『白の塔』建築者の話
みなさん、登ってますかー!?
そう、オセロニアで登るといえば、毎月恒例の『白の塔』ですよね。#4 に引き続き、広報担当のこりんが担当させていただきます。
#1 で予告した内容のなかでも反響が大きかったのがこの『白の塔』建築者の話。今回、インタビューさせていただいたのは支配人さんです。
白の塔の企画初期から関わられており、1階から40階まですべてのステージを設計された方!まさに、『白の塔』の建築者さんなのです。
1. 始まりは○○○だった!
まずは『白の塔』が作られたキッカケを教えてもらいました。
支配人「オセロニアには、高難度のソロプレイコンテンツがあります。最凶と絶望なのですが、これを超える“ハイエンドコンテンツ”をプレイヤーさんに提供したいということで企画がスタートしました。」
たしかにソロプレイの難しいステージもクリアすると達成感がありますもんね。最凶や絶望との違いはなんでしょうか?
支配人「絶望は特にですが、特定の駒や戦略が使えるかどうかで難易度が変わってきます。『白の塔』では、それを一歩おしすすめてプレイヤーさんの駒箱の総力戦になるように難易度を組み立てています。いつもは使わない駒やB駒も、総動員してほしかったんです(笑)」
ハイエンドコンテンツとして企画されましたが、最初から『白の塔』というコンセプトだったんですか?
支配人「コンテンツの企画が決まってから、どうやってオセロニアの世界に入れ込もうかなと思っていたら、ちょうど『白の塔』という設定があったので使わせてもらいました。
もともと『白の塔』は、オセロニアの世界の設定の中にあったのです。最初からキービジュアルの背景にも……。
シナリオチームに設定や世界観、登場するキャラクターなど細かい設定を担当してもらうために参加してもらい、『白の塔』として企画が本格的にスタートしました。」
2. 『白の塔』は、オセロニア世界の創生の秘密
2017年10月頃、企画当時の資料を見せてもらいました。
そこには、かなり衝撃的な白の塔の真実が書かれていました……。
▼門外不出、企画初期の設定資料より一部抜粋
しかし、まだゲーム内で明言されていない設定なので、ここでお話することはできません;;
でも、粘りに粘って公開できる部分だけちょっとだけ……
・『白の塔』とは、「白の大地」の中央に突き立つ巨大な建造物
・そもそもは「塔」として建てられたものではない
(一体その正体とは…!?)
・『白の塔』の存在は、世界創生の秘密である
・太陽と月が存在し草木が生い茂る恵みの大地「白の大地」と、年中薄暗く、草木が育ちにくい不毛の大地「黒の大地」が形成された当初から存在している
・天界の者だけが塔の管理を許されている
3. 「フェリヤ」「心核の守護者」は何者?
次は、『白の塔』の報酬でもあるフェリヤと心核の守護者についてです。
▼フェリヤ
白の塔に封印されていた謎の少女。
自分が何者かも、この世界のことも何も知らない。
そのためか好奇心が非常に強く、無垢な子供のような言動が目立つ。
胸に開いた不思議な穴や、どの種族にも属さない外見など、
あらゆる点で謎に満ちた存在。
自身の姿が周囲と異なる事に、本人は密かにコンプレックスを抱いている。
※このパネルは、2018年9月頃DeNAの受付の特設展示として
飾られていました。
【「フェリヤ」の設定一部】
・強すぎたため、胸の心核を抜かれた状態で白の塔に封印された
・生まれてすぐに封印されたため、子供っぽい
▼心核の守護者
【「心核の守護者」の設定一部】
・塔を守護している
・“心核”=封印されし力がある
胸にハートの穴があいているフェリヤですが、実は『白の塔』限定のギミック駒である「ミデン=ノヴィル」も胸に穴があいているんだそうです。
胸にハートの穴のある無しは、非常に重要な設定とのこと。同じようなキャラクターが登場したら要注目ですね。
闘化フェリヤは素材として心核の守護者をたくさん使いますが、そうすることで胸の穴に心核を取り戻し、非常に強い力も取り戻したことが表現されていたんですね。
キャラクターイラストをよくみるとたしかに、闘化フェリヤの胸には穴ではなくハートっぽいものが光っています。
4. 『白の塔』 匠のこだわり
それでは、建築者にステージ設計のこだわりを聞いていきましょう!
