20卒 DeNA 新入社員奮戦記!? ――オセロニア運営で育って
年が明け3月半ばを過ぎ、いよいよ新年度が近くなってきました。DeNAも日本の企業ですので、年度が新しくなるタイミングでいろんな事が新しくスタートします。
オセロニア運営にも毎年新卒が数名JOINするのですが、新卒研修を終えてすぐオセロニア運営に配属された彼らは、誰もが数年(数ヶ月?)でタイトルを牽引するような立場でバリバリ働いています。
そこで今回は20年度の振り返りとして、20卒でオセロニア運営に配属された4人にお願いして note に記事を寄稿してもらいました。
①ゲームプランナーを目指し見事成就!新進気鋭のプランナー
こんにちは。『逆転オセロニア』運営チームでプランナーをしているあさです。
2020年4月1日から新社会人として歩き始めてから早1年。気がつくと社会人2年目になろうとしており、時間の早さに呆然としてしまいます。今回は新卒特集ということで、ざっくりと下記の内容でお話しできたらと思います。
▼目次
1. どうしてゲームプランナーに?
2. オセロニアチームでの業務について
3. プランナー2年目に向けて
1.どうしてゲームプランナーに?
いきなり家庭事情に踏み込みますが、わたしには年の離れた姉がいます。その姉からゲームを買い与えられていたこともあり、幼い頃からゲームに触れる機会がありました。プレイ中の謎が解けた達成感や世界観に浸れる感覚にハマり、成長するにつれ緩やかにのめり込んでいったのだと思います。
しかし、当時「ゲームを作りたい」という強い意志はなく……。絵を描いたりポスターを作成したりなど創作活動が楽しかったので、大学では己の欲望に従いデザイン領域を学べる環境に身を置いていました。
いよいよ就職活動が始まるぞ!と意気込んで就活情報を調べていく中、「企画」と「ゲーム」という自分の好きなモノ同士が組み合わさった職種「ゲームプランナー」を発見しました。
「これは絶対に楽しい……」
情報収集中に見つけたゲームプランナー講座にすぐさま申込み、紆余曲折を経て現在オセロニア運営チームで働いています。ノリと勢いを大事にしていこうと思い直した就職活動でした。
2.オセロニアチームでの業務について
実際にオセロニアチームでプランナーとして働き始めて1年間、一体何をしていたのか大まかに振り返ってみます。
<今年1年の流れ>
・4月
全体研修後、オセロニアチームにアサインされる
・5月〜7月
プランナー業務を学びつつ、オセロニアをプレイしまくる
初担当イベントのリリースに向けてひたすら頑張る
・8月〜10月
大型イベントに一部携わり社会人の辛酸を舐める
ダイマスに初到達
・10月〜2月
超大型イベントに携わり毎日てんやわんやしながら過ごす
・3月〜
一旦落ち着きを見せ始めたので来年度に向けて気持ちを整える
<今年1年で携わってきたイベント抜粋>
・強駒パレード
(エルティナ、カリスが新登場した強駒パレードが初担当イベントでした!)
・超駒パレード
・私立オセロニア学園
・オセ★ドルフェスタ
・5周年大感謝祭
オセロニアチームに入ると、まずオセロニアをひたすらプレイしまくるところから始まります。「デッキ」という概念のあるゲームを初めてプレイしたので、先輩方にたくさんアドバイスをいただいたり対戦してもらったりして「オセロニアの面白さ」を吸収していきました。
今見るとなんとも微笑ましくなる初期デッキです。(左図)
画像を共有してアドバイスをたくさんいただきました。(右図)
その傍らでプランナー業務を学びます。わたしはゲーム内でイベントの企画全体を進行するチームに所属しているので、企画検討から仕様書作成、キャラクターを作るバトルチームなどの他チームとの連携が主な業務となります。8月頃までは覚える事に手一杯となってしまいました。
ある程度業務を把握できるようになった10月頃から、
「どうしたら喜んでもらえるかな」
「どういった施策が望まれているんだろう」
と「オセロニアンの皆さんにゲームを届けている」意識が芽生え始めました。
いちオセロニアンとして楽しんでプレイできるようになったからこそ「自分と同じように楽しんでくださっているオセロニアンの皆さんに、最大限面白いものを届けたい」と強く思うようになったのだと思います。大型イベントに携わっている最中は、リリース後のオセロニアンの皆さんの反応を想像しながら、ああでもないこうでもない…と悩んでいた記憶があります(笑)
実際にリリースされた後は、次のイベントの企画で活かせるようにSNSでの反応をひたすら確認しています。喜びの声はもちろん、改善点などもしっかり受け止めることで、「より面白い企画作りに近づける」と強く実感した1年でした。
3.プランナー2年目に向けて
ついに社会人、プランナー2年目となります。1年目で得た意識を大切に、より楽しんでもらえるようなイベントのリリースを目指して頑張っていきます。
そして、2年目以降の密かな楽しみは「リアルイベントでオセロニアンの皆さんに会うこと」です。
リアルイベントに参加していた先輩の中には、「実際にオセロニアンの皆さんと会うことで企画に対する心持ちが変化した」と話す方もいらっしゃいました。実際に会うことで、テキストでは伝わりきらない熱量や意見を受け取れることがあるのではないか、と思っています。
社会情勢により先行き不透明ではありますが、いつかのリアルイベント再開を信じて、ゲームのイベント盛り上げに最大限注力していきます!ここまで読んでいただきありがとうございました。
②直感で決めたDeNA……まったくの未経験からオセロニア運営でアナリストとして成長!
