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平成最後の恋愛白書 vol.18

前置き

初めに、これは無料で最後まで読めます。
設定価格は100円になっていますが、これは投げ銭程度に考えてクレメンス。
もちろん10000円投げ銭してくれても良いんです。
遠慮せずに諭吉をくれさい。


チャーーーーッス!!!!
久しぶりだなぁおい!!!!
最後に書いたの何年まえだよって位に感じますね。
数多くの「早く書いてくれ」「次作楽しみにしています」「ハニーとはどうなったのですか?!」「ハニーpayo!」頂きました。
沢山の方が楽しみにしていてくれて大変嬉しく思いますと同時にチンポの方もすっかり元気になりました。
そしてずっと言及を控えていましたが、ハニーとは終わりました。
さらに言えば書けない内容がたっぷり果汁なので今後も一切書くつもりはございません。
「エリナとはどうなったんだ!」「エリナpayo!!」
もう〜、ほんとどんだけ恋愛白書好きなんだよ、、最高だなぁおまいら!!!!
エリナとは4月の末に再会しました、それも7年越しの再会でした。
前回ボキは書きました、続編がなかったらそういう事だ、と。
そういう事だったんです。
分かりませんよね、分かります。
けどそういう事なんです、本当に何にもなくただ会って話しただけなんです。
恋愛白書にするまでもありません。
「じゃあ今回何書くつもりなんだよボケ!ティッシュしまうぞ!!」
そうですよね、そうなりますよね。
分かります。
でも待ってください。
まだチンポ握ったままティッシュを亀頭にあてたまま待ってて下さい。
今回の恋愛白書は久しぶりの、そして令和初の恋愛白書という事で気合いが入っています。
例えるなら公園に呼び出されてドラム缶の上で座って待ってるボスに挑む時くらい気合いが入っています。
「なんだってぇ!?!?」
そう言えばマスオさんの声優さん変わりましたね、猫踏んじゃった位どうでも良いですけど。

さぁーーて待たせたな!!
今回の恋愛白書は俺の小学校時代から高校生時代の先輩について書こうと思うんだ。
涙あり、抜きあり、オニイサンチョットヨッテカナイ?って感じだ!


67系統

時は戦国、、じゃなくて時は遡ること小学校。
一つ上の学年に一人の美少女が居たのをよく覚えている。
俺は学校が終わるといつもナギと帰っていた。
ナギは転校生だったがとても仲がよく、未だに遊ぶ仲だ。
ある日、ナギと下校していた時のこと。
「あの子めっちゃおっぱいデカない?」
ナギが鼻の下を100m伸ばしながら俺に言ってきた。
俺は特に好きとかそんな感情はなかったが、たまに見るあの子に目を奪われていた。
学年も違うし滅多に目にすることは無かったのだが、下校時のほんの200m弱の距離の間、時間にすれば10秒も無かっただろう。
それでもその子を目にする時、確実に視線を奪われていた。
俺たちはその女の子の事を「エンジェル」と呼んでいた。
と同時にその横にいつも居た神取忍みたいな子の事をデビルと呼んでいた。

ただ、小学校を卒業するまで一度も話しかけたりした事は無かった。
ただひたすらに、見かけた時、視線を奪われるだけだった。

俺は中学受験をしたということもあり、地元の子たちとは違う中学に電車で通っていたし、当時エンジェルが小学校を卒業してからどこに行ったのか、何をしているのか全く分からなかったし、気にもしていなかった。

中学2年の時、俺はいつも通り電車で地元まで戻り、67系統のバスに乗って家に帰る。
それはある日の事、18時ごろに乗る67系統に初めて見る美少女が乗ってきた。
人間観察が趣味な俺はすぐにその違和感を感じた。
あれ、あんな子いたっけな…
その女の子がバスから降りた場所は俺の記憶にある場所だった。
エンジェル。
すぐに思い出した。
3年ぶりに見て、あまりに大人っぽくなっていて気づかなかったが、あれは確かにそうだった。
その日を境に67系統でよく会うようになった。
一言も話しかけたことは無かったが、やはり会うたびに視線を奪われた。
いわゆる一目惚れってやつなんだろう。
ただ、なぜか声をかける事が出来ず、ひたすら遠くから眺める事しか出来なかった。

高校生になり、俺は沢山の女の子と付き合った。
もちろん彼女がいた時は全然エンジェルの事なんて頭に無かった。
それでもやはり、たまに会う67系統のバスを待っている間、どこか今日も会わないかなと期待している自分は居たに違いない。

