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まるで現代アート⁉自然と廃墟の調和が生み出す異空間

こんにちは!
今日もありきたりな観光地では見る事の出来ない非日常的な空間を求めて旅を続ける異空間TripperのTAKUだ。

今回の異空間トリップは、北海道の北西部留萌炭田に位置する羽幌町から車でおよそ20分の場所にある羽幌炭鉱。

車から降りて徒歩10分ほどでアクセスできるにうえに、実際に訪れてみると自然と朽ちた廃墟が見事に調和した異空間にビックリ。

人間の手ではけっして作りだすことができない時間の経過と偶然が生み出した、まるで現代アートのようなを景色が残されているとか。

【目次】
1. 羽幌炭鉱とは
2. 羽幌第二選炭工場の巨大ホッパー
3. 自然と廃墟の調和が生み出す異空間
4. 詳細情報
5. おまけ 特典映像

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1.羽幌炭鉱とは

1935年操業開始。羽幌本坑、上羽幌坑、築別坑の3地区から成っていた。

当時は羽幌炭礦鉄道が通っており、駅前の商店街には居酒屋、パチンコ店、病院、映画館、50mプールなどがありピーク時には5000人の人々が暮らしており大変にぎわっていた。

しかし1970年には国内炭との割合が逆転。国際競争力がないという理由で合理化の嵐が吹き荒れ、閉山。

今では人影を見ることがない廃墟地帯となったこの場所には、遺跡と化した炭鉱施設が残されているという。

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2.羽幌第二選炭工場の巨大ホッパー

今回は3地区のうちのひとつ、羽幌本坑の探索を開始した。

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車を止めてすぐに見えてきたのが第二選炭工場・貯炭場の巨大なホッパー跡だ

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内部はこのようになっていた。

ちなみにホッパーとは、鉱山で選別した鉱石、炭鉱で採掘した石炭、河川で採取した砂利などを、出荷・積込まで貯めておくための貯炭槽および機械設備である。

天井に見える四角錐状の穴から鉱石などを貨物線へ移す仕組みだ。

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ホッパーの脇にある林道を歩くこと約10分。

今回の探索のメインである運搬立坑が見えてきた。

さほど傾斜もなく短距離ではあるものの、山道を歩くので歩きやすい靴で行きましょう。また、建物の内部は足元が見ずらい場所もあるので懐中電灯もお忘れなく!

3. 自然と廃墟の調和が生み出す異空間 

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近寄ってみると思ったよりも大きい。

壁が大きく崩れてしまっているが3階建ての建物であることがわかる。

いったい内部がどのようになっているのか、沸き上がる好奇心を抑えつつ早速入ってみると…

最初に見えてきたのが上の階へと続く階段だ。

「なるほど、見通しが良くて構造を把握しやすい最上階から順に探索することにしよう」

そう決めてまずは階段を登ることにした。

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未知の空間へと続く階段を見ているだけでワクワクしてくるのは自分だけだろうか。

階段を登り終えて振り返ってみると、素晴らしい空間が広がっていた・・・

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