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星占い

占星術の鑑定をしてもらっちゃおうかな〜と思い立ち、調べたところzoom一時間5,500円だって!どんなだろう!気になる。

私はいわゆる「スピリチュアル」に対してかなり注意深く距離を取っている。


生まれてすぐの頃、某宗教に入信した。
証拠に入会記念のお祝い集合写真もある。

小さな頃から「勤行しなさい(熱心に祈りなさい)」と言われて育ち、毎日炊き立てのごはんを仏壇にそなえ、地域の座談会に定期的に参加した。

そこでは目標、夢、抱負、希望、成功体験が語られ、みんながそれを肯定した。最後に師の教えを説き、なんとなく場が穏やかな達成感に満たされたあと勤行して解散、出がけにはお茶や都昆布が配られ歓談するというもの。

子どもが将来の夢を語ると「希望に満ちている、よい行いだ」と高い熱量で喜ばれた。
目標や夢を言う機会を設けられるたび小学生の私は毎回プレッシャーを感じた。何かみんなのテンションが上がる子どもらしく頑張り屋さん風の発言をするよう心がけた。

「賢くなって政治家になりたいので勉強を頑張ります」
「絵描きになりたいです」

とよく言い、担当だった婦人部のお姉さんからは「だったら毎朝毎晩の勤行しっかりね!お父さんお母さんを大切にね!きっとなれるよ!私もそうだったし気持ちわかる!」と言われた。

いやあんたはそうかもしらんが、私も同じ感じで育つかはわからなくない?と思った。お姉さんはなぜかいつも淡いピンクか水色の、百貨店の一階で売ってそうなハンカチみたいな柄のトップスを着ていた。

結局高校生になってバイトを始めてからは「祈りより働いた方がお金もらえる」とばかばかしく感じて嫌になり、シフトを口実に会合から完全に逃げてしまった。


1日何時間の勤行よりその時間をなにか達成したい目標に割いた方が効果高いんじゃ……という気持ちは正直今でも持っている。
でも、祈りを否定しているわけでもない。

信じている人にとっては「かなり大切だし、効く」から。

人生においてこれを信じるぞ!と決めている人には頼るべき規範があり、迷いがない。あの会合の場を包んだ達成感は、迷いのない人たちから発する生命力の輝きだったのかもしれない。

私には信じる宗教がないから、一生かけて自分でそのルールを探して作っていく必要がある。それって不安定だな〜とも思う。


結局、何を信じたいか信じたくないか?

信じるものは人それぞれで、
人は信じたいものしか信じない。


だから生後0ヶ月での入信システムは手荒だな〜とは思うんだけど、結果的にはまあいっか。

そんなこともあり「波動が良いです!」「このブレスレットを付ければ!」「満月のパワー✨」あたりはかなり疑わしく映ってしまい受け付けないのだけど占星術には興味がある。

長い時間をかけて人が体系的に編み出した学問、それってどんな?とかなり気になっている。それから単に、モチーフとして月や星がすごく好き!ナツキのツキは「月」だから、それの愛着でもあり。

長々書きましたが、ただ「占星術の鑑定受けてみようかな〜」と思ったという話でした。

※サムネイルは、今抱いてる占星術のイメージ…モノはあって、それをどう解釈するか?は人次第、そこに魅力や個性が出る?英文翻訳に近い?という印象を持ってます

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