こんにちは!逆転オセロニアでアナリストとして働いていますゆです。
今回は
1. 新卒入社〜オセロニアチームで働いてみて
2. オセロニアの面白さってどこにある?
という2つのテーマでお話します!
(分析チームの仕事に関しては、以前のnoteで私の先輩が詳しく記載してくださっているので今回は割愛します!笑)
1. 新卒入社〜オセロニアチームで働いてみて
私が2020年に新卒で入社して逆転オセロニアでアナリストになるまでの流れをざっと話すと、
・大学時代は自由気ままに生きて趣味に没頭
・人生初の面接がDeNAで、ビビッときて「ここに行きたい!」と直感的に思った
・自分の考えていること・経験を素直に話したら無事内定
・(結局就活は1社しか受けてません…泣)
・特に配属先の希望もなく、どこでも良いよ!スタンスだった
・気付いたら「逆転オセロニアの分析チーム」として配属されていた
・スマホゲームをやり込んだことは一度も無い
・アナリストとしての知識は0
・しかもフルリモートワークが決定
というなんとも言えない感じで社会人1年目がスタートすることになりました(笑)
最初はオセロニアの楽しみ方もイマイチ分からず、アナリストとしての業務にもついていけず…という感じでした。。。ただ、7月頃からシーズンマッチで勝てるようになり、ダイマスに行ったことで徐々に仕事も楽しく進められるようになりました!(単純)
そこからはオセロニアもやり込みつつ(7月からずっとダイマスです!)、分析の仕事もやりつつで、気付いたらあっという間に年度末になっていた…という感じです。
(↑最近よく使っているデッキです!)
1年弱オセロニアチームを見ていて思ったことをざっと書くと、
・チームの皆さんがオセロニアをかなりやりこんでいる
・新たなリリースがある度、オセロニアンの皆さんの反応をかなり細かくチェックしている
・けいじぇいさんを筆頭に対戦環境改善への熱量が高い!
こんな感じです!特にオセロニアンダブルスにスタッフとして参加した時に、オセロニアンの皆さんたちのプレーに熱狂していたのが印象的でした!
2. オセロニアの面白さってどこにある?
皆さんは逆転オセロニアの面白さってどこにあると思いますか?
・勝った時がとにかく気持ちいい!
・ガチャで強いキャラを手に入れるのが楽しい!
・オセロニアン仲間とワイワイできるのが楽しい!
・キャラが可愛い/かっこいい!
・強い人と戦っている時が楽しい!
などなど…人それぞれだと思います。
私は「バランス」にこそ根本的な面白さがあると思っています。
「デッキの強さ」
「運」
「実力」
「対戦環境」
・駒が揃っていてもS駒引けなかったり、打ち手を間違えてしまうと勝てない。逆に駒は揃っていなくても運良く手駒が揃ったり、盤面が取れると勝てる。さらにそこに有利対面・不利対面など環境が影響してくる。
・駒が揃っていない人でも「デッキの工夫・デッキ読み・打ち方・運」次第では強い人にも勝てる可能性がある。
この4つの要素の絶妙なバランス感こそが、オセロニアに一種の中毒性をもたらしているのだと私は考えています。
あくまでこれは私一個人の意見なので、皆さんが考える「オセロニアの面白い部分」を是非聞かせてくださいね!
終わりに
実は私、3月で逆転オセロニアチームを離れ、別事業のアナリストとして仕事をすることになりました。(会社内の異動です。)逆転オセロニアを楽しみながら仕事をしていた私にとっては残念な気持ちもありますが、この経験を活かして先に進みます。
オセロニアがもっと長く愛されるゲームになれば良いなと思っています!最後まで読んでいただきありがとうございました。
③看護専攻からの転身!? 人の喜び、楽しみを知りたい!