高校2年になり、当時俺はエリナと付き合っており、幸せのピークに居た。
男子校の高校生といえば女子校の学園祭に行って新たな出会いを求めるのが楽しみだった。
親友のリョウタがとあるS校の学園祭に行ってきたらしい。
リョウタとはなんでも話し合う仲だったので、当時どんなセックスをしたかとか、どんな子とデートしたかとか、今どんな子とメールしているとか、全て語り合っていた。
そしてその日の授業中も隣の席のリョウタが普段通り話しかけてきた。
「S校の学祭行ってさぁ、今この子狙ってんねんなぁ」
エリコという名前だった。
「顔見してや」
ごく普通に尋ねた。
「あんで、この子」
見た瞬間衝撃が身体を突き抜けた。
エンジェルだった。

当時の事を鮮明に覚えている。
ビックリしたどころの感覚では無い、一瞬思考が停止した。
複雑だった。
ずっと憧れとしていたあの美少女の名前をその時初めて知ったし、親友が気に入ってる。
何か大事な物を奪われた感覚と、でもこの事をリョウタに話すべきかどうか。
けど仮にリョウタがエリコと付き合ったとして、会ったら向こうは確実に俺に気付くだろうし、しばらく悩んだ。

写真を見せてもらった時はめっちゃ可愛いやんで流した。
あの時もしかしたら俺の様子も少しおかしかったのか、リョウタもそれ以上は話さず違う話をしてきた。
しばらくしてからリョウタはエリコと付き合った。
素直に喜べない自分が居た。
エリナと付き合っていたけど、嫉妬した。

当然俺はエリコと会うことになる。
リョウタがエリコに会わせたい友達がいるからと言って俺は紹介された。
エリコはすぐに気付いた。
「え?地元一緒やんね?」
リョウタが一番話を理解出来なかっただろう。
そこから俺はリョウタに説明した。
普通に考えてそんな事ありえんだろって位複雑で奇跡に近い関係性がそこにあった。
俺はその時初めてエリコと言葉を交わした。

それから会う67系統のバスでは毎回話すようになった。
リョウタとエリコは数ヶ月で別れたらしいが、俺とエリコはあの日を境に親交を深めていく。
しかし当時まだ俺はエリナと付き合っていたし、エリナが好きだったのでエリコに気持ちがいかないように一定の距離を保っていた。

エリコが高校を卒業してから67系統で会うことは無くなった。
俺もエリナと別れ大学生になり京都に下宿していたので、もうエリコと会うことは無いんだろうなと思っていたし、正直もう頭の中からエリコは消えかかっていた。

19歳の時、夏休みに実家に戻り地元のやつと遊んでいた。
深夜近所のカラオケに行き受付を済ませに行くとエリコが働いていた。
忘れかけていた俺の気持ちは一気に吹き返し、お互いすぐに気付いた。
「え!久しぶり!」
やっぱりエリコだ。
「何してんの?!」
立て続けに質問してきた。
俺は今京都の大学に行き、今は夏休みだから帰ってきている。
そう説明し、エリコも今何しているのか聞いてみた。
女子大に行き実家に住んでここでバイトしている。
「今度二人で遊ぼうよ」
俺は言った。
「いいよ」
ドキドキしていた。
連絡先を交換し、その日はエリコのバイト終わりに家まで車で送って帰った。

後日すぐに二人で初めてデートをした。
海岸沿いを車で走り、カフェで小学校の頃からの話をしたり、ただただひたすら色んな話をした。
どこか不思議な感じがした。
小学校の時たまに見かけてたエンジェルが中学生になり67系統で会い、高校生の時には俺の親友と付き合っていたのに、大学生になり、今俺と二人でデートしている。
その日は夜遅くになってしまい何もせずに家へ送った。
夏休みの地元にいる期間が短かったので、京都に戻る前にまたデートしてよ。
そう言ってその日は終わった。

後日またデートをした。
完全に気持ちは持って行かれていた。
夏の暑い中、車でドライブし海で少し遊び、夜になり俺は言った。
「明後日京都戻るわ、また帰ってきたら会えるかな」
「なんかその言い方寂しいなぁ、大学卒業するまでは地元おるよ」
そう言われた瞬間俺はエリコの唇を奪っていた。
そしてそのままホテルに行き一夜を過ごした。

それから俺は京都に戻り、海外に住んだり大阪に引っ越したりと、エリコに会う事は無くなった。
67系統から始まった一夏の恋だった。


                                【完】


あとがき

オラァーー!!!
久しぶりに書いてたら目から汗流れてきて前が見えねぇからヨォ!!
恋愛白書ヘッズのみんな楽しんでくれたかな?!
夏も終わって秋になっていくけどよぉ、やっぱ人生楽しまねぇとな!
最近は芸術活動再開して忙しい日々送ってるけど、楽しいぜ毎日な!
またそのことも書くし、なんせみんな期待してるのは今度の1週間山籠りサバイバル企画だろ!
その詳細ももうそろそろ出すから楽しみに待ってくれよな!
じゃあな!!!

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