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緑に飲み込まれていく教室 退廃的で美しい海辺の廃校

こんにちは!
今日もありきたりな観光地では見る事の出来ない非日常的な空間を求めて旅を続ける異空間TripperのTAKUだ。

今回の異空間トリップは、海辺にある木造校舎の廃校。
148年という長い歴史を誇る学校だが30年以上前に閉校となり、今では自然による浸食とノスタルジックな風景が混り合って不思議な空間となっているとか。

現地に到着すると校庭は雑草に覆われた空き地と化していた。

校舎の正面は伐採されずに伸びた木々が両側から迫ってきており、中央に咲いたピンクや白のツツジ草木の隙間から木造校舎が顔を覗かせている。

校舎へ続く階段前に置かれた少年少女が同じ方向を指差すモニュメント
「質実剛健」、「友愛自立」と書いてある。
少年の顔が妙に勇ましい。

階段を登りきると、正面玄関が見えてきた。
開け放たれた入口の上にはこの学校を象徴するためにデザインされた校章が掲げられている。

入ってみるとすぐに二階へと続く階段が現れた。
脇には下駄箱があり、中には当時の運動靴がいくつか残されていた。


やはり木造の階段というのは何故だか惹かれるものがある
現在ではコンクリートになってしまい、ヒンヤリと冷たい印象を持つ階段も、木造だとどこか温かみを感じる。


まずは二階から順に散策をすることにした。
しかし階段を登り切り、廊下に出た途端に予想外の景色と遭遇することとなる。


なんと反対側の壁が崩れ落ちて外の景色が丸見えとなっていた。


学校の廊下からこれだけ開放的に瀬戸内海を眺められる場所はここだけだろう。

しばらく呆気にとられていたが、足場に注意しながら慎重に廊下を進む。

何とか難関を突破し教室までたどり着いた。
そして中に入ると…

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