初めまして。イベントオーナー1年目のみっくです。
▼目次
1. やってきたこと
2. 配属のきっかけ
3. この1年を通してよかったこと
4. この1年を通して苦労したこと
5. 次の1年に向けて
1. やってきたこと
この1年でハロウィンや年末年始など、9つの施策のオーナーを担当しました。イベントのコンセプト決めから始まり、具体的な施策に落とし込むための仕様書・ゲーム内のニュース原稿の作成、他チームへの依頼、データ作成、品質チェックへの対応など……。他のチームと細かくやりとりをしながら、イベント全体が問題なくリリースされるよう推進する役割を担っています!
▼ハロウィンのストーリーニュース
吹き出しを使ったニュースを新規提案し、UIチームに実装していただきました。会話の内容はシナリオチームに監修していただきながら、私が作成しました!楽しかったです。
2. 配属のきっかけ
大学では看護を専攻していました。患者さんとの関わりの中で、
「人が喜ぶもの、楽しいと感じるものは
どういう仕組みでできているんだろう?
どうやったら自分も作れるだろう?」
ということに興味を持ち、エンタメ系の部署を志望してゲームのオセロニアチームに配属となりました。
3. この1年を通してよかったこと
この1年で予想以上によかったことは、フルリモートでも人間関係をつくることができたことです。特にメンター・チューターの方々は、私の育成を最優先にし、真剣に向き合ってくださっていることが画面越しでも伝わってきました。実はまだメンター・チューターの方々にリアルでお会いしたのは3回のみ……。
「隣の机で業務」をしたことがない中で、私の性格を知り、弱点やアドバイスを伝えることに難しさを感じることもあったかと思います。さらにオセロニアチームの皆さんは、本当に、本当にお忙しい……!それにも関わらず、毎日30分を割いて私のタスク整理や悩み相談を聞いてくださっていました。リモートでは基本的に業務中の雑談がないので、この気楽にお話できる時間があって安心できました。
▼ダイヤCにあがったとき、メンター・チューターの方々に報告してお祝いしてもらいました!
4. この1年を通して苦労したこと
もともと「ゲームが趣味」というわけではなかったので、ゲームの経験・知識が同期に比べて非常に少なく、最初は先輩方のいろんなゲームの雑談についていけませんでした…正直、ゲームに興味を持ち、時間を割くことにも前向きになれない時期が長く続いて苦しかったです。
プレイングの面でも、同期が9月には皆ダイマスになっていく中で、自分は伸び悩み(まだ最高でダイヤAです💦)、「企画職にもゲームにも向いていないな、結果が出せないな」と劣等感を感じることが多かったです…悩んでいるときは内向きになりがちなので、同期や先輩、学生時代の友人に相談するように意識し、励ましてもらったり刺激を受けたりしながら、進んできた1年でした。
5. 次の1年に向けて
いよいよ後輩が入ってくる時期になりました。正直まだ知識・技術を知ることがメインで、「自分で編み出した知恵」のようなものがあまりないので、自分だからこそ教えられることはあまりないかも…と思います。
ただ、「入社からずっと1年間フルリモート」という環境を経験した唯一の世代なので、同じ経験をするであろう1つ下の新卒とはたくさん話をして、緊張や孤独感をなるべく和らげられたら、と思っています。
自分自身については、もっとオセロニアンの皆さんに喜んでいただける、面白い企画を作れる「企画力」をつけると同時に、自分の強み・弱みを知り、それを活かした仕事のやり方を見つけていきたいです!
④趣味からの跳躍! DeNAのオリジナルタイトルでやりたいことを貪欲に
今回は新卒回ということで、オセロニアに新卒としてどうやって配属されて、今実際どんなお仕事をしているのかなどのお話をさせていただきます!
▼目次
1. オセロニアに配属されるまでは?
2. 新卒1年目で何したの?
3. オセロニアどれくらいやってるの?
4. 2年目からは何やるの?
1.オセロニアに配属されるまでは?
オセロニアチームに配属されるためにはまずオセロニアを運営するDeNAに入社している必要があるのですが、自分は特に社内でのインターンやアルバイトには参加していなかったので普通に書類選考や面接を受けて入社をしています。(因みに学生時代は普通に理系の研究室で研究をしており、ゲームに絞った専門的な教育などは受けてません)
面接では趣味で描いている漫画の話をしたりそのキャラクターを用いたグッズを見せたり、結構包み隠さず自分を押し出していました。
今思うと若干恥ずかしさもありますが、まず自分を知ってもらわないことには選考も何もないと思っていたのでもう一回やれと言われても同じことか、もう少し突っ込んだことをすると思います。(シャツにプリントして着ていくとか)
その後内定を頂き、実際に入社した後は2~3週間の研修の後オセロニアチームに配属を言い渡されました。オリジナルタイトルを希望していたことを汲み取っていただけたのかな?と思っています。
当時、オセロニアは名前は知っていたもののプレイしたこともなく、且つ対戦ゲーム自体にそこそこ苦手意識があったので正直驚いていましたが、今では日々の対戦に一喜一憂する一オセロニアンとして毎日プレイングを楽しんでいます!
