも完璧すぎる。オマージュでありながらメタ的な構造もはっきり意識して作られている。この話は一生するので許してください。

https://fod.fujitv.co.jp/s/genre/drama/ser4458/

全人類見ろ!!! 見て私の話を10時間聞いてください。助けてくれ。
あ〜この作品の話だけで10000文字くらい書きたい。なんでこんなに一つの作品の話を延々としてしまうんだろう。もうちょっと言葉を失くしてもいいんじゃないか。自分の言語化衝動をどうにかしたい。

毎日noteを書いているのも吐き出しておかないと頭がおかしくなりそうだからだ。Twitterを見たくないから毎日noteに書いている。いやTwitterにも書いてるけど。もうちょっと静かにしていたいな。自分がうるさすぎる。

まだまだ全然三谷作品を見たいな。次は三番テーブルの客を見るか……。
脚本家で作品を追う習性がある。逆に役者で作品を追ったことは数えるほどしかない。
シャニマスもきっとコミュごとのライターが公開されてしまったらその個人で追ってしまうんだろうな。杜野凛世さんと浅倉透さんのコミュが好きです。わかりやすい。
文責を公開すると全ての責任を個人が負いこむ形になってしまうので、アイドルマスターのように巨大な作品においては無記名で正解だと思う。巨大な作品(多くの人間の手によって作られている作品)の文責が一人の人間に偏ってしまったことで生まれた不幸をたくさん知っているから……。

あと10万字三谷幸喜とアイドルマスターの話をさせてくれ。なんでこんなに言葉が止まらないんだ? 詩のサンドイッチを食べたせいかもしれない。


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