支配人「難易度としては、
・1~10F 初心者向け
・11~15F 中堅、ゴールドクラス向け
・16〜20F プラチナクラスレベル
・21F〜25F 以降は難しめのイメージ
・26F〜30F 絶望レベル
・31F〜 絶望よりも難しいレベル
として設計しており、白の塔が登場した最初の月は、この企画を担当したチームでも2~3割りしかクリアできなかったという、まさにハイエンドコンテンツでした。」
Twitterでも攻略情報がかなり盛り上がってましたね。
支配人「階層毎の難易度を保つために、改修を行うこともあります。大幅な改修は35階から40階に伸びたときですね。」
ステージのコンセプトはどうやって決めているんですか?
支配人「2パターンあります。「特定の駒を輝かせるパターン」と、「スキルをフィーチャーするパターン」です。
特定の駒を輝かせるパターンでわかりやすいのは35階ですね。オセロニアの勝利の女神である『ニケ』を活躍させたかったので、最後にニケで大ダメージを与えて大逆転ができるステージをめざしました。
▼「[勝利の女神]ニケ(S+)」
ニケのスキル発動条件がHP5%以下なので、うまくこの発動条件をつくりだせる敵キャラを選んだり、大ダメージを出すための準備として角バフを置きやすくしたり、コストを下げてデッキにいれてもらいやすくしたり、色々工夫しています。
呪いで35階をクリアする方もいるみたいで、プレイヤーさんの発想力に驚いてたりもしています。」
確かに、ニケでふっとばせると気持ちいいステージですね。なかなかうまく進行しなくて、手強いステージでもありますが(泣)
「スキルをフィーチャーするパターン」は、どのステージでしょうか?
支配人「32階は、毒スキルがフィーチャーされています。敵の方ですが……。とにかくアンデッドが途切れないようにしないと勝てない。強駒のログウィランがめちゃくちゃ頼りになりますね。あとチクワ(アンダーランデス)も(笑)」
▼『白の塔』第32階層 ステージの様子
コストの調整も細く設定されていますよね。
支配人「コスト200以上のデッキを編成するために導入しています。攻略のヒントにもなっていたり、攻略難易度もそれで調整したりしています。絶望イベントや最凶イベントの駒が使いやすくなっていたりするのも、普段使わない駒も使ってもらえるようにする工夫です。」
40階まで到達している人は、増えているんですか?
支配人「登りきっている人は、多くはないんですが徐々に増えてきていますね。新しいキャラクターやスキルも追加されていて、それに伴って当初は想定していなかった新しい攻略法なんかも生まれているようです。
報酬は豪華なので是非チャレンジしてほしいです。報酬にもコンセプトがあって、キャラクターを強化するための素材を沢山入れるようにしています。登って手に入れたエリクシール、アンブロシアで駒を強化して、もっとオセロニアを楽しんでもらえると嬉しいです。」
5. 『白の塔』は40階が最上階?
今は、最上階が40階ですが、次の建築の予定はないのですか?
支配人「『白の塔』を伸ばしたい!という想いはあるんです。新しいスキルも追加されているので、火炎や呪い移し、天楔が輝くステージを作りたいなと。まだまだ企画検討中なので……すぐにとはいかないのですが。」
『黒の塔?』を建築する予定はないんですか?
支配人「建てたい……ですが、ソロプレイのハイエンドコンテンツとしては『白の塔』が役割を担っていて、同じような内容で建ててもオセロニアらしくないから、新たな奇策が必要ですね(笑)」
毎月当たり前のように登っていたものの、「『白の塔』と親しみをもって呼んでいるけど、一体何者なんだろう?ゲーム内で背景が明かされていないなぁ、気になるなぁ……。」との疑問から、本企画をはじめました。
建築者の支配人さんから、ハイエンドコンテンツとしての緻密なバトル設計に加え、オセロニア界の創世を担うほどの大事なキーパーツであることや、「フェリヤ」など『白の塔』限定キャラクターの制作背景まで教えてもらい、終始驚きに満ちたインタビューとなりました……!
オセロニアンの皆さんが今後『白の塔』を登る際に、少しでもこの世界観や背景を感じながら、バトルを楽しんでいただけましたら嬉しいです!
運営チーム 広報担当 こりん
〈次回の配信予定日:2020年7月30日(木)〉