2.新卒1年目で何したの?
早速問題なのですが、新卒でオセロニア配属となりもうすぐ1年になる自分がその1年間で担当した業務は以下の内どれになると思いますか?
1. 季節イベント(ハロウィンやニューイヤーなど)配布駒(コスト15の駒)の設計
2. 2021 1st SEASON開幕超駒の設計
3. チャンピオンシップのアップデート及びリリース管理
4. スキルバッジのなど対戦環境管理の進行
5. チーム内定例会の司会及びアジェンダ管理
6. 新規機能(プレイヤータグなどの新しく追加されるコンテンツ)の設計
7. オセロニアンダブルスなどの当日スタッフ
いやいや新卒だしそんな超駒とか設計できないでしょ…となるかもしれませんが、コレ正解は「全部」になります。
もちろん一度に上に上げたような業務すべてをこなしているわけではないですし、また「超駒の設計」といっても自分ひとりでパラメータやスキルを決めているのではなく、レベルデザインの別の担当者の方々と何度もレビューやテストプレイを重ねチームとして駒の設計を行っており、自分ひとりですべてを決めている業務は殆どありません。
ただ特徴として、プランナー側に検討の自由度が比較的高く与えられており、やりたい!と思ったことを任せてもらいやすい環境があるのかな?と思っています。
もし将来ゲーム会社で働いてみたいな…という方がいたらその会社が扱っているタイトルをよく調べると良い選択につながるかもしれません!
一番最初に担当したキャラ性能設計はこのいちこちゃんでした…
対戦で出されると感慨深いです(取れる位置に出されたらもちろん返しますが)
3.オセロニアどれくらいやってるの?
新卒で入って一年で色んな業務に関わっている…となるとちゃんとオセロニアを遊んでるの?という疑問を持つ方も居るかもしれませんが、ちゃんと遊んでいます!
特に自分は配属当初からバトルチーム(キャラの性能設計や対戦環境整備など、対戦コンテンツに主に携わるチーム)の所属だったので、早くキャッチアップをすべくバトルチームの先輩方にもビシバシ鍛えていただきました。
シーズンマッチでは可能な限り早くダイマスに上がり環境の把握をし、カップ戦やチャンピオンシップもしっかりプレイしています。シーズンマッチはまだまだダイマスとダイヤAを反復横とびしている様なスキルですが、去年の2020 3rd SEASON チャンピオンシップは3桁に入れていたので非常に達成感がありました!(一生チームの他の方と成績を見比べていました(笑))
ありがとうハルアキ。
ラニを最初のスタートダッシュガチャで引いていたので一番馴染んでいるのはラニ混合で、今でも無補正やATKアップ系だとよく使っています。2月のデュエボもしっかり回してキャラは大体集めたのですが、肝心の普通の火炎駒が集めきれていないので次に使いたいのは火炎デッキです。後ローディとナウラを引くだけになってからが何故か長い…
4.2年目からは何やるの?
一年前は「闘化って何?」「オーラ1.3倍とオーラ1.4倍でそんなに変わる?」みたいなペーペーの素人でしたが、一年間プレイングも業務も色々教えていただきつつこなしてきたので、2年目からはもっと色々なことができればな……と思っています。
メインの担当業務であるキャラの設計などはまだまだ行っていきたいですし、「チャンピオンシップなどの既存の対戦コンテンツをもっと楽しんでもらうためには?」「オセロニアンの皆さんをワクワクさせられるような新しいバトルはあるか?」など、オセロニアのことを1年学んだ今だからできることをどんどんやっていきたいです!
これからも皆さんに素敵なコンテンツをお届けできるよう2年目も頑張っていきますので、今後とも逆転オセロニアをよろしくお願いいたします!
2年目最大の”夢”は季節トネルムの性能設計です(狂気の3連ホーム画面)
個性豊かな新卒からオセロニア運営も刺激を受けています。
みなさんご存知のけいじぇいPをはじめとして……DeNAでもちょっと変わった「オセロニア運営」。個性豊かな新人が入ってくることで刺激をうけて、停滞することなく変化を続けていきます。
20年度はフルリモートワークという新卒にとってはかなり過酷な環境のなかであるにもかからず、例年どおり徐々にではありますが存在感を示してくれています。
来年からは先輩として、21卒をひっぱっていくのはもちろんのこと、これからの『逆転オセロニア』と異動先でも「オセロニアンファースト=ユーザーファースト」を体現していってくれるんじゃないかと期待しています。
運営チーム ブランディング担当 かじさん
〈次回の配信予定日:2021年4月上旬〉